- ポニーキャニオン
- シザーハンズ
俳優ジョニー・デップの出世作とも言うべき、15年前の作品。
監督は、これ以降も何作かジョニーとタッグを組んでいる鬼才ティム・バートン、ヒロインにはウィノナ・
ライダーという、豪華な顔ぶれである。
ジョニーが扮する未完成の人造人間は、体は人間、手ははさみ、いわゆる「シザーハンズ」だ。
奇異な外見から丘の上の屋敷にひっそりと暮らしていたが、ひょんなことから丘の下の家に居候することになる。居候先の娘、ウィノナ・ライダーに恋をするが、邪魔をしたいウィノナの男友達や近所の人たちとのトラブルに巻き込まれ、事態は悪い方向へ向かう。
まず印象的なのが、ティム・バートンワールド。
現実的な世界と非現実的な世界を、鮮やかな色合いで一緒くたに描く。
並ぶ家々の色合いもカラフルだが、ファンタジーな雰囲気がとてもかわいらしい。
映像を見るだけでも楽しめると思う。
さらにジョニー演じる、人造人間エドワードの風貌。
なんたって、手がはさみなんですよ!
居候時には庭のお手入れをしたりして、持ち味を存分に生かすのだが、
自分の顔も洗えなかったりと、日常的な不便さをユーモアたっぷりに描いている。
真っ白で無表情な眉毛なしのジョニーの顔が、なぜか愛くるしく感じられちゃう。
そして、
手がはさみなゆえに、
愛する女の子も抱きしめることができない。
相手を一番に思い、自分を犠牲にしてでも好きな女性を守ろうとする姿勢も、エドワード人気の一つだと思う。
とても心あたたまるファンタジーな映画。
ジョニー・デップの作品が出るたびに、「見よう!」という気にさせてくれた映画でもある。
ちなみに、ジョニーさんとウィノナさんはこの共演がきっかけでお付き合いされていたそうな。
「ウィノナ・フォーエバー」というタトゥーも入れたジョニーですけど、今は消しちゃったのでしょうか?
今の私の素朴な疑問です( ̄ー ̄)