「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」 (米、2001年) | 無節操ニンゲンのきまま生活

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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ

B級映画仲間・さくちゃんオススメ第2弾^-^

B級映画の帝王、ベン・スティラーの作品です。

ウェス・アンダーソン監督、出演は他にジーン・ハックマン、アンジェリカ・ヒューストンという名優揃い。

グウィネス・パルトロウ、オーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイまで出ています。

天才一家として有名だったテネンバウムズ家。

しかし、父親の自分勝手な生き方をきっかけに、家族がバラバラになっていく。

IQの高かった長男、作家としての才能を開花させた長女、

テニスの一流プレーヤーだった次男が成人した頃、

父親がバラバラになった家族をもう一度取り戻そうとするが・・・

というお話。

まずベン様の映画というと

いつもしっちゃかめっちゃかな映画が多い(「メリーに首ったけ」とかね)ので、

今回もそういう映画かと思ってたのですが、

ちょっと笑いの方向が違いました^-^

話自体は暗めです。

自分勝手な生き方をしてきた父親

そんな父親に振り回されてきたけど、新しい幸せを見つけた母親

妻の死で人生に狂いが生じた長男

自分の殻から飛び出せない長女

苦しい恋に悩む次男

さらに薬におぼれる次男の親友

どうしようもない父親をなぜか支える下男(って言っていいのか・・)

妻の気持ちが見えない長女の夫

もうキャラが全員暗い!

でもなぜかくすっと笑えるんですよねえ。

みんな必死で生きてるんだけど、みんなそれなりに悩んでるんだけど、

どこか無気力で人生投げてて、

それが何でか知らないけどおかしい。

それでいて

父親が真の意味で自分の人生を反省し、もう一度やり直そうとするうちに、

子どもたちがそれぞれに自分の中のわだかまりを解いていくところは

ちょっとジーンと来た。

最後は満足のラストでした^-^


大げさな描写がなくても十分楽しめる「静かなコメディ」映画。

ちなみに、キャッチコピーがとても気に入ってます^-^


テネンバウム家、天才ファミリー
名前だけが、彼らのつながり
求めるものは、心のつながり  



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