機械割と出玉性能について | ミズーノの戯言

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業界観察ブログ&ボヤき

皆様こんにちわ

戯言のお時間です。



西陣の最新機種「ミラクルずきんちゃん」が登場。

打てば打つほど好きになるメーカー「西陣」

この「ずきんちゃん」でありますが

同社の「春一番こいこい8でありんす」と比較しても

甲乙付けがたいレベルの面白さ。


西陣といえば「甘いゲージ」が特徴ですが

今作も遊技者に優しいゲージ構成。

右ゲージは従来通りの電チュー2個返しだけでなく

フロック部分の釘構成に見直しが入ったのか

ベル薔薇や織田信奈よりも入賞し易くなっており

新基準の中でも全くストレスを感じない設計。


まぁ、中には全くそれらを体感出来ないという人もいそうですが

一応西陣の機械には「甘いゲージを活かす打ち方」が存在しており

それらをフルに活用した際の潜在回転数は結構なモノ。


例えば「ずきんちゃん」ですが

西陣ゲージの特徴をそれなりに理解している人であれば

無知識の遊技者と比較した場合で

1K辺りの回転数+3回 ボーダーは2回転弱下げれそうな気が。

結果的にトータルで1K5回転前後のアドバンテージへと繋がり

本来であれば「回収台」の台であっても

技術を駆使すれば「勝てる台」へと姿を変えるわけです。


特に「ずきんちゃん」は電サポ70回となっており

技術介入の恩恵が他の西陣機種よりも際立っている印象。

久々にパチンコで面白い台が出たというか

2016年に登場した機械では個人的にTOPかも。



絶望だらけのベース対応機でありますが

お世辞ではなく、西陣の機械を打つとホッとする感じ。

「ベルばら甘」や「織田信奈甘」も良く打ちますが

パチスロと違って飽きが来ないですよね、パチンコって。



そして、ずきんちゃん同様に最近ハマっているのが「ベルばら甘」



最初は演出面に疑問を感じたりもしたのですが

演出のパターンが分かってくるとジワジワ面白いのが西陣。

特に甘デジの場合は重要なポイントさえ抑えていれば

普段は全く期待出来ない弱リーチでも激アツになったりと

当たりを確信してコーヒーを買いに行ける瞬間が多いわけです。

戻ってくるタイミングで図柄が揃うみたいな感じで。


3年くらい前から本格的にパチンコ稼働を増やし

試行錯誤しながら色々と試し続けてきたわけですが

現在はそれなりに安定した収支を残せるようになり

技術的にも3年前とは大きく進歩した気がします。


最近はジャグラーばかり打っている自分ですが

ジャグラーの中間設定でコツコツと期待値を稼ぎ

飽きてきたらパチンコに移動するという感じ。

どちらも時給換算では似たようなレベルなので

気分で打ち分けているというのが実際のところですね。



暗い話題ばかりのパチンコ・パチスロ業界でありますが

先日、自分の心をホッコリさせるニュースを発見。



五輪金メダリスト 高橋尚子 パチンコ「リング」にて大当たり50回超え!

何と11時間稼動で4万発以上を獲得するという大勝利!!


シビレますね、このニュースは。



記事を読んでいる感じでは

五輪前のオフに終日パチンコ屋に入り浸る的な

ネガティブイメージを植え付けようとしているのでしょうが

本人は終日パチンコをしていたことを記者に問われた際

「自分はパチンコが大好きであり、オフの日の趣味の1つである」

こんな感じのニュアンスで答えていたんだとか。


救世主が出現!



自分の中での高橋尚子評価は一気に急上昇。

まさに角のチェリーが中段に昇格した感じであります。

たまらねぇ!たまらねぇ!


高橋尚子と言えば「Qチャン」の愛称で親しまれ

最近ではリオ五輪の閉会式映像にも登場する等

世界的な知名度を有する超TOPアスリート。

世界の頂点に立つどころか、世界記録も更新した「超人」であります、


そんなQちゃんでありますが、趣味は本当にパチンコらしく

それらに関しても以前から隠すことなく口外していたとのこと。


素晴らしい。


芸能人やプロスポーツ選手の中にもパチンコやパチスロを趣味とし

オフの日にはお忍びでホールへ足を運ぶ人も多いわけですが

どうにもパチンコやパチスロの世間的なイメージが悪いため

大きな声では言えず、コッソリと趣味にしている人が多い印象。


が!


Qちゃんはそのマイナスイメージを気にすることなく

正直に受け応えたというエピソードに感動。


ハッキリ言って、Qちゃんレベルの知名度になると

その多忙さは一般人とは比較にならないことが想像され

私生活でもオフの日はほとんど存在しておらず

時間を気にせず終日パチンコを打つことが出来る機会というのは

それはもうレアだと思うわけです。


そんな中で、久々のオフをホールで過ごし

プロの世界であれば期待値2万ラインとなる11時間稼働を達成!

