2006-10-05 17:48:23

ホンマの国際貢献の担い手は誰や?

テーマ:政治・経済

朝日新聞 2006年(平成18年)103日(木曜日)2面 窓 論説委員室から

大矢雅弘「武力によらない安全保障」

 

実質内戦下にあるアフガニスタンで、市民団体が丸腰で行っているボランティア活動が成果と信頼と安全を勝ち取っているとゆー。今日はその話を紹介した朝日新聞のコラムから、ホンマの国際貢献の担い手は誰やということを考えたい。

 

「アフガニスタンやパキスタンで、中村哲医師とともに医療や農業支援活動を続ける市民団体『ペシャワール会 (福岡市)

の日本人ワーカーらの現地報告が出版された。『丸腰のボランティア』(石風社)。

会は現地の文化や価値観を徹底して尊重する。その折々で、最も必要とされるものを最も必要とする人々に届けてきた。

中村医師が84年に着任して以来の医療活動では、ハンセン病などの治療で年間約10万人を診療する。00年からはアフガニスタンの砂漠化した大地で水源確保事業にも着手した。1400本を越す井戸を掘り、全長13キロの灌漑用水路の建設にも取り組む。

内戦や混乱の中で積み重ねてきた実践は、地元の長老をして『私たちはあなたたち日本人だけは信じることができる』と言わしめた。

用水路の建設現場では700人前後の住民が土木作業員として働く。払われる日当約240円は1家族5~10人が1日暮らせる金額だ。仕事のおかげで、住民は軍閥の雇い兵になったり、難民になったりすることもなく、治安の安定につながるという。

会の事務局を務める福元満治さんによると、用水路に並行して米国援助による道路建設が行われている。完全武装の民兵に護衛されて作業しているが、これまで数回、襲撃され、拉致・殺害されたという。

『私たちは非武装・丸腰で作業を続けてきたが、一度も襲われたことはない』。福元さんの言葉は、『信頼』がもたらす安全保障の確かさを物語る。」

 

この話を「安全保障」と結びつけるのは大矢はんの言い過ぎやと思うが、国際貢献の担い手として誰が相応しいかを考えるには大いに参考になる。

「ペシャワール会」のアフガニスタンでの活動が地元の人にとても評価されて、かつ安全を保てているのは、国家を背負わず、地元の人の役にたつことを、自力で自発的にコツコツやってきたからやと思う。日本では国際貢献と来れば国家が国連に人と金を持ち込んでする仕事ゆーイメージがまだ強いが、国家がやらんで民間有志がやったほうが個々の日本人の顔も見えるし、安全やし、効果も評判も上がるゆーことを証明しているようや。

安倍首相になってからも日本は国連の常任理事国入りを目指すということやが、そんなことにかまけている時間と金があるんなら、こーゆー活動をもっと積極的に支援すべきやと思うのは、まろだけやろか。


コメント

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1 ■無題

どうも日本政治化は目の付け所がおかしいと言うか・・やはり現場にいるものでないとそこの深刻さが分からないのでしょうね・・・

書類に目を通してそれを信じ、お金を振り分けるという方法から変えて欲しいと思っています。

2 ■国際貢献

国が絡むと、純粋に「困っているから助ける」にはどうしてもなりませんねぇ。
こういった問題は、国家をドンドン切り離していったほうが上手くいくのでは・・・
誰かを助けてイメージアップなんて、見え透いたことしなくても、国家の外交は駆け引きだってことぐらい皆知ってますから・・・

3 ■初めまして

こんばんは。
読者登録していただきありがとうございます。
私の所はほんと好き勝手に書いてるオタクブログですのに目に留めていただいて正直驚きました。
こちらのブログを拝見させていただきましたが内容が濃くてとっても勉強になりました。
その後自分のを見てちょっと恥ずかしくなりましたが・・・(笑)
これからもたまに遊びに来てください、わたしもまたお邪魔させていただきますね。

4 ■地道にこつこつ

おじゃまです。
わたしもウヨさんTBがついたり、だいぶサヨ認定されているらしいですが、民間善意の国際貢献だけで物事がすむとは思っていません。
でも、自衛隊を海外に出してアメリカに義理を果たすだけの国際貢献より、民間の援助団体の活動のほうが実効的だとは思いますね。
財界首脳なんかも、「国際貢献」というなら海外協力隊に言ってきた若者を自分の会社で優先的に採用すりゃあいいのに、と思ったりします。

ポンと手を叩いて明日から世界が平和になるわけはないから、地道な努力を地道にサポートできればいいですね。

5 ■読者登録ありがとう

読ませていただきました。なかなか頭が悪いもので、色々と勉強になりました。これからもよろしくお願いします♪

6 ■読者登録ありがとうございます☆

私なんかのブログをどうやって見つけたんですかぁぁぁ?!ありがとうございます☆

興味深く読ませていただきました。
少し難しくて何回も読んでしまいました・・・。
これからも遊びにまいります☆

7 ■国際貢献

中村医師の活動は、現代のお大師さん(弘法大師)とおもって敬愛しています。合掌

8 ■無題

こんにちは。
小悪魔キャバ嬢を名乗ってるレイです。
登録あいがとうございます。
すごく嬉しい。
あたしもこれからここに覗きにきてみますねー。

9 ■初めまして♪

遅くなりましたが、TBありがとうございました(。-人-。)

10 ■貢献でも援助でもなく・・・。

先日はトラックバックありがとうございました。
21世紀農場の谷口先生にしろ、ペシャワールの会の中村医師にしても、ご本人たちは自分が国際貢献しているなんて思っておられないと思います。
ただ目の前に困っている人がいて、自分を必要としている。それに応えたいという意思、人と人の結びつきの強さが、いまにNGOとしての活動が続いているのではないでしょうか。
援助というより、現地の人たちの自立を促すための活動を、一緒になってやっておられるのだと思います。

11 ■まさしく

顔の見える地域振興策を技術者が、
現場で行うこと。

私は、現在江戸の物語である。
司馬遼太郎の「菜の花の沖」を読みながら、
高田氏の生き様から考えさせられています。

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