公務員試験応援ブログ by 喜治塾・五十嵐

公務員試験合格を目指して頑張っているすべての方が、やる気を最後まで維持できるよう、応援します。公務員試験に役立つ有益な情報も、随時公開します。


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勉強計画の立て方の続きです。

前回の記事で、可処分時間を計算し、各科目毎に大まかに時間を割り振ることを書きました。
では、各科目毎の勉強計画や、毎日の勉強計画はどうやって立てればよいでしょうか?

まず、残された時間で全科目の全範囲を完璧に復習することは不可能です。
完璧主義は挫折します。完璧でなくても十分に受かります。
公務員試験は7割方できれば受かる試験です。

そこで、
①「出やすく、かつ、手薄(または苦手)なもの」
②「出やすくはないが、手薄(または苦手)なもの」
③「得意だが、出やすいので見直しが必要なもの」

という順に優先順位をつけて「懸案事項リスト」を作ることから始めてみましょう。

まず科目毎に項目をリストアップしてください。
次にリストアップした項目毎にかけられる時間を大まかに記します。
これは前回計算した科目ごとの時間の割り振りの範囲内でやります。

そして上記の①②③の基準に従って、教科の優先順位をつけ、
次に教科内では単元間の優先順位をつけましょう。
項目毎に優先度が高いと思われる順にA、B、Cとランクを振ります。
そして1週間計画の中でAランクのものから順に取り組んでいきます。
週の終わりに消化できたものを懸案事項リストから削除します。
消化できなかったものは次週に回しましょう。

最初から完璧なリストを目指さないように。
新たに発見された事項があれば随時追加すれば良いです。
とくに演習で弱点分野が発見された場合、忘れないうちに項目を書き込んでおきましょう。

勉強計画というと1日の時間割だけ作ってしまいがちですが、
それだけでは具体的に何をどういう順番で進めるのか迷って時間をロスし不安になります。
そこで上記のようにやるべき内容を週間計画に書き出しておいてください。
そうすればやるべき内容がはっきりし、ゴールが見えてくるので、
精神安定のためにも良いです。

計画を立てたら腹をくくること。「嫌だ」と思って逃げないこと。
逃げ口実を作ろうとしている自分に気づいたらすぐに引き返すこと。
とにかく淡々と計画通りに勉強をこなして下さい。
ここからは精神論になりますので他の記事(「不安を手放す」)を見てください。


  さしあたるそのことのみを思えただ 返らぬ昔 知らぬ行く末 (菅公)


①睡眠、②栄養、③ストレスのバランスに気を配り、
体調を崩さないようにがんばって下さい。




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年末年始は、今年1年を反省し来年の計画を立てるのに良い時期です。
来年は受験生にとって勝負の年です。
前の記事で書いたように、まずは手帳を買って、日々の計画を立てましょう。

そこで2回に分けて計画の立て方についてアドバイスします。


■何故計画を立てることが必要なのか?

無計画になんとなく勉強すると、貴重な時間をロスしてしまうからです。
-昼過ぎに起きて、「さて、きょうは何を勉強しようかな~」などと考えてテキストや問題集を物色する。
とりあえず勉強をはじめたものの「果たして間に合うのだろうか」という不安や焦りが起こり、別の科目のこと、別の用事が気になって集中できなくなる。そんな勉強の仕方をしている人は改めなければなりません。
朝起きたときに、きょう1日やるべきことがはっきりしていて、迷わず、すぐにテキストを開ける。
不安や焦りを取り払い、目の前のことに集中する。そういう生活を送れるようになるために計画を立てることが必要です。

■計画を立てる手順 その1

まずは計画を立てるに当たり自分の可処分時間を計算します。
たとえば、5月第1週の特別区を第1志望とする場合、むこう4ヶ月で自分が勉強に使える時間は何時間ですか?
人により事情は異なるでしょうが、丸々勉強に充てられるとした場合、
1日8時間×週6日×16週=768時間です。
週1日開けておくのは、模試を受けたり休息したりするためです。
ここから講義などを受ける時間を差し引きます。
たとえば3時間の講義や演習を40コマ受ける予定なら、
768-120=648時間です。

さて、かりに教養(論文を含む)と専門の比率を3:7とした場合、
教養194時間、専門453時間。
教養の比率をかりに知能6:論文2:知識2にするなら、
知能116時間、論文38時間、知識38時間です。
そうすると、人文・自然科学全部でたった38時間しかありません。
だとしたら世界史にかけられる復習時間は、どんなに多くても10時間です。
人文などはできるだけ正規の学習時間に含めず、移動時間や昼休みにやるべきです。

同じように専門科目も計算すると、特別区は全11科目(民法・経済は2科目分)なので1科目に使える時間は41時間(民・経は82時間)です。
40時間を単元毎に割り振れば、1単元どれぐらいの時間数になりますか?
その時間数でテキストに書かれている事項を全部暗記し問題も回すとすれば、
1ページあたり何分で済まさなければならないでしょうか?

