2009-06-30 01:48:46

6/28日経の社説 婚外子差別放置と日本の「結婚」(チェンジ少子化)

テーマ:婚外子
日経の6/28の社説に、婚外子差別の問題を掲げ、「チェンジ少子化 日本の「結婚」は今のままでいいのか」、という記事が掲載されてたというので、慌てて片付けてあった新聞を引っ張り出す。

記事を要約すると、

欧米と比べ、日本は婚外子の割合が極端に低く(2%)、少子化問題を考えるとき、婚外子や結婚の多様化の問題を避けては通れない。
       ↓
婚外子が少ない一因は、嫡出子の1/2の相続差別があるからだ。相続差別はフィリピンと日本だけだ。
       ↓
相続差別は法の下の平等に反すると批判されてきており、法制審議会も1996年に規定を撤廃するよう答申を申し出た。しかし最高裁大法廷が合憲の判断を下し、答申はたなざらし。政治の怠慢である。
       ↓
欧米で婚外子が増えているのは法的差別がないだけでなく、スウェーデンのサムボやフランスのパクスなどの結婚とは別の形のカップルを法的に認める仕組みが生まれたからだ。
       ↓
婚外子の割合が増えたからと言って出生率が高まるとは必ずしもいえないが、フランスもスウェーデンも出生率は高い。
       ↓
一方、日本は、法制審が答申した「選択的夫婦別姓」の制度も実現していない。「家」を基本にした戦前の家族制度が影を落としている。06年の内閣府世論調査では、婚外子相続規定については41%が変えない方が良いと答えている。これが日本人の家族観、結婚。
       ↓
日本の結婚のあり方が少子化の一因となり出生率上昇の妨げになっているとすれば、障害を取り除く必要がある。婚外子の相続差別をなくさねば始まらない。(要約おわり)



世界に悪名高い「婚外子差別」が今だに解消されないのは、政治の怠慢。これは正しい指摘。
サムボやパクスなどカップルのあり方の多様化を認めたことで、同棲婚中の出産が増え出生率に貢献する、というのも正しい指摘であろう。ただし、社説においては、「婚外子の割合が増えると出生率が高まる」という断定は避けたようであるが、これについては私のかねてからの持論の通り、肯定したい。
何より、婚外子の相続差別をなくさねば、という優先順位の付け方自体は素晴らしい。

しかし、「婚外子が少ない一因は、嫡出子の1/2の相続差別があるからだ」という認識は正しいのだろうか。もちろん、正しい側面。が、まず、相続差別というより、婚外子差別、という方がこの際、正しいかもだ。実は婚外子差別をなくしたところで、婚外子が劇的に増えるとも思っていない。
戦前はこの日本でも7%まで婚外子がいた。相続は家督相続制で、婚外子には相続の権利すらなかったのだ。
では、なぜ7%あったかというと、妾が認められていたからだと私は思っている。
つまり、戦前は<現代よりも>、貞操観念にとらわれず、カップルのあり方が自由で<語弊があるが>、かつ、シングルマザーが生きやすかったということではないか、と。

残念ながら、この社説にはシングルマザーという視点が欠落していたと思う。ひとり親家族への支援が充実している北欧諸国などの出生率の高さを考えると、カップルに属しない生き方も広く認めるべきである。
またフランスなどは生涯独身であろうと尊敬される成熟した社会である。
つまり、婚姻の有無やパートナーの有無にかかわらず、生き方の多様性を認めることは、婚外子をも含む、出生率に貢献するのだ。
そういう意味で、あくまで「結婚のあり方」の枠の中だけにこだわって、婚外子問題や少子化問題を語るには、いささか腑に落ちない点ではあるのだ。「結婚とは別の形のカップル」、すなわち「事実婚※」の子どもの差別をなくせ、と言っている文脈においては、婚外子であろうとカップルに属していて当たり前、という既成概念から逃れられていない。男に属しない出産など眼中にもないのであろうかと。
(※注:事実婚も、男に属するカップルの形、と言えます)
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2009-04-29 22:07:47

