「愛、アムール」 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

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  「愛、アムール」



2012年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞した


ミヒャエル・ハネケ監督作「愛、アムール」




劇場公開時、気になって観たかったのですが、


近くでは公開されず、鑑賞を断念していた作品。




物語は


ジョルジュとアンヌの夫婦を描いた物語。


ジョルジュとアンヌは仲良く2人で暮らしていた。

ある日の食事中、急にアンヌの様子がおかしくなる。

ジョルジュが何を話しかけても、触っても反応がないのだ。

急いでアンヌを病院に連れて行こうと身支度をしていると

アンヌは急にもとに戻っており、今の自分の異変には一切気づいていない。

これはアンヌの病気の始まりだったのだ。

病院に行ったアンヌは手術を受けるが、その手術は失敗に終わり、

アンヌには半身麻痺という後遺症が残ってしまった。

病院嫌いなアンヌはジョルジュに「二度と病院には戻さないで」とお願いをする。

ジョルジュはその約束を守るため、家での介護を始めるが

アンヌの状態は日に日に悪くなっていくのだった。




映画は127分。


このほとんどの時間、私たちは2人のつらく切ない状況を


見守り続けなければならない。




けっして明るい映画ではなく


本当に切ない現実を突き付けられる映画であるが




夫婦について


愛について


色々なことを考えさせられる映画だった。




介護する側、される側の苦しみなども


静かに、しかし強く伝わってくるものになっていたし


非常によく描かれていたと思います。





愛し合って


結婚し


共に生き


共に死に向かって歩む


ということ




限りなく切なく哀しいけれど美しい


夫婦の愛というものを


しみじみと感じさせられた物語でありました。






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