こういう計算をすると、危機感が相当生じると思います。
これではとうてい間に合わないという人は、
1日の勉強時間を10時間に増やすしかありません。
あとは与えられた時間を最大限使うことです。
集中力を発揮すれば今までの倍のスピードで勉強することも可能です。

次回は、各科目に大まかに割り振った時間をもとに、日々の勉強計画にどうつなげていくかをアドバイスします。

では、がんばってください。
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公務員試験は追加募集が行われており、まだまだチャンスがあります。

来年1月に実施される市役所試験の情報をお知らせします。

募集要項は青字をクリックすれば見られます。

応募書類は各市役所のHPからダウンロードできます。

 

東京都清瀬市 試験日 1月15日(日)知的能力検査・適性試験 

出願締切 12月26日(月)午後5時(持参)

http://www.city.kiyose.lg.jp/s015/020/030/010/00001/H29ippannjimu0115youkou.pdf

 

 

東京都国立市 試験日 1月22日(日)教養・専門・作文 

出願締切 1月5日(木)郵送・当日消印有効

http://www.city.kunitachi.tokyo.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/20/H29.1.22jimubosyuyoukou.pdf

 

 

埼玉県本庄市 試験日 1月29日(日)教養・課題式論文 

出願締切 1月14日(土)正午(持参)

http://www.city.honjo.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/8/H282jukena.pdf

 

試験内容面では、清瀬市が、これまで公務員試験を受験したことのない方でも受けやすい内容です。

本庄市も教養試験だけで受けることができ、募集人数も「8名程度」と多く、チャンスです。

国立市は専門科目があるので、公務員試験の勉強をしてきた人向きです。

 

市役所の多彩な仕事については、過去に書いた記事があるので参照して下さい。

 

受験に興味がある方、試験内容や出願方法、受験の準備等につき相談したい方は、

公務員試験専門・喜治塾」(03-3367-0191)にご遠慮なくお問い合わせ下さい。

 

 

 

 

 

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入社3年の節目を超えたところで、

このまま一生この仕事を続けるのでいいのだろうか?

と考え始めたら、

ぜひ公務員への転職を視野に入れてください。

 

とりわけ東京都特別区は10年前から社会人経験者採用に力を入れ、

民間企業や近隣の自治体から転職した方が大勢合格し活躍されています。

 

受験のための最低要件は、4年間1つの職場に勤務したことです。

入社3年目の9月に受験をして、合格できれば、翌年3月末まで勤めて、

4月から区役所へ転職することができます。

 

試験内容は、教養試験(択一)論文面接です。

このうち教養試験の合格ラインは3割5分程度と現役生の試験よりもかなり低いです。

あとは論文と面接だけなので、お仕事を続けながらでも十分にチャレンジできます。

 

大学卒業時に本当は公務員になりたかった、

一度公務員を断念して民間に行ったがリベンジしたい、

という方はもちろんのこと、

目先の利益を追求するだけの今の仕事が嫌になった、

業界の先行きが怪しくこのままでは将来が不安、

仕事が忙しすぎてこのままでは潰されてしまう、

今の仕事では子育てと両立することが難しい、

もっと社会のためになる仕事がしたい……

さまざまな動機でチャレンジする方が多いです。

 

特別区は45歳まで受験できます。

横浜市は59歳までです。

 

興味をお持ちの方は、ぜひ一度、

喜治塾のガイダンスにご参加下さい。

個別相談も随時受け付けています。

 

 

 

 

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平成28年度の特別区経験者採用試験の合格発表が本日ありました。

喜治塾にも続々と合格の報告が届いています。

合格人数は以下の通りです。

 

2級職(事務)   171名(当初採用予定106名)

3級職Ⅰ(事務) 48名(当初採用予定28名)

3級職Ⅱ(事務) 14名(当初採用予定8名)

 

合格された方、おめでとうございます!

