4月5日に米スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗して、国際宇宙ステーション(ISS)に向かう宇宙飛行士、山崎直子さん(39)が10日、米テキサス州のジョンソン宇宙センターで、打ち上げ前最後の記者会見をした。「(宇宙飛行士候補の内定から)11年間訓練をしてきた集大成。立派な仕事をして、日本人宇宙飛行士のバトンをつなぎたい」と抱負を述べた。

 ディスカバリーは、実験ラックやアンモニアタンクなどを積んだ補給モジュールをISSに運搬する。山崎さんを含む34~51歳の7人が搭乗し、女性クルーは3人。山崎さんは、日本人女性で初めてシャトルの運用を担当する搭乗運用技術者として乗り組む。94、98年搭乗の向井千秋さん(57)は、宇宙実験の専門家、搭乗科学技術者だった。

 クルー全員の会見後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の会見に単独で出席した山崎さんは「飛行1日目にペイロードベイドア(シャトルの貨物室ドア)の展開、2日目にはロボットアームでの耐熱タイル検査を担当する。その作業をぜひ見てほしい」と、特に得意のロボットアーム操作へのこだわりも見せた。ISSでは長期滞在中の野口聡一さん(44)と合流、教育ビデオの撮影や余暇を使った楽器演奏などのプログラムも考えているという。【奥野敦史】

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