ケラングアワード受賞&ダウンロードフェス大勝利! | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

テレビ朝日批判などしている場合ではない。

現地時間6月9日、イギリスのロック専門誌「Kerrng!」が選定する「Kerrang! Awards 2016」でBABYMETALが昨年に引き続き、二年連続栄冠を獲得した。今年は「Best Live Band」賞で、場内でノミネートされた4つの人気ロックバンド、「ブラック・ベイル・ブライズ 」、「トウェンティ・ワン・パイロッツ」「ナイトウィッシュ」「フランク・カーター&ザ・ラトルスネイクス」を押しのけての受賞となり、昨年の、いわば“期待の新人”賞である「The Spirit Of Independence Award」からまた一歩階段を登ったことになる。というか、世界最高のライブバンドとして認められたのだ。やはりウェンブリーアリーナでのライブが、圧倒的に評価されたのだろう。凄い。

ただ、授賞式では、MCのBenji webbe氏が、SU-のスピーチを“妨害”したとか、「Fuckin’ around…」という言葉を使ったとかで、Twitterで謝罪する騒ぎとなっている。授賞式の動画を見た限りでは、Benji氏に悪意は全く感じられず、SU-は英語で「Kerrang! Awardにまた来れて嬉しいです!」と言ったのだが、さすがに“暗記”っぽくスローペースだったので、細かい突っ込みを入れたのに、SU-が即応できなかった。そのあと、「私たちをサポートしてくれている全ての皆さんに心から感謝します!」と言うときも、Benji氏とかぶさるような言い方になったので、そのチグハグ感が「妨害」ととられたのだろう。Benji氏は、最後にはニコニコ顔で、「BABYMETAL!!」とたたえているので、問題にするほどのことでもないだろう。

そしてさきほど、ドニントンパークで行われたイギリス最大のメタルフェス、ダウンロードフェスで、またもやBABYMETALが大勝利をおさめた。

BABYMETAL登場前、晴れていたのに、ステージ前に恐ろしい数の観客が集まってくると、突然の豪雨!観客があまりにもヒートアップしていたので、キツネ様が頭を冷やさせたのかもしれない。

ステージの中までびしょ濡れの中、1.「BABYMETAL DEATH」が始まる。

雨が降る中、30分という持ち時間であったが、BMDに続いて疾走感重視の2.「ギミチョコ!!」、3.「Catch me if you can」と続き、4.「メギツネ」で、キツネ様に感謝を捧げた。

いいですか、みなさん。ドニントンパークは、Leicester州にあります。あの岡崎慎司の、キツネ様をロゴにしているレスターシティFC、プレミアリーグ奇跡の優勝を成し遂げたあの、レスターシティFCのある州です。これはもう、キツネ様が実在するとしかいいようがありません。

続く、5.「KARATE」で、ようやくセカンドアルバムの曲です。そして、EU盤、US盤では「BABYMETAL」にボーナストラックとして入っている6.「Road of Resistance」でフィニッシュ。SU-の「We----Are----?」は、今年のツアー最高の伸びだった。なんとももったいない、というか、1時間やらせろ感の強いライブ。とはいえ、BABYMETALは大舞台に強い、というぼくの自説が見事に証明されたような、全力パフォーマンスで、雨中の観客を大満足させた。

考えてみれば、BABYMETALの野外フェスは、いつも晴れていた。例外は2015年のRock in the Rangeだが、BABYMETALがステージに上がると雨も止んだ。今回は逆だ。だが、今後も当然起こり得ることだ。

ライブ終了後、BABYMETALは公式ツイッターで、

So amazing @DownloadFest #DL2016! We will never forget! #BABYMETAL

と書いた。ぼくたちだって同じだ。BABYMETALと同じ時間を過ごしているこの一瞬一瞬を、生涯忘れないよ。

誰かがBABYMETALの楽園にアップしてくれたステージ画像があまりに愛しいので、貼り付けちゃう。