宮崎県で家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)問題が深刻化しているのを受け、新潟県小千谷(おぢや)市で国の重要無形民俗文化財「牛の角突き(闘牛)」を主催する小千谷闘牛振興協議会は27日、6月6日の開催を中止すると発表した。中止は04年10月に発生した中越地震の時以来。

 協議会は闘牛53頭を飼育。今年は5月3日に開幕し、11月まで月1回開催予定だった。闘牛場には全国から観光客が訪れ、ウイルスが持ち込まれる恐れがあるほか、闘牛が感染すると周辺の畜産農家にも被害が及ぶことを考慮したといい、7月以降の開催は未定。

 一方、隣接する長岡市山古志地区の山古志闘牛会は、今月30日の牛の角突きを予定通り開催する。27日は闘牛場に石灰をまき、観客席を消毒。収益の一部を宮崎県の畜産農家に寄付する方針で、松井治二会長は「われわれも中越地震で多くの牛を失い、宮崎の人の気持ちは痛いほど分かる。少しでも応援できれば」と話した。【岡村昌彦、岡田英】

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