ガレキ部隊。


「そろそろ、名称変更を・・・」とアイディアをFaceBookで募集しておきながら、まだ変更できておりません。


しばらくお待ちくださいませ。。。




ガレキ部隊。


名称変更の理由の1つは、「一般的に想像されるような"ガレキ撤去”の作業でない場合が増えたため」でもありましたが、ここは、文字通り、「ガレキ撤去」でした。




今回南相馬を訪れてみて感じたことの1つは、他の被災地に比べ、大幅に遅れている、ということでした。


市内を車で走っていても、他の地域でみた5月頃の風景に非常によく似ています。




JILCA ~東日本大震災 ボランティア~



被災物が放置されたままの土地。


田畑に乗り上げたままの漁船。




どんどん整備されていく他の被災地を見慣れていると、一瞬、タイムスリップしたような気すらしました。


これが、つい先月避難が解除されたばかりの地域の現状なのか、と衝撃を受けます。




そんなわけで今回のガレキ部隊の作業の舞台も、文字通り、ガレキ撤去 でした。


とある方のおうちの被災物の撤去だったり、


その隣の、畑に埋まった被災物の撤去だったり。


この「被災物(一般的に、ガレキ、と呼ばれるもの)」の大きさが、他の被災地とまったく異なるのです。


遠くから見ても、明らかに、そこにあってはおかしい、とわかる、大きな「物」なのです。


最近、他の地域では見ない光景でした。




JILCA ~東日本大震災 ボランティア~



そのためか、作業もヘビーでした。


「人の手で運べるの!?」と思うような大きなモノをみんなで運んだり、


大きなコンクリートの塊をハンマーでたたき割ったり。


災害初期から活動している被災地ボランティアのベテラン組がそろって「バテた」と口にした、と書けば、その凄まじさがお分かりいただけるでしょうか。




今回のガレキ部隊メンバーの中に、依頼者とゆっくり話せた人がいました。


今回の依頼者さんは、私たちと一緒にガレキ撤去の作業をしておられたので、一緒にいる時間も長かったのですが、1日目のお昼休憩、一人でぽつんと寂しそうにしておられるのが気になって、2日目、話しかけてお昼を一緒に過ごしたとのこと。

素晴らしい行動です。




依頼者さんは今回の災害でご家族を亡くされ、しばらく寝込んでおられたそうです。


3月11日。 偶然遠くにでかけていた依頼者さんが翌日家に戻った時には、家も、家族も流されて、なにも残っていなかった、とのこと。


依頼者さんの心情を思うと、涙なくしては聞けません。




また翌日の活動場所では、ふと見上げると、ポールが立っていました。


そこには、コイノボリが飾られ、足元には泥だらけのキューピーとお花が添えられていました。


恐らく、小さなお子さんのおられるご家庭だったのでしょう。




JILCA ~東日本大震災 ボランティア~



ガレキ撤去の作業は、「物を片づけ、キレイにする」ことです。


大きくても、小さくても、木片や、ガラスの破片になってしまうと、私たちはつい、そこに生活があったことを忘れてしまいがちです。




しかし、食器だったり、ランドセルだったり、鏡だったり。


そんな生活を思い起こさせる物に出会うと、やはり、特別な想いがこみ上げてきます。




南相馬。


作業が、非常に遅れています。


にもかかわらず、ボランティアの数も、極端に、少ないです。


私たちが訪問した日はたまたま私たちのほかに2団体がおり、全部で60名程度のボランティアがいましたが、普段は「6名」とか「12名」とかです。


とてもじゃないですが、他の地域に追いつくことができると思えません。




JILCA ~東日本大震災 ボランティア~



冬が近づき、活動を休止・終止するボランティアセンターが増えています。


それにより、活動の場を失うボランティアさんも多いと思います。


もし、「どこか、活動できる場はないかな」と思うのであれば、ぜひ、南相馬に行ってあげてください。


南相馬は、年末年始以外、冬場もずっと受け入れを続けるそうです。




長期滞在のボランティアもほとんどいないため常駐者の負担が大きすぎ、混乱することも多々あります。


実際、私たちも出発前夜、いきなりボラセン・宿泊場所の変更を知らされたり、作業配分まで時間がかかったり、といろいろ経験しました。


しかし、これは春頃の他の被災地でまさに起こっていたことであり、その意味でも他の地域の春の状況に非常によく似ています。


被災地ボランティアを希望する方には、ぜひ、南相馬に行っていただきたい、と思います。




■南相馬のボランティアセンター (原町区・鹿島区)


http://v-home.net/





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