IRさくらんぼ東根駅から夕日の風景を眺めていたちひろ。新幹線の到着予告の駅の放送が聞こえました。

 

JRさくらんぼ東根駅南側から見た東京方面の上りの線路 

 

JRさくらんぼ東根駅改札口

 

駅の放送:「まもなく、午後5時43分発山形新幹線つばさ156号東京行が到着致します。」
 

ちひろ:「急がなくちゃ。」

 

かろうじて午後5時43分発上りの山形新幹線つばさ156号に間に合ったちひろ。

 

JRさくらんぼ東根駅ホーム 

 

JRさくらんぼ東根駅に到着した「山形新幹線つばさ156号」 

 

JRさくらんぼ東根駅に停車した「山形新幹線つばさ156号」

 

いつもハラハラドキドキのちひろです。

 

ちひろを乗せ、新幹線はゆっくりとさくらんぼ東根駅を出発しました。

 

JRさくらんぼ東根駅を発車した「山形新幹線つばさ156号」

 

ちひろを乗せて東京に向かった「山形新幹線つばさ156号」

 

ちひろ:「東根とももうお別れか・・・」

 

名残惜しそうに新幹線の車窓から東根の風景を眺めるちひろ。

 

ちひろも食べた加温栽培の早出しさくらんぼ 

 

ちひろが去った後の夕闇迫るJRさくらんぼ東根駅


山形新幹線つばさは天童駅、山形駅を通過し、米沢駅(よねざわえき)に向かいました。

 

新幹線車内の案内「まもなく米沢に到着します・・・」 

 

JR米沢駅ホーム内の「米沢牛」

 

米沢駅の次の駅は福島駅。福島駅で山形新幹線つばさは東北新幹線やまびこと連結するのです。米沢駅から福島駅までには、山形県と福島県の県境にある難所の板谷峠(いたやとうげ)があります。米沢駅を出発してしばらくすると次第にうっそうとした山々の中を新幹線が走ります。車内では車内販売員の声が響き渡ります。

 

車内販売員:「『峠の力餅』はいかがですか。『米沢牛めし弁当』もありますよ。」
 

ちひろ:「はい、両方お願いします。」
 

車内販売員:「ありがとうございます。」

 

『峠の力餅』と『米沢牛めし弁当』は米沢の名物なのです。

 

名物「米沢牛めし弁当」 

 

名物「米沢牛めし弁当」 

 

名物「峠の力餅」名物「峠の力餅」

 

名物「峠の力餅」名物「峠の力餅」

 

ちひろはあっという間に平らげ、お腹がいっぱいになりました。隣では若い母親が生まれたばかりの赤ちゃんにお乳をあげています。赤ちゃんは母親のお乳を吸いながら気持ちよさそうにすやすやと眠っているようです。微笑ましいその様子をみて、ちひろはつぶやきました。

 

ちひろ:「赤ちゃんはきっとたくさんオキシトシンが出ているのね。」

 

車窓から見えるのは日没後の山々に生い茂る樹木。

 

板谷峠の風景

 

ちひろはスマートフォンの時刻をちらっと見ました。

 

ちひろ:「ここは板谷峠か、もう山形ともお別れね。東京まであと2時間か。」

 

お腹いっぱいになったちひろも赤ちゃんにつられ、次第に意識が遠くなっていき、深い眠りにつきました。板谷峠を越えると、そこは福島県。山形新幹線つばさ156号はちひろを乗せて板谷峠を越え、東京をめざして暗闇の中に消えていきました・・・

 

こうして、ちひろは山形の雄大な自然の中でたくさんの思い出を胸に山形を離れたのです。

 

(平成29年3月31日)

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