裁判員制度が導入されて1年となった21日、裁判員の名称を考えた松尾浩也東大名誉教授が東京・霞が関の法務総合研究所で記念講演し、「法曹3者の綿密な準備で順調なスタートが切れた。裁判への国民の積極的な姿勢は今後も変わらないだろう」と述べた。
 松尾名誉教授は、裁判員法成立から施行までの5年間に、600回を超す模擬裁判が行われたと指摘。法曹3者によるこうした準備で、制度運用のノウハウが多く蓄積されたことが成功の要因だと分析した。
 さらに、「お上の仕事が間違いないと思い込んだ領域に裁判員が入り、ためらいなく活動している」とこれまでの裁判員の仕事を評価。「教育や家庭でも裁判が話題になる機会が増えており、司法への国民参加は一つの文化になりつつある」と話した。 

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