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2005-06-30

スズメのこと―最終結論(親バカ)

テーマ:すずめ日記

 わたしがスズメを拾ってきて、一ヶ月とちょっとが経過した。ぴーちゃんは足が不自由なものの、立派に成長した。

 家の中を自由に飛び回る。

 畳の上をジャンプして歩く。

 窓の向こう側にとまっている虫を捕まえようとする。

 何よりも、自分で餌(殻つき粟玉)を食べられるようになる。

 水浴びをする。


 正直、わたしはこの成長に少々戸惑った。もう少し長く子供でいてくれると思ったのである。今や、くちばしの付け根がわずかに黄色いくらいで、外のスズメとほとんど変わらない。


 外のスズメと違うところもある。

 わたし(たち)になついていることである。

 餌をわたし(たち)の手から食べる。

 頭をなでると気持ちよいらしく、手からなかなか降りない。

 日中、かごのゲートを開けておくと、自由に出入りし、餌を食べたりしている。


 外のスズメと違うところ、これが問題だ。そして足の障害。

 なんと言っても目が開かない状態で拾ってきて、最初に見たのがわたしたちだから、そうなったのだろう。


 わたしは悩んだ。

 本格的に自然に帰す訓練をして、「さよなら」をすべきか。

 けがをしているのだから、保護し続けるべきか。

 法律の問題もある。野鳥を飼うことは禁じられているのだ。


 もう一人のわたしが言う。「スズメを飼って、逮捕された人なんて聞いたことがない」。

 もう一人のわたしが言う。「どうせ自然界から一度のけものにされたスズメじゃないか」。


 何人もの方のコメントを思い出す。

 「自然に帰したが数日後、玄関の前で冷たくなっていた」。

 「子供のころ、ズズメを死なせてしまった」。

 「心を鬼にして、自然に帰した」。


 窓際で思いっきり、「のび」をして外を眺め、自然のスズメたちの鳴き声に反応しているぴーちゃんを見て、わたしは考えた。

 大体、わたしらしくないのである。どんなにかわいいネコやイヌでも、全神経を集中させてかわいがっている大人たちが信じられなかった。ペットが死に、何日も泣き悲しんでいる大人が信じられなかった。子供ならまだ分かる。

 そんな動物には冷たいわたしが、スズメ一羽でこんなに悩んでいるのである。

 結論は出なかった。近所や友人の手前もある。法律違反ということで後ろ指をさされないか。


 これはやはり、お上の指示を仰ぐしかない。もし「即刻自然に帰しなさい」と言うなら、お上の言うことだからということで、晴れやかな気持ちで手放すことができるような気がしたのだ。


 北海道在住なので、道庁に電話をする。地域政策部環境生活課自然環境係鳥獣保護担当という、いかにもお役所、というところに電話がつながれる。

以下が道(どう)から出された結論である。

 「野鳥をペットとして飼うことは法律で禁じられている。傷病鳥獣は道(どう)で保護する。が、(jazzclub)さんの最寄に保護施設はない。それで(jazzclub)さんのところに道がスズメの保護を委託し,道に代わり,管理していただくという形をとる。キズが完治して,放野できるなら,そうしていただいて構わないが,人に慣れている場合は順応できない場合が多いので,『保護』し続けても良い。道の自然保護に協力していただき,感謝している」。

 この電話をもって、ぴーちゃんは道に傷病鳥獣として登録され、同時にわたしは委託保護者として登録された。対応してくれた道職員は「職務を全うしてください」「年に一度くらいは保護状況をお尋ねします」と言って電話を切った。

 わたしはこの粋な計らいに、大げさに言うと驚いた。四角四面の血の通わない対応ではない。わたしの「できれば保護し続けたい」という気持ちがちゃんと伝わっている。お役所仕事をきちんとしながら、こちらの意思を最大限、汲み取ってくれたのだ。不祥事続きで揺れている道だが、柔軟に対応してくれたことにここは素直に感謝しよう。税金も当分は真面目に納めることにしよう。

 さて、これでぴーちゃんの話は終わりにする。

 本来ジャンルは音楽なのだから。

 かわいい写真もたくさんあるが載せないことにしよう。

 皆さんにとっては、外にいるスズメと変わらないのだから。

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2005-06-30

カシオペア/ビター・スイート(2000年作品)

テーマ:ジャズ

 近年のカシオペアの作品では、最も充実した作品だろう。奇をてらった斬新な仕掛けがないところが逆に新鮮。久々に王道を突き進んだ感じだ。テクニック偏重になり、ややもすると口ずさめないほど複雑なメロディに凝っていた時期を過ぎ、また歌いやすいカシオペアが帰ってきた。



