乳児の栄養法(母乳、人工、混合)は?~母乳育児への道 | 共同合宿所

乳児の栄養法(母乳、人工、混合)は?~母乳育児への道

一般調査による乳汁栄養法の百分率、月齢別、出生年次別

(%)
月齢 昭和55年 平成2年 平成12年
総数 母乳 人工 混合 総数 母乳 人工 混合 総数 母乳 人工 混合
1~2月未満 100.0 45.7 19.3 35.0 100.0 44.1 13.1 42.8 100.0 (2736) 44.8 11.2 44.0
2~3 100.0 40.2 30.4 29.4 100.0 41.5 24.4 34.1 100.0 (2594) 42.3 21.1 36.6
3~4 100.0 34.6 40.5 24.9 100.0 37.5 33.1 29.4 100.0 (2348) 39.4 30.2 30.5
4~5 100.0 29.8 52.2 18.0 100.0 35.3 41.7 23.0 100.0 (2112) 35.9 39.5 24.5

( )内は実数を示す。

*厚生労働省 平成12年 乳幼児身体発育調査報告書より



母乳育児の話が続いたので、乳児の栄養法は、実際はどういう比率になっているかを調べてみた。

人工栄養の割合が下がってきているのである。

とはいっても、母乳率はまだまだ低いし、生後4ヶ月になると、逆転して、人工栄養が増える。やはり3ヶ月というのはターニングポイントなのだ。


(自分の母の世代が、まさしく人工栄養の全盛期だった、という気がする。

そんな母はあるとき言った。

「レイのおっぱいは薄いと思うんだよねぇ・・・」

ごっごるぁあああああ!おっぱいに薄いも濃いもあんのかぁ?赤ん坊がよく泣くので傍から見ているとおっぱいでは足りていない、と心配なのであった。)



そういう私も、最初は混合であった。


入院中は、母乳で奮闘。赤ん坊は母乳を嫌がるのだ、これが・・。吸う力が無い。腹をすかせて泣く。夜中に泣き続ける。入院中の隣の女性は、赤ちゃんの首にへその緒が4重にも巻きつき、二日がかりで生まれてきたが、その後は母乳がバンバン出て順調。うちは超安産だったが、生まれてからは毎日子供の体重が減っていく・・。これはモーレツなあせりであった。

そして、ついに、退院時黄疸が出てしまい、先生に粉ミルクも少し飲ませることを勧められた。

家に帰って粉ミルクを飲ませたら、これがとてもよく寝るのである。(何とほっとしたことか・・・・。)ここで、ついつい粉ミルクに走りたくなる。

が、ここで我慢が必要だ。

粉ミルクは少々にとどめる。あくまで、ピジョンの母乳相談室という哺乳瓶を使うことで、子供の吸う力を鍛える。(それにしても、ピジョンの最大のコンペティターは、おっぱいだと思うが、母乳促進というアイテムがあるのには、メーカーに勤める人間として驚いたものだ。)


だいたい、1~2ヶ月で、混合から、完全母乳に移行できるようになる。

今にして思えば、粉ミルクなど使わなくても、完全母乳は出来ただろうな、と思う。ただ初産の時はナーバスなもので、混合で助かったけれど(その当時は)。


母乳育児を推進するのは、ある意味、宗教がかっているように見えると思う。鬱陶しい限りではないか?

そう、だから、私は「ええ、母乳教ですから」と言ったりしている。