毎年9~10月にかけて、山形県内の河川敷では、家族、友人、職場、学校などのグループが親睦を深める行事として「芋煮会」が行われます。「芋煮会」は江戸時代に最上川舟運の船頭が河原で棒鱈を煮て食べていたのを起源とする説があります。鍋、かまどを設置し、里芋、こんにゃく、牛肉(一部の地域は豚肉)、ネギなどを入れ、しょうゆ味(一部の地域はみそ味)にして芋煮を作ります。芋煮は山形の秋の郷土料理として親しまれています。

 

山形名物「芋煮」

 

大がかりなイベントとしては、毎年9月、山形市内の馬見ヶ崎川(まみがさきがわ)河川敷を会場に「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催されています。

 

馬見ヶ崎川河川敷

 

ちひろも山形の秋の風物詩「日本一の芋煮会フェスティバル」を見学に山形市に向かいました。直径6mの「鍋太郎」と名付けられた大鍋に約3万食分の芋煮(里芋3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3500枚使用)が作られ、芋煮一杯300円以上の協賛金を支払い、協賛チケットと芋煮を交換します。

 

日本一の芋煮会フェステイバルの光景

 

日本一の芋煮会フェステイバルの光景

 

調理する際には、大型重機や専用大型調理器具を用い、出来上がった芋煮は小分けにしてふるまわれます。人の口に入る食べ物を作るため、大型重機は工事現場で使われたことがないものを使用し、油圧作動油や潤滑油にも食用油脂を用いており、衛生上の問題がないよう配慮されています。

 

大型重機で調理される芋煮の様子

 

 

大型重機で調理される芋煮の様子

 

今年は小雨が降りましたが、県内外から多くの人が訪れ、おいしい芋煮を味わっていました。

 

(平成28(2016)年9月19日)

AD