ここまで長い道のりだったと思います。

ですが、ここでまだ終わりではありません。

 

合格者数を見ると、当初採用予定数よりかなり多めに出しています。

2級職の方は区の採用面接で不選択(不合格)があるので最後まで気を抜けません。

1発で決められるように気を引き締めてもう一度受験区のことを調べましょう。

区からの電話も既にかかってきています。

来週末あたりの採用面接に向け、区役所や区内を回るなどして準備して下さい。

 

喜治塾では10日(土)に区面接対策講座を実施します。

区面接について知りたい方はぜひ参加してください。

 

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年の瀬が近づくと、だれの心にも焦りや不安が浮かんできます。
昨日も個別相談で
「試験が近付いているのにいっこうに知能ができるようにならず、
間に合わないのではないかと不安でしょうがない」
という悩みを聞きました。

「どこにも受からなかったらどうしよう」
「筆記を突破できても面接で落とされるのではないか」
「どこにも受からずホームレスになったらどうしよう」

このような不安にどう対処したら良いのか。
対処法を紹介します。

まずは「気づき」が第一歩

上記のような不安は客観的に考えればいずれも根拠のない妄想である事が分かります。
まず、勉強を続けさえすればどこにも受からないことはほぼあり得ません。
また、たとえ受からなかったとしても即ホームレスになることはないでしょう。
今は売り手市場。若いんだから就職先はいくらでもあります。
「心配事の8割は実際には起こらない」とよく言われます。
差し迫った現実の危機でもないのに、
ありもしない妄想にとりつかれて自分の首を絞めているのです。
まずはそのことにしっかりと気づかなければなりません。

気づいたら、「いま」に戻る

しかし、頭では分かっていても繰り返し繰り返し浮かんでくる。
振り払おうとすればするほど浮かんでくる。
こんな場合はどうすれば良いのでしょうか。
不安はたいていの場合、心が「いま」に不在である隙をついて向こうからやって来ます。
「いま」に集中しているときには不安は起こりようがありません。
妄想に気づいたら「いま」に戻ることです。
勉強していたり、仕事をしていたり、家事をしていたり、入浴している、
その目下の活動に立ち戻って集中することです。
だらだらしているときほど妄想が浮かびやすいから、
だらだらせず、妄想がつけいる隙を与えないことです。

無理に振り払わず、「手放す」

不安や妄想が現れたとき、無理に振り払おうとしてはいけません。
不安や妄想を否定するのではなく、ただそこに「ある」と認識して、
それ以上追わずに手放しましょう。

脳には背内側前頭前野という場所があり、
自分の思いや思考に「気づく」働きをしているそうです。
自分の思考を客観的に観察するもう一人の自分が脳の中にいるんですね。
ここが正常に働いていれば、不安や妄想に飲み込まれることはありません。
頭を冷やして適切に対処していける能力をだれもが持っています。

「抑圧する」と「手放す」の違いに注意してください。
不安や恐怖を抑圧すると、逆に背内側前頭前野の働きが鈍ってしまい、
増幅された不安や恐怖がふたたび現れたときにパニックやうつを引き起こすもととなるそうです。
「抑圧する」とは無理して見ないようにしたり力ずくで振り払おうとすることです。
「手放す」とは自分の思いを認めた上で受け流し、こだわらないことです。
抑圧すると意識下にある不安が無意識下に移って手に負えなくなってしまう。
そうなる前に不安を手放しましょう。

具体的には、何かマイナスな感情や感覚をもたらす思考やイメージが浮かんだら、
「いま、……と思った」と気づきの言葉を入れて、それ以上深追いしない。
それを繰り返し行う習慣をつければ、次第にうまく手放せるようになります。
「心が弱い」「自分はダメだ」などと自己否定の思考が浮かぶ前に手放しましょう。

「気づく」、「いまに戻る」、「手放す」

この3つを心がければ、どんなにストレスフルで不安いっぱいの状況でも乗り超えられます。
人間にはその能力が備わっています。
それを信じて乗り切ってください。



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特別区経験者講座

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どういうタイプの人が公務員試験に合格しやすいか、聞かれることがあります。

今まで多くの合格者を見て来て、一概には言えませんが、

自信家でかつ心配性の人は合格できるタイプだと言えそうです。

自信家と心配性は一見矛盾していますが、そこがポイントです。

 

まず、自分に自信がある人は最後まであきらめません。

長丁場の試験勉強を乗り切るのに必須の条件です。

「自分は絶対に受かるんだと信じ続けること」。

多くの合格者が口にする言葉です。

ですがこれだけでだれもが合格できるわけではありません。

 

