再び、大津市の事件の話になって申し訳ないが、TVでも新聞でもブログでもどこでも色々な人が浩色言っているけど、不登校を含め問題児と言われている子を持つ親のカウンセリングをしていて思うことは、過程に問題があると言うこと。

一番多いのが、夫婦の不仲によるもの。

問題を起こす子ども程、親への愛情が深い子が多いのは事実。
子どもにかかるストレスは尋常ではない事が理解出来ていない。

実際に夫婦円満な家庭の子が、問題を起こす率は低い。

次に多いのが、親が子どもに自分の価値観を押し付けていること。つまり、子どもを自分の思い通りにしようとしている親が極めて多いと言うこと。
子どもにも自我はあるのに、それを抑え付けて迄も、親の期待に応えようとする。親の喜ぶ顔が見たいから。褒めてもらいたいから。例え本当はそうしたくなくても。
これ、実際は親の愛情に飢えているのだ。そしてこのケース、間違いなく親にその自覚はない。
子どもに良かれと思いこんで疑わないから、始末に悪い。

そして、母親の過保護、愛情過多。子どもの自立を完全に妨げている。
極度のマザコンを作りだしたり、自分では何一つ出来ない子が育つ。
こうした育ち方をするとニート化の原因にもなり易いし、親からも怒られた事のない子が、社会に出て適応出来ずに苦労したり、キレ易い子になったりと、様々。

他にも、父親の育児放棄。子育てを母親に任せきりにして、子どもを顧みない。
そんな父親になつかないどころか、親として尊敬もされない。
だから言う事なんか聞く訳ない。

他にも色々あるが、言いたい事は「子どもは親・大人に失望して、ストレスをためやすい」という事。

家の中の雰囲気、夫婦間の雰囲気、食事時の雰囲気、各々が醸し出す雰囲気、家族間の会話とその内容や話題、繊細な子ほど、敏感に感じ取る。

親がちゃんと自分の人生を楽しく、明るく、満足して生きている姿を見れば、子どもは嬉しいし、親の様になりたいと願う。

親は子どもにとって、憧れであり、人生のお手本であり、尊敬の対象であって欲しいと切に願う。
少し難しい問題になりますが、法律の改変が必要なのではないでしょうか? と思える、大津市の中学生自殺問題。

命の重さ、尊さを軽んじている関係者が沢山いる。

●いじめによる自殺は、殺人罪とまでは行かなくても何らかの罪に課すことはできないのか?

●いじめの事実を知っていて、止めなかった主犯格の少年の取り巻き・担任は、殺人幇助のような罪に問うべきではいのか?

●(あえて犯人と言うが)犯人を知ってないがら庇う担任・学校は犯人蔵匿ではないのか?

●いじめ認定をしないのも同じ犯人蔵匿ではないのか?

●更に認定しない関係者は証拠隠滅等罪ではないのか?

●父親からの被害届を受理しない大津警察は、担当部署及び担当官に対して何故処分がないのか?

●校長をはじめ、教育委員会、これらの方々の処分の規定はどうなっているのか?

●また、彼らを任命した人の任命責任はどうなるのか?

加害者 及び 加害者家族 が守られるのこの世の中はどうなっているのか?

加害者の少年は明らかに、心の闇を背負っていただろうが、その原因の殆どは家庭にあると断言する。

多くのカウンセリングをしてきた私から見ると、子供の心の問題の殆どは親の所為である。

いわば、家庭内の問題で、他人に迷惑を掛けているのである。

子供との関係性が悪い親御さん全てに、今回の問題は他人事ではない。

だが、その自覚のある親御さんは残念ながら極めて少ない。

自分の家は大丈夫! それって、本当に事実ですか?

例えば、児童虐待だったら、先日の改正で、児童虐待の事実を見つけたら通報する義務が発生している。

これといじめに差はあるのだろうか?

同様にいじめも見つけたら、速やかに通報され、関係者が処分される制度を一刻も早く設けるべきである。

本当にこういうことをする教育関係者を総入れ替えしたい気持である。
まず、以下の言葉を読んで欲しいと思います。
私の尊敬する鈴木秀子先生のエニアグラムの解説の中から抜粋した文章です。


自分の嫌なところ、ダメなところを取り除くことが人間の成長ではない。そうした行為は、自分に都合のよいものをよしとし、都合の悪いものを悪いとする身勝手な価値判断からのものであることが多い。あなたが欠点とか、嫌いな点と信じていることも、これまであなたを衝き動かし、守るためのエネルギーを与えてくれたはずだ。ただ、それがゆきすぎてしまうと、自分の能力を抑え込み、人間関係も悪化させてしまう。
よいとか悪いではなく、あなたがもつすべてのエネルギーをバランスよく働かせる知恵をもつことが重要なのだ。



あなた自身が思っている、自分の「欠点」「悪い面」は、あなた自身を守る為の術であったとしたら? そう考えたら、嫌悪感や疎ましさよりも、愛おしさや、感謝の気持ちが湧いて来ませんか?