ベトナムを読むニュース 2014年8月29日 | ベトナム人技術者三段活用

ベトナム人技術者三段活用

ベトナムは、あのアメリカに勝ち得た唯一の国であり、優秀な人材が多く輩出していますが、一方で共産国であるため、人件費は格安なままになっています。その間隙を縫ってビジネスモードに変えていくことをかんがえてみませんか?

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◆OGMEC、石炭開発事業2件の覚書を締結で無煙炭の安定供給へ

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC:東京都港区)はこのほど、ベトナム石炭鉱産グループ(VINACOMIN)と、東北部クアンニン省バクスイライ地域を対象とした石炭地質構造調査の共同実施に関する覚書、及びベトナムにおける石炭産業の持続可能な開発に向けた日越共同調査事業に関する覚書を締結した。 

ベトナムは現在、日本にとって主要な無煙炭(最も石炭化度が進んだ石炭で、高燃焼比が高く、鉄鋼原料として用いられる)供給国の1つとなっている。2012年にベトナム政府が承認した石炭開発マスタープランでは石炭生産の拡大を計画しているが、需要予測では2015年頃に石炭輸入国に転じると見込まれている。
 これを背景に、ベトナムから高品質無煙炭を安定的に確保するための対策として、JOGMECとVINACOMINは下記2件の共同調査を実施する。 

1件目は、無煙炭のポテンシャルが高い同省クアンニン堆積盆に位置するバクスイライ地域を対象とし、ボーリングなどを実施して同地域の石炭資源量を評価する石炭地質構造調査を3年間にわたって行うもの。同地域では既に、ベトナム政府の探査によって品質の高い無煙炭の賦存が確認されているほか、貯炭場や積出港などの既存設備も近隣に整備されており、開発ポテンシャルの高い地域として期待されている。なお、将来的に同地域で商業生産が開始された場合、JOGMECは採掘された無煙炭をその時の市場価格で毎年一定量購入する権利を有している。

2件目は、ベトナムにおける石炭資源の有効活用と環境負荷に配慮しつつ、石炭火力発電、環境対策事業などを効率的に組み合わせた、石炭関連産業の将来計画(クリーンコールタウン)を策定するもの。ベトナム石炭産業の発展及びエネルギー需給バランスの向上、ひいては日本への石炭資源の安定供給に貢献するものと期待される。

2012年度と2013年度に実施した事前調査の結果を踏まえて、2014年度は同省ホンガイ地域及びカンファ地域、 同ランソン省及び同タイグエン省を対象とし、クリーンコールタウン計画に係る実行計画を策定する。
 同事業で策定された実行計画を活用する場合、VINACOMINはJOGMECが推薦する日本企業への入札に参加できる権利または交渉における折衝権を優先的に付与されることになる。
(以上ベトジョーニュースから引用)
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呉竹荘がハノイでビジネスホテルをオープン、2015年12月予定

静岡県を中心にホテルや結婚式場を展開する株式会社呉竹荘(静岡県浜松市)が、2015年12月を目処にハノイ市でビジネスホテル「くれたけイン ・ハノイ」をオープンする。 

同社にとって初の海外拠点となる「くれたけイン ・ハノイ」は、敷地面積350m2、延べ床面積3800m2、地上11階・地下1階建てで、客室数は83室。また、ホテル内には日本居酒屋風のレストランを併設する計画もあるという。主に日本人ビジネスマンをターゲットとする方針だ。
 

なお、同社は2013年11月、ベトナムでホテルやレストランなどの不動産管理・運営、不動産プロジェクト管理等を展開するビエンドン不動産会社との間で同ホテルへの共同投資を目的とする「越日ホテル株式会社」設立に関する契約を締結している。
 同社は今後、ベトナムのほか、インドネシアやタイ、韓国などでも日本人ビジネスマンをターゲットとしたホテル事業の展開を目指している。
(以上ベトジョーニュースから引用)
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マイクロソフトベトナム、ダナン大学内にIT学院を開校