差玉は何と4万発以上と完璧すぎる内容。

他人の勝利には興味が無い自分であっても

これに関しては大声で「おめでとう」と言いたい!


この記事は戯言のネタになると思い

個人的にQちゃんが現役時代に残した名言を調べてみたところ


名言1「負けることが恥ずかしいとは思ってません」


確かにその通りだ。

パチスロで負けることは恥ずかしいことじゃない!

負けた時ほど胸を張れとカイジにも書いてあったし

慶次は負け戦ほど面白いらしいので、恥ずかしいことではない。

多分、Qちゃんがこのコメントを口にした際に頭に浮かんだのは

人生で初めての10万円負けを経験した帰り道の記憶だろう。

これはパチ・スロ遊技者へのメッセージだった可能性大!?


名言2「痛い目にあったとしても失敗すらできない人生よりずっと楽しい」


10万円負ける時もあれば逆もあるのがパチンコ。

痛みを知るからこそ自制に繋がるのは人生だけでなくパチンコも同様。

普段の負けがあるから勝利を心から喜べるということを

Qちゃんはきっとパチンコで学んだということでしょう。


名言3「私は褒められると弱いので、いいぞと言われると嬉しくて頑張る」


Qちゃんはリングを打って大勝したということでありますが

恐らくこれは「高尾」や「ニューギン」マシンへの皮肉でしょう。

過剰に煽られることで投資を促進させられ収支が荒れて困る!

でも、煽られると当たるのではないかと期待して追加投資してしまう

リングを選んだ理由は高いST突入率を優先したのかも!?



名言4「人以上やって人なみ、人の倍以上やってようやく…」


これはパチプロであれば、恐らく誰もが共感でしょう。

8時間労働が一般的な社会において、11時間稼働が一般的。

これで一般的なサラリーマンと同程度稼げるレベルであり

更なるプラスを目指すためには人を倍に増やすしかないという

Qちゃんからの代打ち依頼検討中のプロへ向けたメッセージかも。


名言5「ちょっとだけ頑張ることを、毎日続けてみよう」


ちょっとだけ頑張るといえばやはり「パチンコ」

楽をして稼ぐとか、そんなイメージを持たれていますが

当然ボタン1つでホールに到着するわけではなく

ちょっと頑張って家を出なければホールにはたどり着けないわけです。

要は、毎日ちょっと頑張ってホールに足を運んでみようってことですね。


Qちゃんは恐らくパチンコでヒントを見つけ

それをマラソンに取り入れることで金メダルを取った。

時には交通費まで使い切ってしまい、マラソンで自宅に帰るという

パチンコを利用したマラソントレーニングもしていたのでしょう。

どうやらこの名言を見る限り間違いなさそうですね。



いや、実に素晴らしい!



この記事を読んだことで、高橋尚子のファンになりました。

是非、将来政治家になってパチ&スロ業界を救ってほしいですね。



ということで今回のテーマ

テーマは「機械割と出玉性能」について



最近、スター列伝の企画で某開発系の方々とお話をしましたが

既に開発が進んでいる現状を伺う感じでは

やはりというか、開発側も厳しい印象を受けている様子で

特に「出玉性能」部分には苦戦している感じでありました。


SBJ2やジャッカス、無双オロチといった機種もありますが

あれは5.5号機ではなく、サブ基板管理の実質旧基準機であり

出玉管理が完全にメイン管理へ移行してからというもの

登場した機械は軒並み最高出玉率110%前後。

メーカーが苦戦していることは何となく伺えましたが

最近、ホンの少しだけ出玉設計に変化が表れたのか

注目機種「まどかマギカ2」が本命スペック?である

最高機械割116%に差し替わるという情報が出たり

来月登場の「北斗修羅」も公表値では最高機械割115%と

高い出玉性能を搭載している様子。


が・・・


これ、本当なんですかね?

