焼肉屋は週末と日曜日家族連れで賑わっている。

居酒屋から見ると、居酒屋の客に家族連れが増えているといっても、特に日曜日はうらやましい入りようである。
(焼肉屋から見ると平日の落ち込みをどうにかしたいと思っているが)

何とか日曜日の焼肉屋に行く客を居酒屋に取り込めないかと考えた。

スタミナはキーワードだ!かとか色々。


そこで気付いたのは、コミュニケーションの種類が違うんじゃないか、という事。

居酒屋のコミュニケーションは確立していない関係を深める場合に有効で、焼肉屋のコミュニケーションは成熟した関係同士がが楽しむ場合の娯楽であるのではないだろうか。

焼肉屋で食事をとるというのは、家族のような確立されたコミュニケーションの行事としての楽しみ方で、その場ではコミュニケーションの深まりをあまり重視していない。
(これと似ているのは、かにを喰いに行くなんてのが当てはまる。)

下世話な話で、焼肉屋に来るカップルは肉体関係が成立していると聞いたことがあるが、これもコミュニケーション確立後の行事としての楽しみ方だと証明しているのかも知れない。


そう考えると、居酒屋を求める客は確立されていないコミュニケーションを抱えた人たちという事ができる。

実際は、そんな人たちはどんどん減っているのではないだろうか?
携帯のメールでこまめにコミュニケーションの隙間を埋めていることがスタンダードなのである。どんどんコミュニケーションは、違う意味かもしれないがある意味確立(幻想でも何でも、とにかく)されてしまっている、と感じている人が増えつづけていると感じる。


あー嫌なことに気付いちゃったのかも知れない。
居酒屋の真の競合は携帯メールコミュニケーションなのかも知れない。


今人気のblogランキングです