「無限回収」って、どんな心理なんだろう。 | 素敵な人に会いました

「無限回収」って、どんな心理なんだろう。

長女に教えてもらった、いまどきの言葉、「無限回収」。

長女も、仕事でお知り合いになったゲーム会社の人から教えてもらったそうなのですが。

そのゲーム会社では、コンテンツソフトのキャラクターでトレーディングカードを出しているそうです。

それぞれのキャラクターにファンがいて、そのお気に入りキャラクターのカードを集めています。

でも、なにが出るかわからないのがトレーディングカードですから、自分が欲しくないカードを引き当ててしまうことがあります。

そういうときは、交換マーケットで、自分が欲しいカードを持っている人を捜して、交換してもらいます。

つまり、トレードしてもらうわけですね。

そうして、自分が欲しいカードを手に入れるわけですが、それで満足できない人がいます。

交換マーケットに新たにお気に入りキャラクターのカードが出てくると、同じものをすでに持っているのに、また手に入れてしまいます。

次から次へと出て来たものを、次から次へと引き取って、同じカードを何枚も持っていることになります。

これが、「無限回収」という行動パターンなのですね。

「つまり、あれかな。道ばたで捨て猫を見つけると、見てみぬふりができなくて、うちに連れて帰って来てしまう。
 それで、家が猫屋敷になっちゃう。
 そんなかんじですかね」

そういうと、娘も、
「そんなかんじかな」


猫を拾ってしまう人は、もちろんとても心優しい人なのでしょうが、心のどこかに、猫に自分を投影してしまう心理が潜んでいるのではないでしょうか。

捨てられた猫から、自分自身の「見捨てられ不安」のような感情が喚起されて、
「助けてあげなきゃ」
という気持ちになるのでしょう。

その気持ちはすごくよくわかるのですが、「無限回収」は、ちょっとよくわかりません。

捨て猫の数には限りがありますが、メーカーはいくらでもトレーディングカードを刷れます。

無限回収してくれるファンは、本当にいいお客様なのでしょうね。


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