動画 川口由一 2004 自然農法実践家 「自然に沿って生きる」

ちょうど1時間。
川口由一ぶしが聴ける & 川口さんの田んぼや畑の景色が見られる。

川口さんの哲学、生きざまは、ぼくの生き方、自然農の原点の一つ。

ご存じない方は、インタビュー映像をどうぞご覧ください。

川口由一 2004 自然農法実践家 「自然に沿って生きる」
https://www.youtube.com/watch?v=8d2XogJg_OE

自然界に添う、従う。
生かし、生かされる。

ぼくがなぜ田んぼを耕さないか、機械を使わないか。
伝わりますように。

まだ、一人田んぼ2年目。
土地や気候がちがうので、川口さんとまったく同じことをしても、
この地の自然には添えない。





今年は工夫をしようとして、いろんな失敗をしてしまった。
おかげさまで、いい経験ができている。
毎日、寝ているときも、ピリピリしながら田んぼのことを考え続けている。
どんなふうにすればいいのか?
まだ、フォームが定まらない。

でも、今年は、こうして文章を書けるほど、
去年よりも追いこまれ度合いが減り、落ち着いてきた。
初めての年はプレッシャーがきつかった。

川口さんの田んぼでは、自然農に切り換えたあと2年間、
まったく実らなかったという。

「落ちているときに育てられる」(38:51)

見る。考える。
体を動かして汗びっしょりになって、体で感じ、考える。
だからこそ、ぼくは生きている。

炎天下で毎日のように朝から晩まで田んぼで作業し続けているので、
足がパンパンになるほどしんどいけれど、
こうして生きることが生きがいだと信じられるほど
ホンキで取り組めるから、
ぼくは幸せ者。

労働時間は、昨年の半分にできた。
その分、去年ほどやせてないし、日焼けしていない。
知恵を絞れば田んぼでの労働時間をもっと減らして、
畑仕事をもっとできるようになるだろう。

2年目の田んぼは、今までいちども、
田起こしもしろかきもしたことはないけれど
(=耕したことはないけれど)、
山の棚田は水漏れが激しいので、
場と直感に添って、川口さんとはちがうスタイルでやっている。

川口さんスタイルで、やる日がくるのか、まだ、わからない。
毎日観察し、考え、ピリピリするほど悩み、
汗びっしょりになるほど体を動かす。

それが、ぼくの幸せ。
ありがとう。まだ生きている。まだまだ行ける!

(小山玄)