口座開設

テーマ:婚外子
息子のお年玉などの小遣いがたまったので、某銀行にて彼の銀行口座を作ることになった。

私が代理人として、自分の名前も含め、書類に書き込んでいく。
窓口の女性に、
「身分証明書を提出ください」
といわれ、彼の健康保険証を見せる。そして、私の身分証明書も見せる。

突然、窓口の女性が、
「姓が違う人は、代理人になれないんですが・・・」

はぁ~?
だって親なのに。

「健康保険証、よく見てください。被保険者が私の名前になってるでしょ」
ムっとして答える。

「ちょっとお待ちください。確認してまいります」

ちょっとというか、しばらく待って、無事口座を作れることになった。
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2006-09-08 12:56:11

両立ってできるのか?

テーマ:婚外子

たんぽぽさんのブログ で、”婚外子切り捨て”についての記事が続いた。

「婚外子切捨て」とは、民法改正運動に携わるある団体が、夫婦別姓を実現させるために、民法改正の柱の中の一つである「婚外子差別撤廃」を切り離し、夫婦別姓に集中した(綺麗に言うと)、というだいぶ前の話である。


さて、ここで問題です。夫婦別姓実現化に取り組むことと、婚外子差別撤廃に取り組むこととは両立するのだろうか?

Yes,両立する、両立させるべき、という声が聞こえてきてそうだ。広く人権問題、女性問題として、共闘していけばいいではないか、とか。

一方で、いや、Noだ。時間は有益だからこそ、別姓にフォーカスしたい、人権とかうぜぇ”不都合”だけを法制化の根拠とすべき、とも聞こえてきそう。

ところで、婚外子問題側から見たらどうなのか。

婚外子というのは様々なケースによってもたらされる。予定外の妊娠で婚姻外で子をもうけたケース、婚姻制度に否定的なカップルがもうけたケースもあり、積極的シングルマザー的な生き方もあり、いずれにしても、法律婚との対極にあるのではないか、と思う。婚姻の外で生きているのだ。つまり、夫婦別姓との共闘を、といわれたとして、え?という感じになる人もかなりいるのではなかろうか。(もちろん、別姓法制化を待ちのぞみ婚外子を持つ人もいるけれど)


夫婦別姓推進派側が、婚外子差別撤廃とくっつこうとか、切り離そうとか、あれこれ利用するのは勝手だけど、本質的にはまったく違う、対極にあることを理解した上で、進めてほしいと思うのだ。(もちろん、私個人としては、人権問題としてどちらも実現してほしいとは思っているが)

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2006-06-16 03:04:17

長男~?!児童手当現況届けに記載された続き柄

テーマ:婚外子

小額な上、手続きが面倒でありがたくもなんともない「児童手当現況届 」をこれまで何回か市に提出していて全く気づいて無かったのだが、息子の続き柄が「長男」と記載されていることに昨日初めて気づき、少々たじろいでしまった!。(いまさら)。


戸籍上において、私の息子の続き柄は、現在「男」である。なぜなら2002年に生まれた非嫡出子だから。長男ではない。

2004年11月の戸籍法施行規則を改正により、非嫡出子の場合も長男、長女、次男、次女・・という続き柄表記に変更となった。しかし、それ以前に生まれた非嫡出子については、申し出ベースで、長男・長女に変更はできるが、自動的には変更にならないのだ。

そして、我が家は、必要性を感じていないので変更の申し出はしていない。

だから、戸籍の続き柄表記上は、「男」なのだ。

(まあ生まれた順からいったら、実質的には長男は長男だけれど)。


それにしても、児童手当現況届であれ”自動的”にそのように記載が「簡単」に出来るなら、職権方式で役所側で戸籍の続き柄をさかのぼって変えることもたいした手間ではないだろうよ。もっとも、長男、長女ではなく、「男」「女」に変更すればいいのだが。(嫡出子側の変更だ。そしたら、うちは現状のまま、変える必要ないヨ(笑)。)

