お散歩日記

路地裏、バラック、長屋、昭和の香りがする飲食街、遊郭赤線跡地、廃墟、古い町並み、山奥・・・・そんな場所を訪れては下手糞な写真を撮っております。


テーマ:
古の売春資料・奇書・珍本の復刻手掛ける遊郭部氏の最新リリース本を拝受。






発行は氏が率いる売春資料復刻の雄たるカストリ出版、信頼のカストリマークが目印です。





今回復刻された資料にはカストリ出版の出版目録が同封されておりました。氏の斬新なアイデアが目録にも反映されていることが伝わってきます。読者から寄せられた感想文も掲載。今後は遊び心を感じるカストリ出版目録ファンも現れるのではないでしょうか。目録にも期待すること大であります。






此度拝受した復刻本タイトルは「業態者集團地域二關スル調」。










良くこのような資料が入手出来たな、と言う印象であります。昭和初期に於く全国各地私娼窟(公許の遊廓等含まず)の、所在地・戸数・業態者数・診療機関・診療患者延人数・花柳病患者実数の統計が詳細に亘り記載。発行は当時の内務省衛生局・厚生省予防局。昭和八年、九年、十三年、十四年度分が纏められている。





「マル秘」よりも更に秘匿性の高い「カク秘」資料。言わば流出モノでありますね。







大正期の私娼氾濫時代を其の儘そっくり引き継いだ形で迎えた昭和時代。昭和十五年まで当局の私娼取締りが強化された当局と私娼売春業者攻防の時代。この頃の私娼取締りの様相は、寛文、寛政、天保時代の徳川時代三大淫売女取締に匹敵するものと言われております。


昭和の売春博士たる中村三郎氏は昭和二十年代後半までの売春取締は四期に分類されるとし、第一期は初年から同十五年までの「私娼取締時代」、第二期は同十六年から同二十年八月終戦までの「売春取締野放し時代」、第三期は終戦以降同二十七年までの「あなたまかせ時代」、第四期は同二十七年の独立以降、同二十九年までを「売春問題の検討と取締強化時代」の四時代と定義。


中村氏の定義に従えば本書は正に第一期の「私娼取締時代」に該当します。今資料が花柳病(性病)予防というよりも寧ろ私娼取締強化を主たる目的とした調査であるのは明白であります。お時間に暇(いとま)がある諸氏は、この時代の私娼と公娼の花柳病患者数等々を見比べてみるのも面白いかと思います。



現代でも然るべき機関によるこのような資料が存在するのでしょうか。興味深いところであります。 

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