2005-04-20

A LATIN TRIBUTE TO MILES DAVIS/HUMBERTO RAMIREZ

テーマ:ジャズ

  AMAZONでCDを買うときは1500円ジャストを目指す。送料が無料になるというセコイ理由だ。今現在ブルー・ノートのCDの多くが980円、1100円になっているから、500円前後のCDをひたすら探す。

 先日、思わぬ掘り出し物を見つけた。A LATIN TRIBUTE TO MILES DAVIS/HUMBERTO RAMIREZだ。レーベルはSt Claerという無名のものだ。ラテン・フレーバーでマイルスの名曲を演奏するというものだが、AMAZONでは曲名とリーダーしか説明していない。だがジャケットから名盤に違いないと確信し注文する。

 1曲目の「ソー・ホワット」で少々押し付けがましいテナーのソロが始まり、俄然バンドが勢いを増す。もしかして、いや確実にマイケル・ブレッカーだ。ブレッカー節とも言えるお得意のフレーズがバンド全体に浸透し、テンションが上がっていくのが手に取るように分かる。が、本当にマイケルだろうか!?。必死にネットで検索した結果、ポルトガル語のページにたどり着いた。どうやらこれは MILES LATINO というタイトルでブラジルで発売され上記レーベルが、アメリカで発売したらしい。最近のブレッカーのリーダー作はどうも煮詰まり気味で頭でっかちの印象を受け、うまいのは認めるが面白くなかった。このようにサイドマンで普段着姿のブレッカーのソロを聴くと、やはり凄いと、うなってしまう。

 1曲目「ソー・ホワット」も上出来だが、白眉は「FOUR」だろう。ラテン・アンサンブルとリーダーのソロ、ブレーカーの伸びやかなソロが、名曲名演に華を添える。

 懐が痛まず、良いCDに巡り合えたのは日ごとの精進のおかげか。

★★★★

MILES LATINO

 

 

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2005-04-20

GIANT STEPS/JOHN COLTRANE/ATLANTIC 81227 3610-2

テーマ:ジャズ

  いやはやわたしがコルトレーンのアルバムについてあれこれ言うことになるとは思わなかった。ついこの間まで、嫌いなアーティストだったのだから。未だにブルーノートの「ブルートレイン」は許容できないが、それはまた後日・・・。

 このアルバムからはマスター・テイクはいかにして作られるか、また、サイドメンがいかに重要かを思い知らされる。

 このCDにはオリジナルのアルバムのテイクに8曲ものボーナス・トラックが追加されている。「ジャインアント・ステップス」の3テイクに注目したい。最初のテイクはレックス・ハンフリーズをドラマーに迎えて収録されている。彼の持ち味はブルーノートのドナルド・バードやデューク・ピアソンの諸作に見られる、ファンキーで、かつ「のほほん」とした味わいだ。「のほほん」の要因は、彼の4ビートの三拍目にアクセントをつけない、あるいは叩かない奏法にある。リーダーに遠慮しているかもしれないそのドラミングは聴いていて微笑ましい。

 「ジャインアント・ステップス」に彼のドラミングは不適合だったようである。複雑に変化するコード進行についていけず、彼はひたすらトレーンの顔色を伺っているようだ。結局、トレーンも不完全燃焼のまま、演奏は終わってしまった。生真面目でかつ爆走するタイプのトレーンはただ伴奏してくれる程度のドラマーでは物足りないのだ。自分を猛プッシュしてくれるタイムキーパーが必要なのだ。

 マスター・テイクを聴く。ドラマーはアート・テイラーだ。百戦錬磨のこのドラマーはコルトレーンのプレイに散々おかずを入れながら、正確無比なタイム・キープをして、トレーンをリードした。あたかもトレーンの先をひたすら行くかのように。トレーンは急に、何かに取り付かれたように、スイッチが入り、あのシーツ・オブ・サウンドが始まるのである。リーダーが快調になると他のメンバーも負けじと好演を繰り広げる。フラナガンのセンスのあるタッチにも注目したい。

 この3テイクだけでも買いのアルバムである。

 ★★★★☆

 

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2005-04-20

THE RAY DRAPER QUINTET FEAUTURING JOHN COLTRANE

テーマ:ジャズ

 恥ずかしながらこの歳になるまでコルトレーンが分からなかった。何を考えているか分からず、音楽的な共感もない。アルトのような音質、多すぎる音数、情緒のない線律、いずれも好みではなかった。大方がよしとするBNの「ブルートレイン」や「バラード」もいけなかった。求道的な人の生真面目さが鼻につき、どうもよろしくないのだ。

 さて本アルバム:THE RAY DRAPER QUINTET FEAUTURING JOHN COLTRANEである。このCDは「パリの空」1曲のためのアルバムである。他の曲はドレイパーの、「死に際の種豚の独り言」のようなソロを我慢して聞いていられない。しかし、札幌HMVのCD餌箱に780円で売られていたこのアルバムだが愛聴曲に引かれて購入してしまった。果たせるかな最高の聴き所が「パリの空」があった。わたしの愛聴するのはバルネ・ウィランの「フレンチ・バラッズ」の同曲だが、これの良いところは、ベースで始まるラテン系のリズムの鼓舞されるバルネのダンデイーなソロである。さて本題だが、この曲だけできちんとリハーサルが行なわれ、アレンジもきちんと決められたようである。まず。トレーンが無骨にテーマを吹き、ドレイパーが邪魔にならないようにユニゾンで流す。コルトレーンはテーマの無骨さを打ち消すようにシーツ・オブ・サウンドで軽快にソロを流す。また無骨なテーマで曲は締めくくられる。バルネのアレンジの源流がこの演奏にあることを知った。ベースライン、ドラムのショットも酷似している。ソロがトレーンになると他のサイドメンも突然目ざめ、張り切りだすのもジャズの面白いところだ。

 CDナンバーはOJCCD-986-2。OJCの以前のCDは音質が薄く、脱脂綿で拭いたようなサウンドだったが、かなりジャズ向きに中音が充実し改善されている。高音、特にシンバルにもう少しヴァンゲルダーサウンドらしいガッツと繊細さを加えて欲しいが、まあ聴くに耐えるサウンドに向上してきている。

 

個人的主観による星の数(5つ星で満点、☆は0、5点)。

★★★☆

レイ・ドレイパー/クインテット

 

 

 

 

 

 

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