episode84 ヒデ! ひで!! HIDE!!! 中田 英寿さまぁ | TAXI 東奔西走 ON THE TOKYO CITY
例えそれがどれほど偉大な人物であれ、その人物に対し個人的に
特別な感情を持ち合わせない、そんな人物は山ほどいる。

サッカー界のスーパースター・中田 英寿
どちらかといえば彼もそのひとりだった・・・

東京のほぼ真中の繁華街からほんの少し離れた
閑静な、隠れ家的なお店へ、フロントへ伺うという指示のもとお迎えに。
車の傍らで待つおいらの、視線の向こうの暖簾がひらりと開く。
ひょっこり顔を覗かせたのは、なんと 中田 英寿さま

22時をまわる時刻だというのに
「こんにちわ」
(こんばんわの時刻だよ、あぃやぁ)
舞い上がって頓珍漢なおいらににっこり笑って
「こんにちわ」

原則として、当然のこととして、お客様の会話に割って入ることは
また礼儀からしてもご法度なのだが
「あれ、なんだったっけ?にゃんこ先生の」
ご友人との会話に
うぉおぉ~ん!黙ってられましぇぇ~ん!!
「いなかっぺ大将ですね」
掟破りの会話乱入
ひでさん笑って
「詳しいですね」

爽やかな好青年
醸し出されるやさしさ

最後に
「今日、中田さまにご乗車いただいたことを
ブログに書かせていただいてもよろしいでしょうか?」


するとご友人
「ただタクシーに乗っただけなのに?」

「だってスーパースターですよ」

自然と口を突く賛辞にひでさん、すこし照れたように

「かまいませんよ」

いっぺんに好きになっちゃいました・・・って、いまさらなにを、ですね