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2006-04-18 06:29:00

非嫡出子へのメンタル的な差別(cocoさんのご意見より)

テーマ:婚外子

前回の「非嫡出子問題と当事者主義」のところで、cocoさんがコメントしてくださいました。


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「婚外子に対する差別をなくす運動」みたいな事柄の中心にいるのが、事実婚カップルであることに気付いて、違和感がありました。そしてこの方たちが「私たちの子供を非嫡出子にするなんて許せない。」と言っているのを聞くと、「非嫡出子がそんなに悪いんかい。『不貞の子とは違うのよ』みたいに言うあんたたちの考えが差別だろうが。」と頭に来てしまうこともありました。だって、「我が子の出生届の非嫡出子の記載に涙した」なんて堂々と発表されてしまうと...。

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また、ここでcocoさんが、「メンタルな差別」、「物質的な相続差別」という言葉を用いていたのも興味深い。実質的には、メンタルな差別が主体なのであろうと思います。物質的差別の問題も大きいのですが、これもメンタルな差別を加速しているのではないかと。


つまり何がいいたいかというと、メンタルな差別が強い分だけ、運動をしている主体が実は非嫡出子への偏見を持ち、差別をしている、ということはないだろうか、ということです。世間の差別とそう変わりません。

それが、cocoさんの書き込みにも見られた、「私たちの子供を非嫡出子にするなんて許せない。」などという、事実婚カップルや夫婦別姓実現を望むような人たちの発言です。

彼らは「非嫡出子」という烙印を何より嫌悪しているように見えて、現実に非嫡出子を現に持つ親としてはちょっと心象悪いです。


別姓推進者が「私は法制化されるまで子供を持てません」と言っているのをよく見かけますね。どうぞ、そんな差別的な人は子供なんて持たなくていいですよ、と言いたくなります。

余談ですが、別姓が法制化されれば、産み控えをしている人達が産むことができ、少子化に貢献できると言う人も居るようですが、いったいどれだけの数値なのか、具体的に示してほしいものです。


もちろん、私が再三言っているように、非嫡出子差別は撤廃すべきなのは言うまでもありませんが、かたや自分にとっては「非嫡出子」とは公的書類に記された記号でしかなく、自分の息子が非嫡出子であってもほかの子となんら変わらないし、恥ずべきこととは思いませんし、胸を張っているわけです。それはcocoさんとて同じでしょう。


事実婚の人たちが言う「私たちは同棲とは違う」という発言も、心情的にはわかるのですが、根底には上記に似たようなもの(差別的であること)を感じます。自分を上に置いた言い方にはどんなもんでしょうか。

人には、同棲を選ぶこと、婚外子を持つこと、様々なライフスタイルの選択というものがあります。

同棲、非婚の母、・・etc 多様な生き方が可能となるシステム(法整備)および、人々の受容というのが今の日本にはまだまだ不足しているわけです。


そういえば、インド人のマハラジャの人が「カースト制度は絶対よくありません!」と言っておきながら、「私は同じカーストの人しか結婚しません」と言っていたことを思い出す。言ってることとやっていることが違う。メンタル的な差別というのは、しばしばこういうところに見え隠れします。
この辺をひもといていくと、「なぜ、世間は差別するのだろうか、差別は根強いのだろうか」とこれまで疑問に思っていたことが、実は自分自身を問いただすことで原因を追求できるかもしれません。

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2006-04-11 12:28:17

非嫡出子問題と当事者主義

テーマ:婚外子

ひさびさに、非嫡出子のことを書いてみる。


たんぽぽさんのブログ で紹介されていたブログに、非嫡出子による、非嫡出子問題の当事者主義の確立を訴えているものがあった。

読んでみると、たんぽぽさんご指摘のように、このブロガーの夫婦別姓問題や女性問題についての著しい理解不足は目立っており、一般的にはそういう見方で通りすぎるのだろうなと思う。が、一方で、非嫡出子問題を夫婦別姓や女性運動という文脈でとらえたくない、という一貫した主張には、ふーんなるほど、と私は思ってしまった。


