待ちに待った「チャーリーとチョコレート工場」
こんな内容だなんて、誰が想像したであろう!というくらい私には衝撃的な内容になっていました。
一見、子供向けのファンタジー映画かと思いきや!!
子どもは見ないほうがいいだろう。と思ってしまう内容。
これってある意味、ホラーだよね。ってつっこみたくなる場面もありました。
といっても、恐ろしいわけではありませんよ。あくまで“ある意味”です。
そんなわけで、子どもと一緒に観にいくとこはオススメできませんが、
大人は十分に楽しめる内容だと思います。
何よりジョニー・デップが本当に素晴らしい!!
そして、今回は、彼だけではなく、彼に負けず劣らずの素晴らしい俳優フレディー・ハイモアくんが出ています。
ハイモアくんは、どうしてこんなに素晴らしい演技ができるのでしょう。
彼の演技力に脱帽です。
ハイモアくんの笑顔を観るだけで涙がでました。
さて、内容についてですが、
この作品、現代社会をうまく風刺しています。
家族愛のすばらしさを描くと同時に、
子どもへの愛情のかけ方が、いかに難しいか、そして、その愛情のかけ方が、忠実に子どもに反映していくということをうまく描いています。
そんな子どもに対する愛情をテーマにしたこの映画は、大人のための教訓映画といえるでしょう。
一見、ファンタジーあふれる、メルヘンチックな映画に見えますが、実際のところ、親たちに楽しく、しかし、厳しく、教訓を伝えている、意味深い映画になっています。
それにしても、この映画、感動も忘れていません。
ハイモアくん一家でのやりとりは、ハンカチなしでは観ることのできない、本当にいいお話になっています。
最高に美しいお話です。
ブラックユーモアたっぷりに教訓を伝える反面、
人間として大切なものを教えてくれる感動作に仕上がっているのであります。
みなさんもぜひ、この世界を堪能してみてはいかがでしょうか??