地元の親友の石川さんに「ウクレレ教室やってみれば?」
と話をしてもらって、いろいろな手続きを踏み、
妻のこども英語教室と一緒にはじめた「ハピレレ音楽教室」。
最初は

「こんな地の利もない場所で会員さん入るのかな。。。」
とはじめた教室も3年で会員番号60番を迎える。

開設し、2年経つかという日、1人の女の子とお父さんがやってきた。
「ウクレレを本格的に習いたいんですが。。。」と
やってきたのが羚奈だった。

今同様、大人しかったがとにかくウクレレを弾くのが大好きな子でした。
当時9歳。

メキメキ上達し、ある日「名古屋のコンテストに出てみない?」
と誘ったところ。やりたいということで応募、
少ないレパートリーの中から「さくらさくら」を選択し、
猛練習の末、なんと満場一致で大人も含め優勝。

その後、テクニカルな事が好きで、基礎をおろそかにしようとしていた点から、
うーん。伸び悩みそうだ。と心配したものだった。

「羚奈、淡々と弾いちゃダメだ。心を動かして音にのせるんだ。」

「音って、のるの?」

「。。。。」

こんなやりとりがしばらく続いた。

「演奏前に心のスイッチを入れられない人は、まぁセンスないから
関わらないほうが良い。」というのは私の厳しい師匠の教えだった。

でも、いつまでもウクレレをじっと弾く姿に、
ちょっと囁いてみた。

「ハワイの国際ウクレレコンテストに出てみたいか?」

即答だった。「やりたい!」

普段は大人しいが、じっと青い炎を秘めた人だった。

それから半年近く、世界大会を標準に猛特訓がはじまった。
ハピレレ音楽教室は、どのクラスもある程度、弾けるようになると
BPM75で四分音符のドレミ~を2オクターブ繰り返すのだ。

世界大会に選んだ曲はなんと僕のオリジナルの難曲「明治維新」だった。
羚奈は、しゃべらないがじっくり練習する人だった。

多少、ムラもあるので、
「やる気がないなら、家に帰れ」といった日もあった。

羚奈は、大人しく唇を噛み締め、反復練習した。
日が近づき、パフォーマンス性など話し合い、衣装の打ち合わせもした。
アクションや、エフェクターの接続の練習、
何より会場に方に失礼の無いようお辞儀の練習もした。

でもダメそうだった(笑)。
演奏に心の元素を注入するのが苦手な人だったのだ。
「明治維新ってなんだか、歴史を勉強してきなさい」

翌週、「Revolution?」と答えてきた。

「それに心を込めて音にするって、どういうことだと思う?」

こんなやりとりがしばらく続いたある日。

「お父さんやお母さんが、愛してくれていることに応えるって感じたらどうだろう?」

と言っているうちに、変化が生まれはじめた。
3連のストラムが機械的でなく、発車する車輪のように動き始める。

「お!」っと驚いた。
やはり心はあった。どう表現するか知らないだけなんだ。
ひょっとしたらどの子供もそうかもしれない。

ハワイに向かう飛行機に乗った。



ハワイ オアフ島でも、最も有名な場所の一つロイヤルハワイアンセンター。
"Internatinola Ukulele Contest2016"のポスターが、僕らを揺らした。

僕は自分のコンテスト以上に緊張していた。

もし、結果がともなわず、羚奈がハワイを嫌いになったらどうしよう。。。
と本気で心配した。予感は的中した。



日本、ハワイ、台湾、アメリカ本土のプレイヤーの圧倒的な技術に前に呆然とした。
「なぜ、こんなに甘く見ていたのか?」と後悔すらした。

自由気ままに、ハイストラムをジャンジャン決めてグルーブ感たっぷりな
台湾のフォンイーくん。

自作の曲で、スピード感あふれるテクニカルな16ビートを刻むテキサスのShoくん。

ハワイの難曲、カレイガミアオの「Mach4」とJakeShimabukuroさんの曲を
合わせて豪華なハワイアンストラムを凄いスピードで弾く地元ハワイのUsaburoくん。

羚奈には足らないものだらけだった。

強烈なライバルの熱演を目の前に、
予想通り彼女は硬直していた。

しかし、ステージに立つと、違った。

「常に一呼吸置いて弾きなさい」の教え通り、
なんとも気持ちの入る演奏だった。

イントロの和のメロディーを正確に優しく、テンポよく弾き、
「開国」をイメージして和服を脱ぎ去り、金色の衣装になった途端、
気持ちに乗って高速の3連ストラムで会場を沸かせた。

見せ場である両手タッピング。インサイドアウトが過ぎ、
目を閉じて、情熱的に高速トレモロが始まった。

音とキモチがシンクロしている。
うまくいっている。

ラストの見せ場、ブラッシングミュートからの高速3連ストラム。
息が、音符に乗っている。そのままラストはジャンプ!