 ナルチョがあまりチョッパーをやらないところが良い。当時の雑誌を見ると、そのあたり神保さんとよく話し合ったようである。つまり音楽性という問題。

 神保さんのタイトなドラムがまさに切れまくり。随所でかっこいいフレーズが挟まれる。

 野呂さんもこのアルバムでは、あまり難しいことをやらず、ギターキッズたちの夢をかなえてくれている。



 神保さんの7曲目「GIVE ME YOUR LOVE」に注目する。何気なくドラムを叩いているが次第にオカズが多くなり、野呂氏のギターも美しいが、やはり神保氏がしっかりリーダーシップを取っている。初期の「ルッキング・アップ」を彷彿させる10曲目「タイト・ライン」も良い。

 安心して通しで聴ける作品である。向谷さんのイマジネーションがイマイチか。常套フレーズ多用である。電車関係のお仕事と、大学の先生のお仕事で、当時は非常に忙しかったはず。



個人的主観による星の数(5つ星で満点、☆は0、5点)。

★★★☆



bitter
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2005-06-29

ブレッカー、倒れる・・・。

テーマ:ジャズ

 残念なニュースが。

 「6月24日付のニューヨーク・タイムズの報道によると6月22日に行われたJVCジャズ・フェスティバルのステップス・アヘッドのコンサートでリーダーのマイク・マイニエリから出演が予定されていたマイケル・ブレッカーはその前日に骨髄異形成症候群との診断を受け、その治療を受けているとの発表があったとのこと。

 骨髄異形成症候群とは血液がんの一種で白血病に進行することも多い深刻な病気。この夏に予定されていたライブ出演は全てキャンセルされたとのことで、8月に来日が予定されていた森山良子バンドでの渡辺香津美との競演もキャンセルが予想される」。とのこと。

尚、ステップス・アヘッドのリユニオン・ツアーはビル・エヴァンスが代役を努める。
(その他のメンバーはマイク・マイニエリ、マイク・スターン、リチャード・ボナ、スティーブ・スミス)

 ブレッカーの代役が務まる人なんていません!

 彼自体がワン・アンド・オンリーであり、ブランドそのものですから。数年前のライブや最近の映像でも痩せていたから心配していたんですが。

 がんはもう不治の病ではないから、今は治療に専念し、もうひとはなもふたはなも咲かせてもらいたいものです。

 Tjazz

  東京ジャズ2002にて。

 

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2005-06-29

不定期更新:チェリビダッケ:(3)ドビュッシー、ラヴェル

テーマ:クラシック

 フランス音楽はやはりフランス人の指揮者、オーケストラによる演奏がベストという人が多いのではないか。書く言うわたしも色彩感のあるフランスの曲はカッチリとしたドイツのオーケストラではちょっと、というところがある。しかし、ルーマニア出身の指揮者であるチェリビダッケ(以下チェリ)の場合は、そうも言っていられないし、その壁を突き破らなければならなかったはずだ。チェリ自身、80年代のインタビューで「専門分野の人々についてどう思うか」と言う質問について、「なんで専門なんだ?」と間髪いれずに答えたと言う。

 チェリのフランス音楽は事実素晴らしい。彼の演奏によってその曲そのものが理解できた、好きになったと言うものが幾つもある。

・ドビュッシー:交響詩「海」(「イベリア」を併録)

 わたしにとってこの「海」は今ひとつ捉え所のない音楽だったが、彼の解釈によって目からうろこ。 

 波のきらめき、夜の海の静けさが想像できる。

 2

 


・ラヴェル:組曲「クープランの墓」(「ダフニスとクロエ」を併録)

 この曲はもともと大好きだが、こんなに丁寧に磨き上げられた演奏は始めて。 

 3  

 




・ラヴェル:ピアノ協奏曲(ピアノ:ミケランジェルリ、ロンドン交響楽団)

 ジャズっぽい、奇をてらったようなラヴェルのオーケストレーションにどうもなじめなかったが、この演奏で

 開眼。

 1


 

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2005-06-28

熱帯ジャズ楽団/MAS TROPICAL!

テーマ:ジャズ

 さすが、としか言いようがない。ある程度のマンネリ化は予想していた。しかし、彼らはワン&オンリー。飽きさせることがない。鉄壁のアンサンブルとアレンジ、そしてソロ。あっと言う間に聴き終わる。今、リピート3回目。どれか一曲というわけではない。オリジナル、スタンダード、どれも良い。「オレンジ・エクスプレス」でのナベサダのソロは残念ながら輝きが失われたが、熱帯JAZZとの共演によって少々若返った。隠微な「カサ・ヴェルデ」のフルートも必聴。たくさんの言葉を必要としない圧倒的な充実感。

 蛇足ながら、このアルバムに最初に反応したのは、うちの手乗り雀(ぴーちゃん:親バカ)。静かにしていたのに、ぴーぴーじーじーと鳴き止まない。お友達がたくさん来たと思ったのでしょうか(^.^)b

当然の★★★★★



 


nettai

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