群馬県は18日、昨年3月の火災で入所者10人が死亡した同県渋川市の老人施設「静養ホームたまゆら」を運営する「彩経会」のNPO法人の設立認証を取り消したと発表した。特定非営利活動促進法に基づくもので、県では理事長の高桑五郎被告(85)らが業務上過失致死罪で起訴されたことなどで「重大な法令違反があり、改善も見込めない」と判断した。

 県NPO・ボランティア推進課によると、法令違反でのNPO法人の設立認証取り消しは県内初。

 彩経会は平成11年9月20日にNPO法人として認証を受けた。昨年3月19日に発生した火災で、高桑被告ら役員2人が起訴され、火災後は、同法が定める年1回以上の総会や、監査も行われていないなどの法令違反があった。

 また、高桑被告と義妹2人の計3人が役員となり、3親等以内の親族は2人以内という規定などにも違反していた。

 設立認可取り消しを受け、県は同日、前橋地方法務局に登記抹消の申請を行った。今後、解散手続きが前橋地裁によって進められ、債務の整理などが行われる見通し。

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