祖父の軍歴証明書

申請していた祖父の「軍歴証明書」が届きました。

先祖を遡っていたら、キリがなくなって、DNA検査で7万年前まで調べたことを 書きましたが、そもそも身近な先祖(祖父母)のことをあまり知らないことに気づきました。

母方の祖父は私が産まれる前に亡くなっており、父方の祖父は小学生の時に亡くなりました。

父方の祖父は、戦争に行って、シベリアに抑留されて苦労したという話は聞いていますが、詳しいことは分かりませんでした。
2等兵だった。いや、結構偉かった。飛行機に乗ってた。いや、海軍だった。南方で戦った。いや、北方で戦った、、など身内の情報もまちまちでした。

先祖調査の過程で、3等親以内の身内(孫はOK)は「軍歴証明書」の請求が可能であることを知り、早速申し込んだのです。

履歴書のように、実に詳細に軍での履歴が記されています。
入隊時期、転籍時期が日付まで記されています。部隊名も分かります。
祖父は、19歳で陸軍に入り、近衛歩兵第1連隊に配属されたそうです。
この時期、天皇皇后両陛下、成子、厚子両内親王陛下が那須御用邸にいらした際に儀仗兵として駐留した、というような具体的な任務についても記載されています。

階級は二等兵で始まり、最終階級は「伍長」。

部隊名で調べれば、大体どこでどんなふうに戦っていたのかが分かります。
第2次大戦中は、南方戦線で相当苦戦したと思われます。


私の父が産まれて、すぐに出征したと聞いていましたが、正確には産まれてから5日後でした。そのまま戦後もシベリアに抑留されたので、出征時には赤ん坊だった父も戻ってきたときにはすっかり大きくなっていたそうです。


証明書を申請したのが夏だったので、2か月ほどかかったことになります。
なぜこんなに時間がかかるのか不思議だったのですが、届いた書類を見て分かりました。
陸軍兵籍簿の原本は、文字がつぶれて読みづらいのですが、これを分かりやすくWordで改めてレイアウトして文字を打ち直してくれているのです。






家系図を作ってみた  

本の通りに進めたら、200年遡れました。


北京帰りじゃんすが東京に慣れるまで-roots

新HSK6級を受けてきました。

この試験は昨年受けて合格していますが、内容が充実しているので定期的に受け続けようかと思っています。

中検1級は受かる気しないし、TECCは問題文は面白くて好きですが、中国駐在前の中国語初級時代に受けたスコアよりも駐在後のスコアの方が低かったので、算出方がよくわからないので受けていません。HSKも大人の事情で旧HSKと新HSKが両方実施されている状態ですけどね。

今回の6級試験の印象としては、リスニングの難易度が上がったように思いました。
旧から新になってから難易度が下がったと言われていたので、そのあたりを調整し始めたのかなと思いました。


























この模擬試験集から少なくとも2問ビンゴしていました。
元卓球王者の「トウ亞萍」と除夕の由来(夕という獣を追い払った)話です。
トウ亞萍は選手引退後、北京五輪時には選手村担当の副部長として活躍するなど、政治方面で頑張っているようです。「ものすごく努力して世界チャンピオンになった」というストーリーがHSK受けするようです。

抄訳の文章は、「南郭先生が笙を吹く」の寓話でした。





試験後、芝公園のプリンスタワーで開催されている「中国文化祭」に行ってみました。

ブースは金融関係が多かったです。
小肥羊も屋台を出していました。

思ったより人は少なかったかな。
中国人の方が多く、7-8割は占めていたと思います。

日中交流系のイベントに集まる人たちは、北京の場合は北京在住日本人と日本にもともと興味がある中国人でした。日本の場合はその逆で、在日中国人と中国にもともと興味や関わりがある日本人がメインです。

普段ほとんど関心が無い層を集めて楽しませることを主目的にした方がいいように思いますが、自分自身も「有名なアイドルを呼ぶ」くらいの案しか浮かばないので難しいでしょうね。



新HSK6級の感想と今後受験される方向けの対策情報


いよいよ今夜ロンドン五輪の卓球女子団体決勝です。

私は北京に滞在している時から卓球観戦が好きになりました。
そもそも中国ではテレビのスポーツ番組をつけると、かなりの確率で卓球をやっているので、なんとなく観ているうちに面白くなってきてだんだんとはまっていきました。

オリンピックの決勝で日本チームの活躍が観られるなんて本当に感慨深いです。


愛ちゃんも石川佳純選手も実力はすでに世界トップレベルですが、ここまで強くなった理由のひとつには「中国語ができること」があるように思います。

先日、Numberの福原愛のインタビュー記事を読んだのですが、中国語の卓球用語は極端に細分化されていて、スマッシュにも点力、発力、扣殺、発死力、とさまざまな表現があるそうです。

その他、「親指から中指までの3本でフォアでドライブをかける」「バックハンドで薬指と小指で打ち返す」と日本語で伝えるとすごく長くなる表現を一言で表す用語もあるとのこと。

中国語ができれば効率的に習得できるし、その他中国選手からも情報収集できそうです。

愛ちゃんはもちろんペラペラですし、中国メディアの取材を受けている石川佳純の映像を観たら彼女も結構上手ですしね。


今夜の決勝が楽しみです。

中国でも2人は相当人気がありますが、誰も中国が負けるとは思っていないようです。

中国人の友人は「福原も石川も大好き。だから今夜負けるのを観るのはつらい」と嫌みでもなんでもなく本心からそう言っていました。



石川選手が中国語を話している映像はこのURLでご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=XL7SRBe7Mqo
中国語で受け答えしています。
石川選手はまだ中国リーグでプレーしていないし、中国語が話せないと思っていたのでびっくりでした。
発音が良いです。

福原愛の中国語と似ているなあ、と思ったらやはり福原愛からも中国語を教えてもらったそうです。以下、Youkuの映像です。

http://v.youku.com/v_show/id_XMjM1NzQ4OTQw.html

こちらの映像の方が話している内容が豊富です。


微博でRTされていた愛ちゃんエピソード。

上届北京奥运吧,王楠送一个玉佩,辟邪的。小特开心的:楠姐我个是不是抽就抽不到你了啊?王楠一线:是呀……小郭和者在旁都笑翻了。然后!!!爱带着玉佩,抽到了魔王。

<>北京オリンピックの時、王楠が愛ちゃんにお守り(魔除け)をプレゼントした。愛ちゃんは嬉しそうに「楠姉さん、これを身に着けていれば、あなたと対戦することはないですよね?」と言った。王は「そうね。。」と言い、傍にいた郭躍と記者は笑った。愛ちゃんが引き当てた相手は、、張怡寧大魔王だった

※王楠と張怡寧は中国卓球界の女王。愛ちゃんは超級リーグでプレイしており、中国のトップ選手と交流があり、特に王楠とは仲良し。「一线」という表現はよく「ちびまる子ちゃん」でよく見られる顔に線が入る表情のこと。