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酒造技術や人材育成で連携協定
兵庫県と東農大 


 

 兵庫県と東京農業大学は24日、地域創生に向けて協力する包括連携協定を締結した。
全国で唯一の「醸造科学科」を持つ東京農大と、日本酒と酒米の全国一の生産地である兵庫の交流によって技術振興や人材育成を進める。
県は地域活性化とともに県内での若者の就業、就農につなげる狙いだ。


 県が包括的な連携協定を結ぶのは神戸大、関西学院大に続いて3件目。
具体的な産業で協力を深める協定は今回が初めてという。
東京農大の都道府県との協定は、茨城、高知県、北海道に次いで4件目。


 今回の提携では、県農業大学校と東京農大の学生の相互受け入れを促進。また、県内の酒造会社などでつくる県酒造技術研究会への東京農大OBや現役研究者の参画や県立工業技術センター技術アドバイザーへの就任、最高級酒米山田錦の産地と東京農大生との交流やブランド戦略づくりなども検討している。


 東京農大の企業説明会での県内企業の紹介や県内での就農支援など雇用創出での協力も進める。


 県庁での協定締結式で金沢和夫副知事は「東京農大の財産とわれわれの志す産業・地域振興の方向性がうまくかみあうよう心から願う」とあいさつ。東京農大の高野克己学長は「『人物を畑に還す』の建学精神に基づき、地域を支えるリーダーを育てるという本学の役割を果たしたい」と意欲を語った。
(辻本一好)
<記事:引用>