今回は、作新の生徒がデザインしたマスコット「さくしろう」と、そのキャラクターグッズ「さくしろうコレクション」を紹介します。

最初は、創立130周年を記念して制作した「さくしろうクッキーBOX」です。


さくしろうは、キティちゃんのように着替えができるのが特徴で、上段左から幼稚園、小学部、中等部、中段はチアリーダー、学院エンブレム、野球部、下段は高校男子、ECO、高校女子となっています。

設置校や部活、イベントやプロジェクトごとに、既に100パターンを超えるさくしろうが生まれ、現在も日々増殖中です。


クッキーなどのさくしろうスイーツは、授産施設である社会福祉法人「共生の丘」さんとの共同開発で生まれています。

作新学院では、「自分たちの生きる社会や環境を、自分たちで創造できる“人間力”を涵養すること」を、教育の第一目標としています。

そしてそのためのフィールドワークとして、「私たちが学ぶ学校は、私たちで作る!」をスローガンとした、「ドリーム キャンパス プロジェクト」(通称:ドリキャン)を数年前から展開しています。前々回にご紹介した「作新アカデミア・ラボ」の新設も、このドリキャンの一環です。


「さくしろう」も、自分たちのマスコットキャラクターは自分たちで作り選ぼうと、幼稚園から高校まで全校に呼びかけ、集まった約500件の応募作品の中から作新生全員の投票で選ばれました。

作者は、当時英進部に在籍していた永井佑樹君。“作新を知ろう”から「さくしろう」と命名、特徴は前髪の“S”(これを触られるとパワーが落ちるんだそうです。男女を問わずいまどきの若い子にとって、前髪は命なんですね。)、胸には校章がデザインされています。


規模の大きな作新のマスコットなので、ライオンとかゾウをイメージする人も多い中、永井君は「リス」を選びました。さくしろうは、自分たち作新生の投影であって、一人一人はささやかな存在で大きな力はないけれど、みんな「作新の森」で力を合わせ良い学校、良い世の中を作るため、思い思い一生懸命に生きていることを表しているそうです。

永井君のそんな想いを受け継いで、現在は作新高校美術デザイン科の藤原朋子教諭が、オリジナルさくしろうに様々なコスチュームを着せ、髪どめや持ち物、頬や顔の色など細部まで心を尽くして、100種以上にのぼるすべてのさくしろうを、一人でデザインしてくれています。

12月初めには「クリスマスさくしろう」が、そして年明けには12ヶ月のさくしろうが全員が勢揃いする予定です。

さくしろうのキャラクターグッズは、「さくしろうコレクション」として文房具やLINEスタンプ(デザインは、美術デザイン科の生徒たちが行なっています♪) https://store.line.me/stickershop/product/1154002/jaなども誕生し、一部は販売も始まっています。12ヶ月さくしろうが登場したら、絵ハガキやカレンダーも制作したいと考えています。


「さくしろう」が皆さんから愛され、いつの日か「くまモン」や「ふなっしー」のような人気者になって、学院の財政を支える大黒柱に成長してくれるとイイなぁと、密かに夢みる理事長であります。