4年ぶりの水族館劇場を終えて |                     JACKIE IN THE BOX!!

4年ぶりの水族館劇場を終えて



4年ぶりに水族館劇場のお芝居に参加しました。

水族館劇場ホームページ

前回同様、ロクにリハもせず、ほぼ本番ぶっつけに出たとこ勝負!
そんな状況でしか参加できないにもかかわらず、
出演して欲しい!といってくれた皆さんに本当に感謝です。


↑プロローグの1コマ

今回のお芝居は、永山則夫の実体験がベースになっているシナリオだった。

永山則夫

名前しか知らなかったので、wikiで調べてみた
今回のお芝居の理解度が格段に上がった

千秋楽は台本を追いながら外でセリフだけ聞いていたら、
出演者の一人が
「この次のシーンは本当に良いシーンだから、ここから見なさい」
と言って、舞台袖から覗かせてくれました。

詳しい話の流れを書くと長くなるので詳細は省きますが、

セツという役の娘は「自分は悲劇の主人公である」という描写が主体で、
それはまぎれも無い事実なんだけど、
そんな彼女にも、実は本当は汚く、だらしなく、卑しい恥ずかしい部分もあった。

それを美化せずにキチンと描いていた、そのシーンに、
また、それを演じる役者さんの迫真の演技に涙が溢れて止まりませんでした。


そして、コチラが座長、桃山さんのインタビュー。
現代河原者として生きる――明度の高い社会に闇を引き戻す
劇団「水族館劇場」


これを読んで、私、なんでこんなに水族館劇場が好きなのか、
ものすごく腑に落ちたよ。

水族館劇場っていう劇団は、とっても「バンド」っぽい劇団だと、今回よりいっそう感じていた。

桃山さんがインタビューで
「いくら上手くやろうったって劇団四季にはかなわないよ。」
「上手い下手には興味ない。リアリティーには興味はある」
「一人ひとりみんな技を持ってるから、ダメなところも含めてね、そういう個性を生かすことしか考えてない」

と煽る通り、
確かにどこの劇団に呼ばれて行っても完璧にこなせる役者さんは水族館劇場では少ないのではないか?という気はする。
でも、水族館劇場にはこの人達は絶対に必要。
このメンバーじゃなかったら、この芝居はできないって思うお芝居なんだ。



ピンで活動しているプロのミュージシャンを集めて
やりたい事を形にするバンドはスムーズで理想通りの完成形がわりかしすぐにつくれるだろう。

逆に、ピンで活動できるスキルはないけど、
同じ方向を向けるそんな人達が集まって、
不器用に頑張っていたら
化学反応がおこって
そのメンバーでしか出し得ない最高の音楽やパフォーマンスが出来る。
それこそがバンドの醍醐味なんだよ。


そういう所が、好きなんだろうな。
4年前にも書いた
「ダメな奴の逆襲」
です。

そして、なにより一緒にやる仲間を信頼しているという部分がすばらしいです。


私が参加する前にも
「任せます。信頼してますから」
と、一言だけ言ってくれた。

それって、なかなか言えない、勇気のいる一言だと思う。



参加できて良かった。
皆さん、ありがとうございました!!!!!


↑水族館名物!水落し!!!

桃山さんのインタビューで印象的だったもう一つのフレーズ。
こんなに、個性的で、凄いセットや演出で、誰にも真似できないような事してるのに
「芸術とかオリジナリティーとか、大っ嫌いです。」
と言い放つ所。
そんなに深くは知らないけど、芝居始まる前のミーティングとか見てて、たぶんこれカッコつけてんじゃんくて本気でそう思ってんだろーなーと思った次第でございます。


芝居の一番最後、クレーンで空に登って行く主演の千代次さん。