東北地方太平洋沖地震:ボランティア活動報告1「岩手県 山田高校ボート部」 | 特定非営利活動法人 日本ストレッチング協会だより

東北地方太平洋沖地震:ボランティア活動報告1「岩手県 山田高校ボート部」

こんにちは、理事長の長畑です。

今回の活動の趣旨は過去2回訪問してきた
被災地避難所の様子の確認および今後の支援活動の方向性を探るという目的でした。

5月2日(月)

私はまず岩手の山田高校ボート部にトレーニング器具一式
(株式会社ザオバより提供をうけました。高田社長ありがとうございます。)
ダンベル・バーベル・プレート・ストレッチマットなどをとどけました。

5月2日から学校も始まり山田高校は賑やかでした。
しかし、体育館ではまだ避難されている方が400人おられます。
山田高校ボート部は12名の部員中10名が家を失いました。

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岩手県ボート協会の講習会で2月に講習をしたばかりの生徒たちが
被災にもめげず元気にトレーニングを再開させていて安心しました。


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顧問の鎌野先生のボートに対する情熱、
そして被災当日からの全身全霊での献身的活動報告を聞き感動しました。

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山田高校の避難所には当日1400人の方が避難されてきて
それを高校教員事務員スタッフ約30人で3日間寝るまもなく対応されたそうです。
多くの先生方は家族の安否も確認できないままでの活動だった様子。
鎌野先生ご自身、奥さんとお子さんは島から3日後にヘリで救出されてきたそうです。
目の前の仕事に必死で自分のことを考える暇などなかったと。

陸中山田の駅はほとんど火事で消滅していました。
山田湾は入り江が細くなっているため津波は入り江の壁で数倍の高さに増幅するようで、
岬付近の小さな避難所50mの高台にあるにもかかわらずさらに高く逃げた1名を除き全員流されたそうです。
標高50mの高さにある高台でもだめだったのか・・・絶句。 

連休明けには教室をトレーニング場として提供していただけるということでさらなる
トレーニング用品の提供をお約束してお別れしました。

翌日宮城県石巻駅で協会のスタッフの河合さん、会員の増岡さんと合流して、
牡鹿半島の各避難所にむけて出発しました。
お二人は夜行バスで早朝仙台入りし、バスを乗り継いで石巻駅に来られたそうです。

つづく