フランクのケータイにメールが入っていた。何日も連絡が取れないのを心配して猫のチャーランからである。「フランクさん今どこにいるの?みんな心配してるニャン。何度電話してもメールしても連絡が取れないから捜索願を出すところよ!」ずきずきする頭でフランクは記憶を取り戻そうとするが何も思い出せない。夜行バスで東京に向かったことはおぼろげに覚えているがそれから先が分からない。自分が今どこで何をしようとしているのか一切の記憶が失われている。とりあえず生きていることをチャーランに知らせせなくては・・「チャーラン心配掛けてごめんね! ここは多分東京だと思うけど周りの人は不気味がって足早に逃げていく」「ここはどこ?」「わたしは誰?」とにかく異常に暑い。熱中症になったらしい。頭痛とめまいがまた襲ってきた。「もしもしフランクさん大丈夫ニャン?」安堵のあまりその場に崩れ落ちるフランクであった。
 

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