パチスロ業界の「嘘・大げさ・紛らわしい」は有名であり


過去には鉄拳2ndがART純増1.7枚だったり


バイオ5やミリゴゼウスの純増が公表2.2枚だったり


初代慶次のART純増が1.6枚だったり


喰霊ゼロのART純増が1.5枚だったり、設定6の機械割が115%とか


ペルソナのARTが期待値1000枚とか


これらは全てメーカーの公表値。



後に、実は「あのART純増はボーナス込み」だったとか言われたところで

遊技者からすれば「最初に言え!」という感じでしかなく

メーカーの公表値とは実に眉唾モノであります。


しかし、純増詐称や期待値詐称というのは

実際に打てば遊技者に見破られてしまうだけでなく

結果的にマイナスイメージの要因となってしまうこともあり

一時期に比べ減って来たような気がしている人も

遊技者の中にはそれなりにいるのではないかと。


が・・・


AT機が登場してからは、純増詐欺等は減ったものの

設定6の出玉率詐称は余計酷くなっている気が。


そもそも、設定6というのは基本的に使われない設定であり

1度も6が投入されることなく撤去されるケースが大半。

極まれに投入されたとしても、公表値110%程度の設定6が

ホール割で107%程度であってもホールは気にしないわけです。


しかし、最近はインターネット生放送等や

注目度の高い大型版権のパチスロ化の影響で

個人で実機を所有するケースが以前よりも増えており

機械の設定6挙動をチェックするのは容易。


実際、ニコ生やニコ動が既に巨大なホール規模に膨れ上がっており

ギアス2やシンフォギアを販売と同時に購入した人も存在。

人によってはホールと同じ日にTOP導入なんかも珍しくありません。

まどマギ2を予約している人も少なからずいるのではないかと。


遊技者の好みは十人十色ということで

全体を見渡せば、おおよその機械の設定6挙動は確認可能。

更に、これは実機を所有した人でなければ分かりませんが

家スロの場合はデフォルト設定が6に固定されやすく

生放送=設定6という図式が成り立つわけです。


だからこそ気になるというか

明らかに公表値と乖離した出玉率を出している機械が多く

公表110%を謳っていても、数万ゲームの累計が105%前後とか

ビックリするくらい多いんですよね、ええ。


もちろん「事故待ち」と言われる機械であれば

数万ゲームの試行であれば、その程度の誤差は発生すると思うわけですが

119%近い機械割を発表しておきながら

50万ゲーム以上回して113%前後となると話は別であります。


その辺りの話を含め、開発関係の方々に訪ねてみたところ

どうやら「リプ抜き機械割」説が濃厚とのこと。

一般的にメーカーが公表している機械割は「リプ込み機械割」であり

雑誌関係や解析サイトに記載される数値はだいたいこれ。


リプ抜き機械割を知らない人もいるかもしれませんが、簡単に説明すると

リプレイというのは規則上「小役」という扱いではなく

あくまで「再遊技」という特殊な役として扱われており

保通協に持ち込む際の機械割算出というのは

リプレイを含まない機械割というのが一般的とのこと。



数値関係は自分も詳しくありませんが、もう少し噛み砕いて説明した場合

保通橋にリプレイを含まない状態で機械割115%前後の機械を持ち込むと

結果的に110%前後の機械に仕上がる感じらしいです(※リプ込み割)


仮に公表値115%が本当の機械割だった場合

保通協に持ち込む段階で機械割が120%を超えてしまうらしく

普通にルールを守った場合であれば絶望的な適合率なんだとか。


以前はサブ基板管理だったこともあり

この辺りを上手にクリアしていたらしいのですが・・・

現在は完全にメイン管理の時代。


機械の出玉関係プログラムは全て晒されてしまうため

悪い事をしようにも出来ない状態なわけです、はい。

一時期話題になったタイマー的な要素もメイン管理では不可能。

この状態で高機械割を実現するというのは至難の業であり

その結果、現在の110%という数字が最高レベルになるんだとか。


まぁ、ユニバーサルやサミーに関しては

明らかに他のメーカーと異なる出玉設計が以前から目立ち

業界人の中にも疑問を持っている人間が多いわけです。

もちろん、実際に登場した機械がバジシリーズのように

嘘偽りない出玉率を搭載しているケースも数多くあり

「出玉率=メーカーの力」という見方も可能。


今回の「北斗修羅」や「まどマギ2」の公表値が本当ならば

5.5号機が多少は活気付きそうな気もしますが

仮にこれらが疑わしい数値だったら・・・結構ショックですね。



パチスロを打っていれば分かりますが

115%を超える出玉率というのは遊技者にもそれなりの手応えがあり

高設定だろうという感触を実感できるレベルの出玉率。

出玉率が高ければ良いというわけではありませんが

遊技者をホールに足を運ばせるための「期待感」としても重要な要素。


北斗やまどマギ2の出玉率がどのように算出されているのか不明ですが

1人の遊技者としては、全力で期待したい気持ちがあるというか

パチスロ業界の未来を背負った重要な機械であることは事実。


どうか遊技者の期待を良い意味で裏切るような

面白くて出玉が出る機械であることを期待したいですね。


ということで今回の戯言は終了。

次回の戯言でお会いしましょう。