自信家のうちの大半は、

「だいじょうぶ、何とかなるさ」と構える鷹揚派です。

「暗記科目の復習が手つかずだけど、直前期に何とかなるさ」

「論文は2回書いただけだけど、まあ何とかなるさ」

「面接なんかぶっつけ本番でも何とかなるさ」

この人たちは運が強くない限り成功しません。

根拠のない自信に頼って、自分に甘く、努力しようとしないからです。

一方、自信家のうちの少数は、

「失敗したらどうしよう」とたえず心配している慎重派です。

「世界史は一応復習したけど、やっていない範囲が出たらどうしよう」

「論文は10回書いたけど、万一知らないテーマが出たらどうしよう」

「民間では内定をもらえたけど、公務員試験の面接はまったく違うだろうから心配だ」

この人たちは運にかかわらず上位で合格します。

「自分ならできる」という自己肯定が根底にある一方で、

「今のままでは不十分だ」という現状否定があるので、たえず完璧を目指し努力するからです。

 

「一応満足できる状態」に安住せず、「さらなる完成」を目指すこと。

これはなかなかできません。

毎年、合格者の中には、人一倍努力家で優秀なのに心配ばかり口にする人がいます。

回りの受験生から見れば「嫌み臭い」と思うかもしれませんが、

本人は本当に最後まで不安でならないのです。

それは自負心と謙虚さを同時に持ち合わせているからです。

 

私が新米記者だったとき、先輩から言われて心に残った言葉があります。

「臆病で心配性なやつは仕事ができる。大胆なやつは失敗する」

人づてに聞いた話を裏もとらずに記事にして大問題を起こす若い記者がいます。

「ちょっと不安だけど、まあ大丈夫だろう」という鷹揚さがとんでもない失敗を招くのです。

私も「鷹揚派」なので、 以来肝に銘じています。

これは政治家や公務員についても当てはまります。

上に立つ人が「まあ大丈夫だろ」では国は滅びます。


危機管理能力を高めるには、

「万が一、…したらどうしよう」という慎重さで物事に取り組むことです。

とりわけ国民の生命や財産を預かる公務員になる皆さんには、そうした姿勢を持って欲しいです。

 

自信を持ちつつも、心配性になってベストを尽くす。

そうして得られた「合格力」は、「仕事力」にもつながります。

難しいですが、受験は「人間力」を鍛えるチャンスだと思って励みましょう!

 

 

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師走に入り、2016年も残すところあとわずかです。

 春から勉強してきたけれど、全然身に付いていない。
 講座には出ているけど、復習していない。

こんな反省をしている受験生も多いと思います。

大丈夫、そんな人でも、これから心を入れ替えて頑張れば合格できます!
毎年、合格者のうち多くの人が、
「年明けから心を入れ替えて本気で勉強した」と言っています。

さて、心を入れ替えて頑張るためにやっておくと良いのが計画づくりです。
週ごとに目標を立てて時間を管理し、
達成度をチェックして次の週の計画にフィードバックする。
この習慣が身に付けば、効率的に時間を使うことができます。
毎週達成度を評価することでモチベーションもアップします。

計画づくりのための必須アイテムが「スケジュール手帳」です。
今の時期、本屋さんや文具屋さんにずらりと並んでいますよね。
週ごとに書き込める予定表のある手帳がお勧めです。

手帳写真

受験生の皆さん向けにお勧めしているのが右、私が今年使っていたのが左の手帳です。
中身は似ていますが、「就職内定手帳」は自己分析の方法やエントリーシートの書き方、
面接のマナーなどが巻末に載っていて公務員試験でも重宝します。
書店や大学生協で売っています。

中を開くと、年間計画、月間計画もありますが、メインとなるのは週間計画です。
ダミーで私が作成した週間計画の見本です。
クリックして拡大してください。

週の予定

週間計画を使いこなすのは初めての方にはなかなか難しいと思います。
週間予定を立てるだけでなく、振り返りも入れるのがポイントです。

予定の立て方は、
・毎週末に次週の計画を立てる。
・週ごとに必須の予定(授業やバイトなど)を書き込み、空き時間を確定する。
・この週に何をやるのか、項目を左端の列に並べる。
・その日にやるべき事を、前日の就寝前に、最下段の行に書き込む。

振り返りは、
・その日の夜に、達成できたものにチェックを入れ、未達成のものは翌日の欄に転記する。
・その日の夜に、1日勉強した時間を最上段の行に書き出し、達成度をABCで自己評価する。
・1週間でどれだけ勉強したかを右肩にまとめておく。
・やり残した項目は次週の計画に繰り越す。

月間計画も似た要領で作成できます。

詳しい計画の立て方はまた別の機会に記事にします。

月間予定しか書き込めない手帳を買ってしまった人は、
思い切って週間予定も書き込める手帳も買った方がよいです。

年末のこの時期に新しい手帳を買って、心機一転しましょう!





