トレーサビリティーって言葉がある。
誰が作ってどんな経路を踏んでこの食材が今ここにあるのかってのが分かるって仕組みのことである。
まー食の安全に消費者が感心を持ってきたから、って理由でやっているスーパーや飲食店が増えてる。
ってこれは流通経路が複雑になっちゃったからってことと、コストを抑えるためいけないことをするケースが多くなったってことの証明にもでもありますね。

元来の自給自足型の農家では自分家で作った米や野菜、育ててる鶏の卵に鶏肉、自分家で仕込んだ醤油や味噌、ヤギの牛乳、なんてのを食してたんで、自分を自分で騙すって馬鹿な考えを持たない限り、安全は当たり前だったのだ。

なのに今はこんなトレーサビリティー(変換しにくい単語)なんて概念まで作って、ずるしてないよって宣言しなくちゃならない。

それからもう少し深く考えると、誰が作ってどんな経路でって説明されたって、それさえも嘘だったらそこでお終いだし、そんな嘘かホントか分からない表示に金かけないで1円でも安くしてくれた方がいい。

で、もう少し言うと、本来のトレーサビリティーってどこどこ産のホントに旨いものを使用してるんで食べてみてくれ!どう旨いだろ!ってことに使われるべきであって、私どもはずるしてませんよ!ほらこんな人のよさそうな人が生産したものだもんって、ほらこの笑顔信用できるでしょ、ってかえってなんてどんどん信用できなくなる。

居酒屋ってやっぱり美味しい酒や肴を出来るだけ安く出してあげて、旨いねこれってお客さんに言われて初めて、実はこれ関さばなんですよ、身のしまりが違うでしょってなんて、粋なトレーサビリティーをやって店側は楽しむってのが本来だと思う。
ある意味本物へのトレーサーであることが本質なのだと思う。

大体生産者の顔写真がないと信用されない居酒屋って何者?って感じ。
目利き、味利きが出来ることが居酒屋の前提であり、存在意義であるって思います。

トレーサビリティーってのは言い訳ではなく、含蓄であるって思いますが。いかがでしょう。

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このブログ、たくさんの記事になってしまいました。
お暇なときにじっくりとお読みください。
では。