「洗口剤(うがい薬)」の効果とは?

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Simplog

 
「洗口剤(マウスウォッシュ)は効果があるのですか?」

という質問を多くいただきます。歯の表面のプラークは糊状についているので、フロスや歯ブラシを使って物理的にこすり落とさないと取れません。しかし!よく見かける左の商品には「歯磨きだけでは落とせない!ミクロの汚れまで洗い流す!!」と書かれています。なんとも大胆なコピーです。テレビのCMでも、これでうがいするとすみずみまで洗い流されてスッキリするイメージが紹介されています。



「ミクロの汚れ」とは何のことでしょうか?プラーク(細菌のかたまり)をイメージしますが、何を指しているのかは書かれていません。ここに曖昧さがあります。実験方法は単純で、1週間フロスと歯ブラシを使って(歯磨剤は使いませんでした)プラークコントロールをした状態と、1週間歯ブラシもフロスもまったく使わず、上の洗口剤(モ○○ミン)だけを使った状態をプラーク染色液で染め出して比べてみました。また歯周ポケットの検査と歯ぐきからの出血も調べました。結果は下の写真です。




 

想像していた通り大変なことになりました。もちろん「フロス+歯ブラシ」の圧勝です。洗口剤のみの方はまっ赤!プラークにまみれています。1週間待たずして2~3日目に口の中はザラザラ、ベタベタしてきました。もうこの辺りで許してほしい~!と思ったほどです。憂鬱な1週間でした。プロービング(歯周ポケットの検査)で、歯ぐきからの出血も起こり始めていました。この広告を信じて何年もこれだけでやり通したら…と考えると恐ろしいです。結果は、容易に想像できましたが、体感するとかなり気持ち悪いです。最後の方は、かなりしっかりクチュクチュしましたが、ダメでした。まったくプラークはとれません。効果ゼロです。



常に上のようなキレイな状態で過ごす一生と、常に下のようなバイキンまみれのお口で過ごす一生は、まったく違ったものになるでしょう。当然口の健康状態は大きく違ってきますし、全身の健康にも影響してきます。さまざまな歯の治療も必要になるでしょう。このような誤解を招く広告は、許し難いと思うと同時に、他のジャンルのCMもそのまま信用しない方がよいのか?と懐疑的になってしまいます。皆さんも是非正しいプラークコントロールの方法をしっかり専門家から教わって習得してください。


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