演奏の動画↓
http://youtu.be/20xyPcYzyMg

個人的には素晴らしい演奏だった。
集中力も切れず、ただ上手に弾こうとしているわけでは無い何かがあった。


それでも入賞は難しいと思った。
あれだけの技術のあるコンテンダーの点数が低いわけが無い。。。

そして、授賞式。。。。。
じっとしておれないのは羚奈だけではなく、
僕も羚奈の両親も同じだった。



その時、「優勝、羚奈!JAPAN!」の声が聞こえたとき、
パパと涙を浮かべながら抱き合った。



何事も一生懸命やると、自然と涙が出るもんだなぁ。。。。とつくづく感じた。



結果は公式結果として点数となって公開された。

http://www.ukulelepicnicinhawaii.org/contest/about/winners/

本当なんだ。。。本当か?と改めて思った(笑)。

今日まで勝ちたい一心で練習したことは否めない。
「他人と競い合うキモチ」
音楽としては最も相性のよく無い感情かもしれない。
でも努力してもどうにもならないことに立ち向かう勇気というものを、
羚奈に教えてもらった。

時には音楽の興味がこんな事から始まってもいいだろうと思う。



翌日から激震のように情報は走り、ハワイのTVに映ったり、
ハワイのラジオKZOO局から出演依頼。早くも日本のラジオの出演も決まった。

2012年10月10日にはじめたハピレレ音楽教室から、
混じりっ気ない奇跡として、世界チャンピオンが誕生した。

まだまだ、足りないとこだらけの僕だけど
今日はいい日だった。
翌日声がガラガラで皆に心配をかけちゃった。
ホテルの部屋でひとりで何時間も大泣きしたからなんて、
恥ずかしくて、ここでしか書けない(笑)。

羚奈、本当におめでとう。これからも一緒に頑張ろう。
AD



はい。わかってます。これほどサボってるブログはないのでは。。。と。


すいません。なかなかズボラなもので。

溜まりに溜まってしまいましたwww.


さて、このあたりは回想ブログということで、タイムマシンにのって、

今年の7月まで、ぎゅーーんと戻りたいと思います。


ボクが昨年、台湾のウクレレフェスでもお世話になり、

台南の高雄(カオシュン)でお世話になったUKE-BEATSのFOXから

「JAPANで演奏したい!」というコールが、


そこから紹介し、UkulelePicnic2015にも出演が決定。

それ以外にも東京で2箇所演奏することになった。


AnnierLee


Annier(アニエ)は、台湾の超絶プレイヤーで、高雄で先生もやっています。

特筆すべきなのは、右手のトレモロ!

中国琵琶の名手でもある、アニエは他の誰もできない奏法を、たくさんもっているのです。


もちろん、ウクレレピクニック2015でも、東京(中目黒グランシップ)公演でも、

皆さん、唖然。。。。。どうやって弾いているかもわからない。


クラシックギターをやっていた僕のトレモロともちょっと違うのです。

同一弦上で、右手の複数の指を使うというか。。。とにかく凄い!!


そんな、東京公演では、

タイランド・ウクレレフェスティバルでもご一緒だった勝誠二さんも友情出演!

僕はVanSeilenで、そしてオープンマイクではボクの生徒さんや、

台湾のVictorなんかも出演してくれました。


キワヤ商会様に遊びに行ったり、お寿司や

家族ぐるみで浅草までいったりとVinsentやKenさんと

お蕎麦を食べに行ったりと楽しい観光ガイドさせていただきました。


結構一緒にいたので、最後は寂しかったなぁ。。。


そんなFOXやAnnierたちは台湾の高雄で、

初のウクレレフェスティバルを2016年4月に企画中とのこと!


ますます、楽しみだね。 また会いましょう。


AD
{944CFDE4-AE7A-43DC-81BC-8235B0D4FFA3:01}

いやぁ台風ツアーとはこのこと。わかってはいたのですが、まさかここまでとは。。。

それに関しては後ほど触れるとしまして、


さー、やってまいりました京都、神戸、大阪のVanSeilen関西ツアー!


