2006-06-06 15:27:46

スーダンの紛争で考える、国家は誰のものか?

テーマ:政治・経済

日本経済新聞 2006510日(水曜日) 

「スーダンの悲劇に幕を」(社説)

スーダンの紛争が、終結される可能性が高まってきたらしい。

「ダルフール地方ではアラブ系遊牧民と非アラブ系農民が土地や水資源をめぐり争ってきたが、二〇〇三年二月に農民が軍の施設などを襲撃して紛争に突入した。

(中略)

この悲劇に対しアフリカ連合(AU)が二年前に和平工作に着手、それを米国、欧州連合(EU)が後押ししてようやく和平協定調印にこぎ着けた。特に米国はブッシュ大統領が最終局面で反政府武装勢力に書簡を出して妥協を働きかけるなど和平に貢献した。米欧の精力的な関与には中国に対するけん制の意味があるのかもしれない。スーダンは産油国であり、中国は一九九〇年代後半から道路建設などに巨額の投資を行い、見返りに原油を輸入している。」

スーダンは、民族間の小競り合いであり他国の干渉は不要と主張してる。スーダンの石油権益を持つ中国・パキスタンは、国連安保理の制裁決議を棄権した。一方、欧米諸国は、国際的な場面で発言力を増してる中国勢力を封じ込めるため、積極的に和平工作を行っとったらしい。

スーダンの記事を読み、ある映画を思い出した。「ホテル・ルワンダ」をご存じやろうか。

 アフリカのルワンダ共和国では、長い間民族紛争が続いとったが、大統領暗殺をきっかけにそれが激化してしまう。この映画の主人公であるホテルマン「ポール」は、よめはんが殺害の対象となっとる民族やったため、家族の命を守ろうと自身が勤務しとったホテルへ逃げ込む。そのホテルは、外国資本が入っとったことや国連軍の兵士が護衛したことから、民兵が入り込めず、安全な空間となっていた。ポールは、国連を初め欧米諸国に対し、紛争を解決すべく助けを求めたが、これらの国々は、「他国の内乱」と見なし、ルワンダ国民を見放したのやった。どこの国からも見放され、ただ殺されることを待つしかないゆーことを知ったポールは、ひとりでもようけの命を守るため、民族紛争の首謀者や国連軍との交渉を重ね続けた。その結果、たった100日間で100万人もの大虐殺が行われた中、1200人もの命を救うことが出来はったのやった。

 思うに、なんで欧米諸国は、ルワンダを「他国の内戦」として放置したのか。

 スーダンもルワンダもおんなじ民族紛争であるが、その差は、資源の有無ではなかったのか。当時メディアは、ルワンダの紛争を一時はニュースとしてとりあげとったものの、国際社会から見捨てられ、次第にニュースとしての精彩を失い消えていくしかいへなんだ。もし、ルワンダに資源があったなら、まちがいなく別の展開がみられとったはずや。

 100万人もの人々が殺された重たい事実。日本での報道の扱いはどへんやったか。恥ずかしながら、まろもこの映画の宣伝コピーではじめてこのことを知った。日本から遠いアフリカ、しかも資源もなく、国際政治に与える影響も小さな国での内戦。ニュースの価値が小さいとする見方もわからなくはない。しかし、メディアまでも、国際政治における大国のダブルスタンダードにお付き合いする必要はないやろう。

新聞特殊指定を維持した新聞業界は、利権の打破を叫ぶ一方で、自身の利権に固執するなど、どこか「利権の確保をもくろんで、いい格好をしようと振舞う大国」のイメージとかぶってみえてくる。


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コメント

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7 ■無題

TBありがとうございます。
ホテル・ルワンダの上映ってmixiのコミュ発祥の運動で実現したんですよね。
新聞が無力化して一部の善意ある庶民ががんばるってどうなんでしょうねー。

6 ■TB有難う御座います。

ホテル・ルワンダは、実在の
映画化でしたが、「ナイロビの蜂」も
ホテル・ルワンダを思い出させた
作品でした。

私一人では、非力です。
しかし、知っていると知らないでは
全然違うんだと心の底から思うのですが。

5 ■こんにちは

TBありがとうございました。
ホテルルワンダ、いい映画でした。
この映画を上映するまでの若者達の活動も、なかなか面白いですよ。
またお邪魔します。
追伸/クライマーズ・ハイは私も見ました。とてもいいドラマでしたね。

4 ■こんばんは^^

TBありがとうございました。

3 ■TB

トラックバックありがとうございましたm(_ _)m

2 ■無題

TBありがとうございました。
またお邪魔しまーす

1 ■気になっちゃった♪

ブログ読ませてもらいました♪

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