マドリード映画祭レポート(4) | 映画『じんじん』公式ブログ

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「絵本の里」北海道剣淵町を舞台に人の優しさと親子の絆を描く、
映画『じんじん』2013年春〜全国で上映。現在はオンデマンドサービス等で観ることができます。撮影記録や映画の最新情報をお届けしている公式ブログです。

今年5月にスペインのマドリードで開催された
映画祭に『じんじん』が招かれました!

山田大樹監督、プロデューサーやスタッフが
自費で!?マドリード入り。
同行した道北日報社、五十嵐さんのレポート
今日はいよいよ4日目。いよいよ上映です!

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☆写真はクリック(タップ)で拡大されます。

                

「クアント クエスタ?」(スペイン語で、いくらですか?)

さて上映前の腹ごしらえに、マヨール広場のバルで食事。

マヨール広場は3階建の建物に囲まれた広場で、広場の歴史は15世紀にさかのぼり、マドリードの中心的広場だ。
ここでこの日は何やらイベントが。

揃いのピンクのTシャツを来た女性たちが集まり、何が始まるのだろうと思えば踊りだした。
どうやらスペインで人気のフィットネス番組?の公開イベントのようだ。
1時間以上リズムに合わせて踊っている様子を見ながらの食事。

歴史ある観光地で、こんなイベントが行われるのはなんか、愉快だった。

おっと、なかなか「じんじん」上映にたどり着かない。
お待たせしました、いよいよです。

映画館「シネ・ドレ」では世界各国のフィルム・コレクションがあり、各国の映画が上映されているそうで、日本映画も定期的に上映されているそうで、日本映画を楽しみに訪れた人たちが列を作っていた。
山田監督もサインをねだられ、なかには日本語を勉強しているという若者もいた。


舞台あいさつは上映前に行うのだが、映画祭ディレクターのラフィムさんが、監督だけでなく我々全員スピーチしてくれとのこと。

監督はインド映画祭でのスピーチの冒頭部分をマドリードバージョンにしたもの。
ちなみにスペイン語では「YAMADA」って書くと、「ヤマダ」じゃなくで「ジャマダ」って発音するんですよ。
たびたび「ダイキ・ジャマダ」ってラフィムさんに言われてました。
清水副町長はスペイン語あいさつ集を見ながら事前に用意したあいさつをこなした。

そして自分の番。

あいさつを取材することがあっても自分がこうした場で話すことはあまりないので苦手だ。
「ニホンカラ、キマシタ、シンブンキシャ、デス。アトデ、カンソウヲ、キカセテクダサイ」と日本語であいさつ。
カタカナにする意味はなかった。

通訳のIさんが英語に、ラフィムさんがスペイン語に訳する間にカメラを客席に向ける。
被写体を笑顔にする技(門外不出)を使ったのでマドリードっ子たちも笑顔に。
よい写真が撮れました。


さて、いよいよ「じんじん」が始まった。
日本から約1万5000キロ離れたスペイン、マドリードで映しだされる北海
道・剣淵町の風景。
思えば遠くへ来たもんだ、と感慨ひとしお。


スペイン語字幕での上映なもんだから、字幕を読んでもさっぱりだったが、なんとか分かる部分もちょっと。
「銀三郎」は最初「Ginzaburo」と表記されていたのが、その後は「Gin」になっていた。
「ガマの油」がどう訳されるのか、一番気になっていたのだが、スペイン語字幕なもんだからやっぱりわからない。英語字幕だとどう訳されたのだろうか?誰か教えて下さい。

映画の反応は、笑うところで笑い、しんみりするところで目頭を抑える人たちも。
日本での反応と同じような反応に驚くとともに、親子の絆は世界各国共通なのだなと実感した。


終演後、監督に握手を求める列。言葉は通じないものの「良い映画だったよ」ということは劇場から出てくる人たちの顔でわかるものだ。


おっと新聞記者としての仕事もしなくては。
インタビューは日本語質問→英語通訳→スペイン語通訳と間に2人を挟まなければいけないのだが、15年ほど前に日本でスペイン語を教えていたという女性が!
日本語でインタビューできる!やったぜ!

この映画館には日本映画を上映する時によく来るというその女性は「祖母や母に絵本を読んでもらったこと、自分が娘に絵本を読んだことを思い出した」との感想を教えてくれた。ほんと全世界共通なのですね、絵本って。

その他にも「風景、映像がとても美しかった」などの感想もいただきました。ありがとうございました。

上映も取材も無事終わり、さて打ち上げで飲みましょう!ということになりホテル近くのバルへ。

ところが時差の関係で、ふと気づくと日本時間ではいつも記事を書いている時間なのです。締め切りが近いのです。

「無事、マドリード上映終了おめでとう!」と乾杯をしてからipadで記事を書きます。仕事です。

「五十嵐くんも飲みなよ」
「すいません、締め切り近いのでちょっとまってください」
「いやいや、そんなこと言わずに」
「だからちょっと待って下さいってば!」

とのやりとり、ビールの誘惑を振り切り記事を書き終える!
さて日本に送信!と思ったが電波状況が悪い!
ホテルがすぐ近くだったのでダッシュ!
ホテルフロントのWi-Fiスポットに接続!写真と記事を送信!
ダッシュでみんなの待つバルに戻る!
仕事をしたあとのビールは美味い!


そんなこんなで無事マドリード上映が終了。
5月31日付の道北日報紙面には「マドリードで喝采」の見出しで掲載されまし
た。



                

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