最初はボーカルのJuneが大学時代に住んでいた京都でのLIVE。

なんとJuneはブルーグラス部に在籍していて、Bassを担当。

そのときに一緒に組んでいた「ふたり乗り」というグループの相方、

フラットマンドリンのさやちゃんのBAND”パイレーツ・カヌー”との対バンでした。


その会場がまたすてきな感じなのです。

もしも屋さんといいまして、料理もとっても美味しいのですが、

吹き抜けの木造感が素敵なのです。


僕はブルーグラスというジャンルを通過していないので、

その日も、バンジョー&ドブロ担当のイワキさんからいろいろ教えていただきました。

歴史、技術、音楽性などなど。。。。


実際、パイレーツカヌーを聞いてみると「なんだろう。。。。」

僕は日本人なのにアメリカン・カントリーの懐かしい感じがあります。

日本で例えると、フォーク・スタイルなのかなぁ。

なんともブルーミッチェルやキャロルキング、ジェームズテイラーといった

匂いの素敵な音楽でした。bandはいいね。。。。


会場はパイレーツカヌーのファンの方ばかりの中、あたたかく迎えていただきました。


メンバーのイワキさん、谷口さん、ヴィクトリアさん、よっしーさん、

さやちゃんご夫婦、ありがとうございました!


。。。。。。。と、事件はその帰りに起こりました。


やっと乗れたJR京都線が途中で4時間も停車、閉じ込められてしまいました。。。。

急病人なども搬送されて、トイレも行けず、奇声をあげる人も出る始末。

息苦しくなってくるし、もう、ダメかなーとか思いました。

NHKなども来て大ニュースに。。。。

そういえば去年Jazzoomで来た京都も台風でした。嵐を呼ぶ男(笑)


山崎の合戦のあった山崎駅で降ろされ、始発を待って、ホテルにチェックインしたのが

朝の7時・・・・・・・今日もライブなのにー!!


{70AE4FDD-6649-4F61-97F8-9CD30173F2C2:01}

と2時間寝た後、足を引きずりながら、すぐに神戸・夙川の会場へ!

こうすけさんの珈琲を飲めば治る!と思い、カフェ・オコナに。


これがピタリと治ったの!


これでオコナさんでLIVEさせていただくのは4度目。

レコーディングする以前から「VanSeilenはオコナでLIVEが合いそう」と感じていたので、

また喜びもひとしお。


写真は念入りに豆を選出する、こうすけさんと奥さん。


この日は初披露の「My Favorite things」とてもかわいらしいアレンジなんですが、

半分以上はJuneのアイデア。いやー、さすがいろんな音楽聞いてますね。脱帽。


会場は以前Jazzoomを見ていただいた方や、評判を聞いてきたくださった方などで満席。

演奏しながらも「やはり、VanSeilenはオコナ合うなぁ」としみじみ弾いてました。


演奏終了後も、たくさんCDを買っていただきうれしかった!


その後はいつものホリタカさんとの会場内打ち上げww

「この一杯のために生きとんねん」の名言も聞けました。


こうすけさん、おくさん、お母さんどうもありがとうございました。

お土産の珈琲も美味しく飲みますね。

{C765AE33-7075-49C5-BFD0-11D794F539FB:01}

さて、あまり寝ていない中、最後の大阪!天満宮のワーズカフェさんへ。


とっても目立つ通りに面していて、おしゃれなカフェって感じ。


最初はイノマックスさんの「M.M喫茶店」がオープニング!

いやぁこれは面白いですね。ぜひ東京にも来てほしい。


そしてVanSeilen。

会場には格闘技時代の後輩や、ウクレレ友達のジャッキーさんや

エンジェルさん、ボスパンちゃんと知った顔も多く、うれしかったなぁ。


最終日ということもあり、なんか吹っ切れたような演奏ができました。


アンコールはVanSeilenでやる前に、たらすなさんと一緒に「変な歌」を。

これはすごい好き。なんか一緒にやると演奏中にどんどん創造力をもらえるというか。

まるで自分がアンディサマーズやU2にエッジに慣れためまいが一瞬来ますww.

これが、たらすなさんと演るケミストリィなのでしょう。


演奏終了後は勝誠二さんが「ぜったい美味しいから、食べたほうがいいよ」

と一押しのカツサンド、エビサンド。


これが。。。。。。旨すぎる。ジューシーなお肉にカラッと揚げた感&こんがりパン。

これだけ目当てでもまた来たい!ww


マスターの畑中さん、ごちそう様でした。また来ます。

{DCFE0467-F8C2-43FB-87E2-DE962F229B36:01}


そして2年連続のボスパンちゃんと梅田のテンでの打ち上げ!!!

楽しかった!本当におせわになりました!来年は台風連れてこないんでww

AD