無節操ニンゲンのきまま生活

映画、本、歴史、旅行など
広く浅く多趣味な無節操備忘録ブログ
2015年2月よりイギリス・オックスフォードの近くで生活しています


テーマ:
チルドレン (講談社文庫 (い111-1))/伊坂 幸太郎
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今年は伊坂作品が続いています。

今読んでるのも別の伊坂作品。

私が家庭教師している子が東北大を受けるので、

東北大出身の伊坂さんとも何かの縁でしょうか^-^;;



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


大学生の鴨居と陣内は、銀行に寄った際に

銀行強盗に遭い、他の客たちとともに人質にされてしまう。

そこで、同じ人質で全盲の若者・永瀬と出会う・・・というお話。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



短編集ではあるのですが、

全編を通して陣内が登場します。

この彼のキャラが濃いのなんのって。

店での応対を「話しかけられた」と思い込んで店員に交際を申し込んだり

銀行強盗に食ってかかったり、

周りの人々の移動がないことを「自分のために世界が止まった」と思い込んだり。

実際にいればかな~り迷惑なヤツかも。

伊坂作品によく登場する「しゃべり倒す男」がここにも!という感じです(笑)


短編は陣内が大学生→大人→大学生→大人と時系列をジグサグに進んでいるので

大学生のときの破天荒ぶりと、

大人になってその型破りが家裁調査官という職業にうまく表れているのと、

とてもバランス良い仕上がりです。

大学生のエピソードばかりなら存在自体が強すぎなんですが

大人のいい話を間に入れているので、だんだん陣内の魅力にはまっていけます。

その破天荒ぶりも、

目が見えなくて親切にされる永瀬に「おまえはひいきされてずるい」と本気で怒ったり、と

変な先入観のない人間としていいように表れているんだよね~。


しかも陣内は父親にものすごい嫌悪感をもっていて、

その感情が随所に登場するのも人間くさい感じがしてよかったです。

家裁調査官という職業を選んだのも、なんか納得。


小説の語り手はすべて陣内以外なので、

スポットがくっきりはっきり陣内に当たっている感じを受けたかな。




ちなみに「チルドレン」というタイトルは、短編のタイトルの1つで、

陣内の家裁に送られてくる少年の話が2つ出てきます。

この1つがなかなかホロリとさせられるんだ~

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