2010-06-17 18:00:00

第8回 着衣泳研究大会・学術講演会に出席して

テーマ:レポート
JCUE会員からも多数、着衣泳指導員として活動を継続している、
着衣泳研究会の総会・研究大会に参加してまいりました。

着衣泳研究会主催の学術講演会でしたが、
JCUEが日頃から唱えている「安全管理」への姿勢と共鳴する部分がある、
と感じましたので、紹介したいと思います。

講演者は日赤のベテラン社員です。
私自身も日赤神奈川支部・江ノ島講習会には馴染み深いこともあり、
安全管理の歴史も面白く聞く事ができました。


特別講演:水の事故犠牲者ゼロに向けて~関係団体の協働による実現~
演者 :三井 俊介 赤十字水上安全法指導員(日本赤十字社組織推進部部長)
NPO法人 JCUE(日本安全潜水教育協会)blog


主題である、組織間連係について、演者は、
<「水難事故をなくしたい、減らしたい」という思いの結集>を活かすべきであると提唱しています。

<各組織・団体が持っている得意技・強み(パズルのピースに相当)をテーブルに出し合って、パズルの完成版を作れないか?>

<組織連係には、他組織・団体と接触を持てる人材が必要→対境担当者の存在>と提唱していました。
対境担当者には、自分の組織だけを大事にしない、かつ相対でなく絶対で存在していゆく人材が必要であるとの説明がありました。

まさに、NPO JCUEの存在がそれを担うに相応と私は感じました。

演者は、日本泳法(古式泳法)にも長けていらっしゃり、
その教本を引用して、水辺の安全を掌る者の心得をお話されました。
まさに、温故知新です。
我々、指導員と称するものは今一度、肝に銘じねばと心新たにいたしました。

◎水府流(上市):島村丹治昌邦 水術伝書(1827年)の水術指南心得之事
~水術を教ふる事は外の指南と異なりて之を教ふるの心深く骨髄に徹て常に心に離るる事なし故に少しでも熱に犯されるる時は頼まれし子供の水に溺れ危うきを見て大汗を流しむ夢覚むる事あり ~水術は始めより真剣勝負をた為すに同じ 少しく油断すれ立ちところに溺るるが故に指南も一人にて大勢を教ふる事は難し~

◎増補改定 大日本游泳術1919年(教員及助手)
游泳を教授するには、教員及数名の助手を要す。能く游ぎ、能く教へ能く保護するを良教員となす。
世の游泳を教授するもの、能く游ぐ者は多しと雖も、能く教ふる者は少なく、能く護る者に至りては殆ど
稀なり。抑游泳は人の生命身體を保護するの術なりと雖も、之を練習するに方、危険に遭遇すること
往々之れなきを保し難きを以って、教員たるもの、須らく保護の任を以って第一とし、教授を其次となす可し。

着衣泳研究会URL:http://home.j05.itscom.net/tyakuiei/
レポート:JCUE会員 早川弘子(潜水指導員・着衣泳指導員)

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