つまり、このブロガーは、非嫡出子問題が、選択的夫婦別姓推進における切り札に利用された(のではないかという)ことに苛立ちを覚えたのだと思う。まあ私としては切り札ほどの威力になるとも思わないが、ともあれ、氏の言い分としては、非嫡出子問題は人権問題であるので政治的利用には良い材料であり、そして、いざ彼らにとって不要となったら切り捨てられた、いい加減にしてほしい、夫婦別姓は本流部分のみで勝負しろ、ということらしい。


非嫡出子問題イコール夫婦別姓問題ではない。非嫡出子問題というのはもっと広範囲な問題で、その中のごく一部に夫婦別姓から派生した問題がある、と思う。

かのブロガーにとっては、たかだか姓を変えたくない人間が、当事者でもないのに非嫡出子問題を彼らにとって普遍的な問題であるかのように語るということが腑に落ちないのかもしれない。なにしろ、別姓が法制化されれば彼らの子は嫡出となるわけだから。現実においても、夫婦別姓を目指している人たちにとって、法制化までは子を持たないことを決心する、あるいは妊娠したら法律婚をする(その後は通称使用する)ことで非嫡出子をもうけてしまうことを回避する現状が少なからずある。けれど、非嫡出子というのは、そんな思想・信条とは別に、男女が婚姻外セックスをする限りは今後も生まれ続け、絶えることは決してないのだ。

氏は、本人が望まないところで非嫡出子となり、辛い思いをされてきているわけである。


確かに当事者主義の確立、という部分ではこの問題はまだまだ弱いのであろう。つまりぶっちゃけ私のように子を自ら非嫡出子にして、それでこの問題を訴えようが世間には自作自演にしかうつらないいうことか。いや、私も当事者のつもりなのであるが・・・。

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2005-10-09 19:35:31

非嫡出子(婚外子)のハナシ 9 リンク 

テーマ:婚外子

婚外子差別のことを書くにあたり、参考にさせていただいている関連サイト・書籍などをご紹介させていただきます。



なくそう戸籍と婚外子差別・交流会

戸籍続柄裁判原告が主催してます。

裁判の記録あり。

私もわずかながらカンパしたところ、交流会通信を届けてくださってます。


婚外子差別と闘う会

民法改正情報ネットワーク

日弁連 民法改正に関する会長声明

「非嫡出子の相続分差別撤廃等に関する意見書-民法900条4号但書改正案-」(婚差会HPより)

平成16年版 少子化白書

嫡出 Wikipedia

★元市民課職員の危ない話★

非嫡出子の場合の戸籍届出・手続き(川口行政書士事務所)

嫡出でない子の「父母の続柄」の記載方法の改善(骨子) <法務省>

スウェーデンの家族と少子化対策への合意(内閣府経済社会総合研究所) 後半

たんぽぽのなみだ~民法改正運動の内幕

夫婦別姓の法律学

結婚と家族―新しい関係に向けて (福島瑞穂)



