次期民進党代表の呼び声の高い蓮舫参議院議員が代表の出馬表明で「綱領や政策が違うところと一緒に政権を目指すことはあり得ない」とやっと民共合作路線を否定した。

日本の政治の為にも民主主義や自由主義、資本主義を肯定する勢力と否定する勢力が選挙に勝つためだけの野合をするのはよくない。また、参議院選挙であれだけ安倍政権下での憲法議論までもが立憲主義を否定する行為だとわけのわからないロジックを展開していたが、現実に立ち国会における憲法改正議論に「積極的に参加する」と転換した事は我々としては大いに歓迎しますと思っていたら、また民共合作路線を維持するような発言もあり、どのように進もうとしているのかが、やっぱり分からないようになってきてます。

やっと、民進党が現実的な舵をきってくれた事で、今後は既得権を守る保守の自民、革新の民進、そして改革保守の維新という分からいやすい構図になるといいのですが、現実的な舵取りではないのかもしれません。

ただ、それにしても民進党は代表が変わるとこうも方針が変わる政党でいいのだろうか?代表によっては共産とも手を組み、憲法改正もとことん反対する。私は考えは違うが、中には民共合作や「なんでも反対」路線を支持して参議院選挙に投票をした方も多くいたのではないだろうか。

そのような意味では、選挙の度に、代表によって、コロコロ考えが変わる「カメレオン政党」が果たして正しいのかは疑問が残るし、有権者にとっても非常に分かりづらいし、裏切る行為にもなりかねない。

現実的な対応は歓迎するが、いずれにしても信頼は揺らいでいるのではないか。だからこそ、我々 維新の会は約束した事は実行する、改革志向に関してはブレない政治姿勢を示して党勢拡大をはかっていかねばならない。