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(前回の続き)

 

⑤ストレスを減らす

 

「嫌だ、つらい、苦しい、逃げたい」というマイナスの感情は、
それだけで脳細胞を破壊することが近時の研究で分かっています。

ストレスは記憶の大敵なのです。


勉強が面白いならそれに勝ることはありませんが、
そもそも「面白い」「面白くない」という自分勝手な評価を下さないことで、
何事もストレスに感じない耐性ができてきます。


この点に関しては、以前書いた心を鍛えるには「考えない練習」を

及びレジリエンスとマインドフルネスの記事を参考にして下さい。

 

やがては本来ストレスフルなことが快感に変わる「ランナーズハイ」が到来します。

嫌なことから逃げるといつまでもストレス耐性ができず、
何事も続かずに終わってしまいます。
勉強だけでなくすべてに言えることです。


「自分は受験生なのだからこんな苦労は当然」

「好きだ嫌いだと言っている場合ではない」と開き直れば、
余計なことは考えなくなり葛藤から来るストレスも消えます。

 

また、集中力を維持するには健康管理が重要です。
とくに記憶には睡眠が必要です。
脳の栄養である糖分やストレスを和らげるカルシウムを摂って夜はぐっすり眠りましょう。
昼夜の逆転はストレスの元になります。

 

人間はストレスを感じすぎると脳の防御機能が働き、逆に眠くなります。
講義中居眠りをする人は夜間の睡眠でストレスを処理し切れていない証拠です。

 

 

記憶力を強化する5ヶ条をまとめます。

 

①エピソードごと覚える
②理屈を覚える
③繰り返す、確認する
④マクロからミクロへ
⑤ストレスを減らす

 

どれも特別なノウハウとは言えませんが、
勉強ができる人はこうした基本を身につけています。
塾の講義ではこれらを採り入れて実践しています。
塾生以外の方もご自分の勉強の仕方を見直してみてください。

 

 

 

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こうむ(前回のつづき)

③繰り返す、確認する

新しいことを学ぶのは新鮮でワクワクしますが、だれでも地味な反復作業は嫌いです。
人間の脳はファジーにできているので、放っておくと必ず知識は曖昧になり、
似たもの同士を混同したり、勘違いするミスが出てきます。
これに関する特効薬は繰り返し確認することしかありません。

とくに抽象度の高い法律の知識などは、
①24時間以内、②1週間以内、③1ヶ月以内の三段階で復習すると確実になります。
その努力をいとわなければ誰だって覚えられるのです。

そこまでしなくても、
普段の勉強の中で「あれ、何だったっけ?」と気になったときがチャンスです。
脳が覚えるべきタイミングをサインしてくれているのです。
面倒くさいから後で確認しようと思う人はいつまでも覚えられません。

また、似たような名前や事柄が出てきて混同しそうになったときもチャンスです。
人間の脳は似たものを混同して間違えるように出来ているため、
放っておくと試験でミスする元になります。
政治学で言うと「リースマン」と「リップマン」は間違いやすいですし、
「支配の3類型」と「リーダーシップの4類型」も混同しやすいので注意が必要です。
出題者はわざとミスを誘発するような問題を作りますから、
「似たもの」が出てきたときには必ずどこが違うのかを確認してください。

塾のラウンジでは、かつては、塾生同士で問題を出し合って答えさせるという
「問答学習法」をやっている人たちがよく見られました。
これは、記憶のきっかけとなり、その場の印象が残って覚えやすくなるだけでなく、
孤独感を和らげモチベーションを挙げるなど多くの効果があります。
ぜひ試してはいかがでしょうか。

④マクロからミクロへ

細かいところをきっちりと押さえてからでないと次へ進めない人がいます。
そういう完璧主義も記憶の効率を落とします。
人間の脳はファジーなのですから、まずはおおざっぱに大局から押さえていく。
重要なところから覚え、細かい知識は後に回す。
それを繰り返しつつ徐々に細かいレベルを埋めていくというのが良いやり方です。
脳のシナプスがつながり理解が深まるとともに記憶も確実になります。
たとえば歴史なら、細かな事項を片っ端から覚えるのではなく、
まず大きな流れと背景をマクロな視点で押さえた上で、
細かな事項を位置づけていきます。
たとえば、絶対王政を押さえる場合、なぜ絶対王政がもたらされたのか背景を理解した後、
スペインとイギリス、プロイセンとオーストリアはセットにし、
両国が相互にどう絡みながら展開されたのかを押さえます。
各国の主要な国王の人名や出来事はその中に位置づけて覚えます。

マクロからミクロへと徐々に移行していくというやり方も短気な人は面倒臭がります。
そこでつい断片的知識にとびついて無理矢理覚えようとしますが、
脳内ががらくたのような知識でちらかるだけで使い物になりません。

(つづく)

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