外国かぶれとグラクソ・スミスクライン社 | おもいでのヤンゴ

外国かぶれとグラクソ・スミスクライン社

つよきのヤンゴ

前のエントリーでも触れましたが、父と母はイギリス旅行に行きました。
リンク1リンク2母さんと紳士の国 マイシチューミーチュー


その両親が長旅から帰ってきたのは、一週間前の話。
母が玄関を開けて息子の顔を見た第一声が、こんな言葉でした。
きっと感動の再会が…



$おもいでのヤンゴ-外国かぶれとグラクソ・スミスクライン社

「あぁ、日本人だ」




あゝ感動ぶち壊し。


涙の再会の様子をブログに書こうという計画も台なし。


だいたい、あなたと親父を掛けあわせてブラッド・ピットやジョニー・デップが生まれてくる訳がない。


この言葉が同族に対する安堵ならいいんですけどね。
でも、明らかに“日本人以外の立場”からものを言ってるな。
自分がイギリス人にでもなった気でいるのか。


それにしても10日間「ベッカムみたいな人ばっか(母の言葉を引用)」を見てれば、自分もベッカム側だと錯覚してしまうものなのか?
いや…普通なら、そうならないのはわかっている。


これは発症しちゃってますね。
かの「外国かぶれ」という病気を。



荷物を置くと親父はグッタリ。
母さんはというと、旅行の話をしたくてたまらないようで、よくしゃべることしゃべること。


仕方ないのでおとなしく聞くことにしました。



でも、母さんの話を聞けば聞くほどにこみ上げてくるこの違和感。
話の内容は、ただの旅行の話なのに。



「エア・フランスの搭乗口でイケメンにウェルカムされた…」
「ウエストミンスターアビーのゴシック建築が…」
「フィフティーンハンドレッドも前のお家があってね…」



なるほど、違和感の理由がわかったぞ。
英語にしなくていい言葉までわざと英語にしてるんだな。
そして、好んで長めの英単語を使いたいわけだな。


「ウエストミンスター寺院」でいいものをわざわざ…
気が長い僕でも、こればかりはちょっとイラッとしてしまった。
さてこの患者さん、どうしたものか。



「街角にアクアフレッシュの大きな看板があってね。今まで日本製だと思って…」


ここだ!



$おもいでのヤンゴ-グラクソ・スミスクライン社って言いたかったのに GlaxoSmithKline

(上の画像はアニメーション画像です。
携帯の方は再生されないようですので、リンク1リンク2コチラから入って、リンク先のアドレスをクリックしてください。)


「ああ、グラクソ・スミスクライン社のだね。
イギリスにある世界有数の製薬会社だよね。」



よしっ( ´∀`)bグッ!
「アクアフレッシュ」と言った時から、何が言いたいか予想はついてました。


何でかって?
僕も「グラクソ・スミスクライン」って言葉はチャンスさえあればサラリと言ってみたいですからね。
外国語のカッコ良さが詰まった名前だと思いません?


言ってしまえば、僕も「外国かぶれ」の素質がある訳です。
そこらへんはやはり親子なのでしょう。



え?嫌なヤツ?
まぁそう言わないで下さいよ。
いつもの扱いを考えると、こういう日があってもいいじゃないですか。


それに、この日の晩御飯は僕が作ったのでね。


次回はその晩御飯のお話をしようと思います。





◆◆◆
我が家の外国かぶれさんは、現地ではほとんど英語をしゃべれなかったそうです。
親父の用意周到さに頼って、何も準備しなかった結果です。

そして、ろくにしゃべれなかった反動から、息子に本場直伝の英語(笑)を披露するという内弁慶さん。
それが今回のお話です。
◆◆◆





人気アメブロ投票のテキスト部門にエントリーされています。



ハードルの高さに心が折れそうですが、応援よろしくお願いします(*^_^*)





・関連記事
テーマ:つよきのヤンゴ
リンク1リンク2ガリガリ君とからあげクンと母さん

テーマ:おもいでのヤンゴ
リンク1リンク2#028 ピーマンの肉詰め