ちひろが訪問診療に出かける途中に若宮八幡神社があります。この神社は東根の歴史に深く関わる古社で、東根地域の総鎮守として多くの人々の信仰を集めてきました。

 

若宮八幡神社境内

若宮八幡神社本堂

 

若宮八幡神社では台風によって作物が被害にあわないように祈る「風祭り」(かざまつり)が、二百十日を前にした8月31日に毎年行われていましたが、近年では8月最後の日曜日に行われています。境内には露店が並び立ち、相撲、柔道、剣道などが奉納されてきました。

 

この祭りで有名なのが若宮八幡神社太々神楽(わかみやはちまんじんじゃだいだいかぐら)です。太々神楽は、笛や太鼓の音色に合わせ、仮面をかぶった舞人の演舞だけで演目ごとの物語を表現する無言劇風の神事芸能です。江戸時代後期の天保7年(1836年)より伝承され、平成26年12月9日、山形県無形民俗文化財に指定されました。

 

現在行われている演目は、「奉幣舞(ほうへいまい)」、「鉾舞(ほこまい)」、「剣舞(つるぎまい)」、「千歳舞(せんざいまい)」、「種子まき舞(たねまきまい)」、「釣舞(つりまい)」、「鬼やらい(おにやらい)(追儺舞・ついなまい)」、「諏訪舞(すわまい)」の8演目です。

 

奉幣舞(ほうへいまい)

 

鉾舞(ほこまい)

 

剣舞(つるぎまい)

 

千歳舞(せんざいまい)

 

種子まき舞(たねまきまい)

 

釣舞(つりまい)

 

鬼やらい(おにやらい)(追儺舞・ついなまい)

 

諏訪舞(すわまい)

 

厳かに繰り広げられる演舞やユーモラスな動きの演舞を交え、見物客を楽しませています。今日では、風の神をもてなし五穀豊穣を願うこの古式ゆかしい地域の伝統芸能は、民俗芸能文化の中でも貴重なものになっているのです。

 

(平成28(2016)年8月31日)

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