犬小屋チャンプルー

犬己那池の、オリジナルの小話やイラストをもさもさ更新するブログ。
最近は、歴史創作(南北朝~戦国時代)がメインになっています。


テーマ:

※注意※

この話は、史実を基にしたフィクションです。

歴史創作・パロディが苦手な方は、撤退してください。







それでも大丈夫な方のみ、以下からどうぞ。↓







私立太平学園高校。

それは、天下太平のために、将来の明君良臣を育てる名門校である。

桜舞う4月、その校門の前に、1人の新入生が立っていた。


「やっと、この日が来た……」


彼の名は、新田義貞。

とある会社の社長令息であるが、倒産寸前のため、家は貧乏である。

それでも、バイトと猛勉強でこの学校に合格した苦学生だ。


「この学び舎で3年間、家を継ぐ者としてふさわしくなれるよう勉学を――ぐふっ!」


今までの苦労を思い出しながら、感涙にむせぶ義貞だったが、突然彼の背中を衝撃が襲う。


「大丈夫ですか!?」


痛みを我慢して振り向けば、黒い高級車が1台停まっている。

ドアが開くと、少年が慌てて飛び出してきた。

自分と同じく、太平学園の制服を着ている。


「ごめんなさい。爺やがブレーキとアクセルを踏み間違えてしまって」


「おーい、若。早くしねーと入学式始まってしまいますぜ」


「待って師直! ――よかったらこれ使って下さい、それじゃ」


「お、おい」


少年は、制服のポケットから取り出した白いハンカチを義貞に渡すと、先程の車から出てきたもう1人の少年の後を追って、行ってしまった。

取り残された義貞は、ただただ呆気にとられていた。

結局、文句を言うこともできなかった……そう思いながら掌中のハンカチに視線を落して、さらに驚く。

そこには、「足利尊氏」と書かれていた。


「足利尊氏……あの男が!?」


精神的な衝撃に背中の痛みも忘れて、呆然となる。

少年――尊氏の去った先をみつめる義貞の耳に、チャイムの音が響いた。


   ***


ついに、テーマに「学園太平記」を追加してしまいました!

基本史実に沿って話を進めながら、ときどき番外編も書くかもしれません。

今のところ倒幕までストーリーを考えているので、応援よろしくお願いします。


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