米マイクロソフトグループ傘下のマイクロソフトベトナムは22日、南中部沿岸地方ダナン市にあるダナン大学内に、「マイクロソフトIT学院」を開校した。 

同学院は、マイクロソフトベトナムとダナン大学の共同事業として運営される。同学院の生徒はマイクロソフトの講義を受講したり、マイクロソフトの専門書約700冊を利用したりできるほか、マイクロソフトのオフィス2010、SQLサーバー、ビジュアルスタジオなどを学ぶオンラインコース約250コースも受講可能。更に、ICT 技術の学習や教育、研究をサポートする年間制のメンバーシッププログラムである同社の「ドリームスパーク」を1年間無料で利用できる上、学習目的でソフトウェア開発ツールやデザインツール等のインストールも可能となる。
 

開校式典では、マイクロソフトベトナムとダナン大学との間で、IT開発に関して全面的に提携していく合意書も締結された。これによると、マイクロソフトベトナムは同大学の集中型データベース、プライベートクラウド型のデータセンター(Data Center on Private Cloud)の構築を支援するという。
 また、マイクロソフトベトナムは同大学の教員と生徒の間にオフィス365(オフィスソフト、情報共有、スケジュール管理などのためのオンラインサービスを組み合わせたクラウド型の製品)を普及させるほか、同大学付属のソフトウェア開発センターによる、南中部沿岸地方及び南中部高原地方の教育施設でのオフィス365の普及を支援する。
更には、マイクロソフトの技術に基づいたアプリケーションの開発も支援していく方針だ。
(以上ベトジョーニュースから引用)
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ホーチミンの若者に注目される慈善活動「Thue toi di」-その内容は?

8月の初めごろから、「Thue toi di」(意訳=私を雇って)と題された慈善活動が多くの若者の注目を集めている。(ホーチミン経済新聞)

 この活動を発案したのは、ホーチミンでアニメ関連会社を経営するDoan Tran Anh Tuan さん(27)だ。8月の初旬、 Tuanさんは自分のフェイスブックにこのプロジェクトの情報を掲載した。
 「私を雇ってください。最大2時間以内なら何でもします。費用は1時間20万ドン(=約980円)」 部屋の掃除、皿洗い、料理からパソコンのセットアップ、犬の散歩、ベビーシッター、おしゃべり相手、彼氏の役まで、さらに自分のなりわいであるアニメに関連などできることは何でもすると Tuanさんは自己をPRした。もちろん文末に、「法律や社会倫理に反することはしない。または不合理なことは断らせていただきます」とも追記した。

 この活動で得たお金は同市の8区の恵まれない子どもたちのために全額寄付される。友人知人からの依頼だけしか来ないかと思っていたが、想定外に100件以上の仕事依頼が舞い込んだ。   Tuanさんは「いくら稼ぐかは問題ではなく、大事なのは自分のアイデアから何かを体験できること。このプロジェクトはそれを大切にして進めた。一番大きな感動体験があったのは、ハノイの児童病院で脳腫瘍にかかったある子どもを見舞ったこと」と話す。

 このプロジェクトは多くの若者の賛同を集めた。参加登録者もどんどん増加している。参加者も依頼者も慈善を目的としているこのプロジェクトは、若者が自分の空いている時間を有意義に使えると評価された。

 活動が広く発展していく途中だが、 このプロジェクトは現在一時的にストップしている。Tuanさんによると、参加者は個人情報を公開する必要があるため第三者に悪用される懸念が出てきているのと、当初の予想よりプロジェクトが大きく広がったため、本当に慈善目的を明確にして行われているかをコントロールしにくくなったことが原因だ。この2つの理由からこのままの形での進行は長く続けられないことになると考え、一時的にストップした。現在、きちんとした管理・展開の計画を練っているという。このプロジェクトは継続して広がっていくことをTuanさんは確信している。
(以上HOTNAM!Newsから引用)
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今日はこれまで。ではまだ次号でお会いしましょう。

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