当ブログでの”婚外子”をテーマとした過去ログ


戸籍続柄裁判 控訴棄却

母が比人の比嫡出7歳児に日本国籍認める

嫡出でない子の出生率

嫡出でない子の割合 国際比較

スウェーデン 一人親家族への支援

戸籍にまつわる記事

非嫡出子のハナシ1

非嫡出子のハナシ2 法定相続差別

非嫡出子のハナシ3 続柄
非嫡出子のハナシ4 各国の状況

非嫡出子のハナシ5 民法改正と夫婦別姓

非嫡出子のハナシ6 婚外子差別をもう一度整理

非嫡出子のハナシ7 我が子
非嫡出子のハナシ8 権利と義務



★ひとこと

長~い連載でした。書いている間に、HGにハマッて、ついにネタに飽きてしまうぐらい長かった。

婚外子を扱うとアクセス数がだいぶ落ちるようですが、逆に関心を持つ人のコメントを多くいただいたようです。ありがとうございました。

なにぶん、ずぶの素人が書いており、間違っているところもあると思いますので、その際は”遠慮なく”ご指摘ください。

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2005-10-07 13:17:51

非嫡出子(婚外子)のハナシ 8 権利と義務

テーマ:婚外子

この非嫡出子シリーズを読んだもも さんより、コメント をいただきました。


彼女は、4人子供が居て、一番下の子は認知をしていないそうです。

父親である男性は定職につかず、借金もあって、

・婚外子であっても「子の親へ対する生活扶助義務」が発生する

ということが認知しない理由の一つであるそうです。


また、さらに、

・相続は、婚内子の1/2にもかかわらず、負債は半分にはならない

のだそうです(ももさん自身で法務省に確認済み)。


(ももさんのコメントはここまで。上記文章に問題ありましたらお知らせください)


つまり、婚外子は、婚内子とは明らかに差別される立場でありながらも、婚内子同様の義務を負わされるということである。権利はないのに、義務が発生、理不尽です。

本来、権利と義務はセットです。養子の場合、養親と実親の両方から相続の権利があるがを受けられるが、両方の扶助義務がある、というように。


ただし、子の親に対する生活扶助義務は、あくまで本人の生活を犠牲にしないで、という前提です。

借金についても、花田勝で有名になった?「相続放棄」という形の逃げ道はあるかもしれません。

とはいえ、いずれにせよ、子供を無権利状態にしながら、負の義務をおわせ、なおかつ、 父の無責任な婚外性行動を助長することにはかわりありません。

養育費もスウェーデンのような強制徴収がない。しかも、無権利であるなら、認知すら躊躇させてしまう。


なお、ももさんのケースでは、産んだ母からの相続すら、一番下の子(続柄上は長女)は、お姉さんやお兄さんの1/2ということいなってしまいます。


世界的には、非嫡出子という用語そのものを廃止の方向にあるのは常識です。

この婚外子差別問題は、人権問題として強く認識する必要があります。



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2005-10-06 13:30:10

非嫡出子(婚外子)のハナシ 7 わが子のこと

テーマ:婚外子

今回は自分のことを書いてみようと思います。


すでに何度も書いていることではありますが、我が家の息子は、非嫡出子です。
しかも、生まれたのが2002年ですから、続柄は「男」です。

我と夫は、結婚していませんから、形式上は婚外出産となり、嫡出とはなりません。ただし、認知は、妊娠中に胎児認知しています。ですから、夫は法律上でも父です。
仮に、今からでも婚姻届を出せば、「準正」により、息子は嫡出子になります。
しかし我々は婚姻届を出すつもりはなく、続柄を「男」から「長男」へ変更の申し出をする予定もありません。
出産に際し、悩んだことはありませんし、これまでまったくといっていいほど、ブレはありません。


彼が我々の子供であることは変わりませんし、我々が婚姻届を出していないことすら知らない周囲の人々には(ご近所さんも含め)、我々はごくありふれた家族の姿にうつっているでしょう。
婚姻届を出していないことを知らない、というくらい付き合いが浅いのか!?、という突っ込みもありそうですが(無いってか、そんなの)、婚姻届の提出の有無や、続柄がどうあるかなんて、ごくプライベートこと。私の年収がいくらで、スリーサイズがいくつで、どういった性的嗜好があるか、ということと同様、いちいち公表すべきことでも詮索されることでもない。


