米スペースシャトルで宇宙に飛んだ山崎直子さん(39)は、船内で使う特製の「普段着」を持参した。目玉は日本女子大の多屋淑子教授とファッションデザイナー、芦田多恵さんらが共同でデザインしたカーディガン。機能性と美しさを追求した“宇宙仕様”の一着で、山崎さんの無重力生活を快適に支える。

 縫い目がなく、肌に優しいニットを使用。無重力では体が自然と前かがみになるため、背中が窮屈にならないように後ろの丈を長めにした。素材は綿とポリエステルで暖かく、乾きやすい。山崎さんのサイズに合わせたオーダーメードだ。

 色は春をイメージした淡いブルー。「無機質な船内に花を添える優しい色にした。少しでも安らいでもらえたら」と芦田さん。現地で打ち上げを見守った多屋教授は「体にフィットしてシルエットが美しくなるように工夫した。きっときれいに着てくれるでしょう」と笑顔で話す。

 国際宇宙ステーション(ISS)の船内は23度前後だが、小柄な人は寒く感じるときがある。多屋教授らは昨年、「カーディガンがほしい」という山崎さんの要望を受け、民間企業の協力を得て開発。宇宙航空研究開発機構が行った船内服の公募で採用された。

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