ちょっと前に書いたカミさんがMP3プレーヤーが欲しいという話を発端にして、スマートフォンやら何やらと情報端末に関する情報を色々と物色しているうちに、AmazonのKindleがとっても欲しくなった。
基本的に私は、一つの電子機器で様々な作業をするためには、PCのサイズとキーボードやマウス(orタッチパッド)等のインターフェースが必要という頑迷なる先入観があり、未だにスマートフォンには懐疑的。
携帯電話だって、通話とメール機能しか使ってなかった。
だから、iPod Classic(私が購入した時点ではあれが"iPod"だったのだが・・・)は携帯型の音楽再生専用機としてとても気に入っている。無駄を省き、必要な機能を使い勝手よくパッケージングをして、サービスを提供する。その完成度は大変素晴らしいと思う。
で、Kindle。これも、色々と調べていくうちに、iPod "Classic"と同じような完成度を感じた。
そんな訳で、カミさんのためにという大義名分で始まった情報収集が、何故か自分のためにAmazonのKindle Keyboard 3Gを買うという顛末になってしまった。
価格は、本体£149、ライト付き純正カバー£50で合計£200。今のレート換算で日本円で2万4千円。
まぁ、安くない買い物ではある。
実は、もう一つ安いモデルが£89である。
しかし、Kindle Keyboard 3Gはその名の通り、3G回線を通して本の購入や貧弱ながらブラウジングが可能。3G回線使用量は本の購入代金に含ませる形になるので、回線使用だけなら。しかも日本を含む世界中でタダ。ちなみに日本ではドコモの3Gを使っているそうな。
ただ、正直、私は3Gの方はあまり重要視していなくて、こちらを選択したのはText-to-Speechという英語の読み上げ機能がついているから。
で、このKindle Keyboard 3G、本体の大きさは190 mm x 123 mm x 8.5mm。面積はちょうど私が使っているバイブルサイズのシステム手帳と同じ大きさ。重さも247gでとても軽い。
一緒に購入した純正カバーはLEDライトが付いていて、電源はKindle本体から取る。このライト、ずぼらな私がベットに横になりながら本を読むのにはちょうど良い。
ただし、つくりがしっかりしていて高級感が出ているのはいいのだが、厚手の皮製で227gと結構重く、カバー側を雑誌を読むときみたいに2つ折りに出来ない。これは、日本で通勤電車の中で立ちながら使用する際には、結構、邪魔になると思う。日本で帰国してからの使用には、スキンの方がむいているかもしれない。
肝心の文字は、予想以上にクリアでちらつきも無く、とっても見やすい。
それから、Text-to-Speechも十分に使えるレベル。£60余計に出した価値はあると思う。
とりあえずこれまでにやってみた作業は3つ。
まずは、AmazonのeBookのページからFreeの書籍を購入してみた。
Kindleから直接Amazonのページに行って書籍の検索と購入が可能だが、やはり、この辺の作業性はPCの足元にも及ばない。ただ、PCで購入しても書籍ファイルは自動でkindleに転送されるので、kindle側で作業は不要。
この転送の手間のかからなさは、一見地味だけど、とても重要なポイントだと思う。
それから、これはブログ情報だが、購入した書籍は同じユーザー名で登録した他のkindleでも読むことが出来るらしい。だから、仮にこのKindleが壊れてしまっても、新しいKindleで以前購入した書籍を読むことが出来るということらしい。
2つ目は、青空文庫の著作権切れの作品をPDF化してKindleで読む。
これは、青空文庫のTXTファイルをkindle向けのPDFに変換してくれるサイトがあるので、そちらを利用してPDFをいったんPCにダウンロード。USBでkindleをつなげれば外部ストレージとして認識されるので、ダウンロードしたPDFをkindle内の所定のフォルダーに移動させる。
こちらも、ストレス無く読むことが出来る。
3つ目は、英語の学術論文のPDFをKindleで読む。
まずは、単純にPDFファイルをUSB経由でkindleに移して読んでみたが、Kindleの一画面にPDFファイルの1ページを表示させてしまうので、文字がとても小さくなって読めたものではない。
しかしこれも、手持ちのPDFをKindle形式(.AZW)に変換してくれるサービスをAmazonが提供している。自分のユーザー名@free.kindle.com宛てにPDFファイルを添付したメールを送ると、しばらくしたら、Kindle形式に変換したファイルをKindleに自動で届けてくれる。
送られて来たファイルだが、しっかりと読める大きさのフォントで表示されるようになっている。
ただし、完璧ではない部分もあった。
①どういった理由かわからないが、一部の文章にフォントが大きくなったり、小さくなったりといった現象がみられた。
②ヘッダーとフッターもあたかも文章の一部のように、本文の間に入り込んでしまっている。
③図は変換時に消えてしまって、表示されない。これは理系の学術論文としてはちと致命的。
まぁ、そういった訳で、この3つ目に関しては、保留つきで使えるかな程度。
ただし、AZW形式にしたおかげで、Text-to-Speechを使って音読してもらえるようになった。紙媒体を見ながらKindleで音声を聞くことは十分に可能。
PDFファイルを電子書籍向けのファイルフォーマットに変換するソフトはフリーでもありそうなので、時間があるときにそちらも試してみようと思う。
そして、実は、このAmazonのKindleが一番使えると思ったのは、新聞の購読が出来ること。
他社のKindleのサービスでは、私が調べた限りNewspaperは扱ってなかった。思うに、kindleと新聞の親和性は非常に高い。これはキラーコンテンツになりうると思う。
新聞の料金は大体、月£4~10ほど。日本でJapan Times等の英字新聞をキオスクで買ったら、1部たしか300円以上したと思う。
スマートフォンでWebのニュースを見るのは基本タダけど、Kindleは通信環境を気にする必要が無いし、データ通信料を考えたら、Kindleで購入した方が下手したら安いのではないか?とも思う。
しかも、Kindleは最新版がどこにいてもKindleがネットか3Gにつながる環境にあれば自動で届けられる(はず)。多分、日本に帰ってからも使えると思うのだが。。。
それから、Kindle版の内容が紙媒体と同じ分量のものなのか、それとも簡易版なのかは解らないが、それでも主要ニュースはカバーされるだろう。どうせ、おいらの英語力では、一日で全部読むなんてそもそも無理なんだし・・・。
まぁ、これに関しては近日中にトライアルしてみようと思う。