しかし、世の中には、結婚や就職に際して、戸籍にまつわる情報が必要なケースもあるようです。
私が就職活動をしていたとき、とある広告代理店に提出したフォームには、「戸籍筆頭」を書く欄がありました。私は、世帯主と勘違いして、自分の名前を書いてしまいました。すると面接の時に突っ込まれました、父でないかと。自分のアホさ加減にその時かなり狼狽してしまい、その後落ち込んだことを覚えてます。
しかし、20歳以上であれば、分籍すれば自分が筆頭者になることは十分ありうることだし、機転をきかせて「い~え!私なんです」と言い張ればよかった!・・・と思いつつ、大体、そんなことと面接とどう関係があるのか、というと不愉快です。
(世の中には、そういったことに際し、戸籍を提出させるのが間違っている、という人もいますが、だからといって、婚外子差別を存続させればよい、ということにはなりませんので、まずは婚外子差別の解消が大前提にあると思います。)


今後、準正にするのかどうか、については予定はありません。かといって、死ぬほど嫌だ、というわけでもなく、あくまで「必要ないかな」ぐらいの気持ちです。
正直、せっぱつまった感じはないです。多分、本当のシングルマザーからすれば、私はエセ非婚母に過ぎません。そういった批判は甘んじて受けます。
認知が出来るか否か、養育費がもらえるか否か、そういったせめぎあいにいる未婚の母は、もうその男性と結婚することはないでしょうし、そうすると子供は非嫡出子のままです。
(従って、私はこういう人達を前にして、事実婚カップルのみを優遇するような制度を声高には主張できないな。)
私の場合は、とりあえず、婚姻届を出す可能性も、嫡出子にできる可能性もなくはない。いや、そもそも子供が非嫡出子だけなら相続は問題ないじゃん、というかもしれない。
しかし、先のこととはわからないし、教会で永遠の愛を誓ったのは単なる儀式で、未来永劫なんて確約できるのか(いや、できるわけがない。)。我々は二人の関係を解消して、夫は別の人と法律婚をし、子供をもうけるかもしれません。

そういうことも踏まえ、遺言など将来のことを考えていかなければなりません。


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2005-10-03 12:18:38

非嫡出子(婚外子)のハナシ 6 婚外子差別の問題をもう一度整理。

テーマ:婚外子

婚外子差別がはらむ問題をもう一度整理します。


大きく分けると、二つです。

●相続差別

●続柄問題


1.相続差別

・非嫡出子の法定相続分は、嫡出の1/2。

・婚外子は、生まれながらにして、差別されていること。

・法律婚だけを保護する立場。男に属さない関係は一切認めない。

・よって、未婚の母に対する悪いイメージを払拭できない。(婚外子出生率の海外との差は歴然)

・結果として非婚母などの自由な生き方を阻む。
(すなわち、婚外子だけでなく、婚外子の母の両方を差別していることが問題)

・婚外子に対する父の責任の軽減。
 法定相続1/2の件に加え、

 ・出生届けの申請人としての届け出は、父という形では出来ない。(同居人という形などで可)
 ・また婚外子は母の氏を名乗るが、認知した父の氏に変更したい場合は、家裁の許可がいる。

  (なぜそんなことに家裁の”許可”がいるのか)


2.続柄

婚外子も続柄は婚内子と同じく長男・二男(長女・二女)となった。しかし安易に平等とは言えない。

・この改正は、2004年以前に登録した人にとっては、国が責任を持って職責で変更するのではなく、申し出ベース→怠慢

・戸籍には認知、という記録は残り、非嫡出であることは一目瞭然

・婚内子、婚外子と両方居る場合、長女が二人いたり、二女、三女より若い”長女”が存在することになったりする。連れ子再婚や、養子がいる場合、さらにその序列が複雑・無意味。


すでに住民票の続柄は、「子」である現状において、

・家督相続が無くなった今、長男・二男・という序列そもものが無意味。

・長男に対する偏見がはびこる。親に対する扶養については子は対等。

長男の嫁だから、といって重責を背負わせたり、長男というだけで女性から敬遠されたりする。
→続柄は、家に対する古い観念を懐古的に助長するだけ。

 「子」または「男(女)」にかえるべき。(養子についても同じ)



婚外子の問題とは、さまざまな局面において日々の生活に影響を及ぼしている、包括的な問題であり、当事者だけの小さな問題ではないと思います。


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