「地獄でなぜ悪い」 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

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   「地獄でなぜ悪い」



園子温監督最新作!! 「地獄でなぜ悪い」



公開日の今日、さっそく行ってきました~♪



実は私・・・


昔から、園子温監督の作品が死ぬほど気になりながらも


「冷たい熱帯魚」「恋の罪」とあまりに強烈そうな感じから


尻込みしちゃって観たことなかったんです( ̄□ ̄;)!!



でも


最近、園子温監督がバラエティ番組とかに出ているのを見て


そのキャラクターのあまりの魅力的すぎる感じに


やっぱり釘づけになり、監督の作品初鑑賞として


「地獄でなぜ悪い」は必見だな。と行ってきた次第であります(笑)



しかもその帰り、


先日本屋で見かけて気になっていた


監督の著書「けもの道を笑って歩け」を買いに走る私(笑)



もう完全に園子温にやられている(笑)



でも、この作品しか観ていない私に監督のことは語れないので


これから監督の作品を勇気を出して観てみよう!そう思ったのであります。



といいながら今、パンフを見ていると!!!


あの熱狂的に好きだったTVドラマ「時効警察」の


脚本・演出が園子温さんだったようです~о(ж>▽<)y ☆


三木監督のことしか知らずに観ていた~(;´▽`A``


といまさらながら感動です!!




さて、


今回の「地獄でなぜ悪い」




ひとことで言うと


面白かったですね~☆



なんか何とも言えない映画でした!!



それこそ、


こんな映画他にないのでは?って感じに斬新な映画ですね。




物語は


やくざの抗争を映画にしちまおうってやつ。



國村隼演じる武藤は武藤組の組長。

ある日、武藤が愛人とあっている間に、武藤の自宅が

敵対している北川会のやつらに襲われる。

そこで、自宅にいた友近演じる武藤の妻しずえは一人で応戦。

襲ってきたやくざたちを次々と殺し、服役。

武藤夫婦の間にはミツコという子役としてCMデビューしている娘がいるのだが、

しずえは服役中も娘が女優になって主役を張れることを夢見ていた。

しずえの望み通り、ミツコを主演とした映画が製作されていたのだが、

ミツコが途中で逃亡してしまい、その映画には出演できないとこに!

しずえの出所まであと10日。

どうしても娘の主演映画を妻の出所までにつくりたい武藤は

「緊急事態だ。映画班をつくる。」

ということで、自分たちで映画をつくることを決意!

そこに、親から逃げてるミツコ(二階堂ふみ)に捕まり利用された男公次が

巻き込まれ、やくざたちから映画監督だと誤解され、

そこに、公次から助けを求められた若き頃から映画監督を夢見て

走り続けている男平田(長谷川博己)が巻き込まれたりしていく。



というようなお話で展開していきます。





この映画、そんなストーリー展開もなかなかですが




なにより



キャストの面々の演技が


もうこの上なくサイコーなのです!!!



やくざの組長武藤を演じる國村隼さんはもう最高だし


敵対する北川会の組長池上を演じる堤真一さんの表情豊かな演技は最高で


映画狂な平田を演じる長谷川博己さんの普段は見れないような


はじけきったキャラは必見だし


武藤の娘ミツコを演じる二階堂ふみセクシーな演技も最高にかっこいいし


武藤の妻を演じた友近もめっちゃいい味出してました!


そしてさらに!


私はこれまで存在を知らず、今回すごい雰囲気の人だなぁと思って眺めた


公次を演じた星野源!!


この方も素晴らしい演技をする方でしたね~!


なんとテーマソングの作詞・作曲を手掛けてるんですよ!


で、パンフを見ると、俳優・音楽家・文筆家とかさまざまな肩書をお持ちのようです!




そんな主要キャストの方々の豪華極まりない演技


腹いっぱい堪能させてもらいながら


間で出てくるチョイ役の方たちにも豪華な方々がいっぱいでした~!




で、


そんな演技に大満足しながら



映画自体の展開も面白く


なかなかうまく構成されていたように思いました~!!



コメディというだけあって


笑える部分も多くあるんですが



それだけではなく


けっこういい話とか、ロマンチックな話とか色々あったり



過去と現在のつながりも非常に面白く観ることができましたね。



個人的にすごく好きだったのは


ミツコ(二階堂ふみ)と池上(堤真一)の関係でした。




また


最後の最後のシーン、この映画の締め方も


なんかすごくおしゃれというか粋だな~って感じで


すごく好きな終わり方でしたね。




この映画の中の平田が園子温監督なのであると言われていますが


監督の映画に対する情熱のようなものが


つよく感じられる映画でした。



そういう点からも


この映画はいろんな見方ができて


いろんな楽しみ方ができる


面白い映画だったと思います★





それにしても


俳優さんたちの演技、最高だったなぁ~о(ж>▽<)y ☆





※ここまで絶賛しておいて言うのもなんですが


 この映画は万人ウケはしないと思います(;´▽`A``(笑)





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