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2008-02-22 01:21:18

小便ホールインワン

テーマ:キャラMONO



968


「トイレは、みんなで

きれいに、さわやかに。  」



朝のラジオ体操なんかのキャッチフレーズかと思いそうになるが、「トイレは、」とついている上に、トイレ内に貼られているからにはトイレのことだろう。


「トイレは、」のところを、


「街は、」

「ご近所は、」

「お地蔵さんは、」

「公園は、」

「家は、」

「田中さん(仮名)の家は、」

「公園で寝ている田中さんの家らしきブルーシートは、」


に置き換えても通用しそうだ。



みんなで使用するものであると、公共性を持たすことによって個々のモラルハザードを抑えようと呼びかけるタイプの厠貼り紙だ。


全力で走った後の息切れの如し、一言ごと短いセリフで区切られた一句は、4、4、4、5。

黄色の紙に、親しみの持てる丸みを帯びた一筆はここの商業施設の誰かが書いたものだろう。


「さわやかに」の後の句点こと「。」だけが、マジックではなくボールペンらしきもので書かれているのは、一度貼り終えてから、締めの「。」を書き忘れていたことに気付いたのだろう。普通なら、そんなところなど放っておけばいいものの、何かしら律儀な性格なのか後から書き足したと思われる。

そういうところは細かいが、ペンの種類を合わせなかったところはどうなんだろう。

変なところに拘る人なのかもしれない。



なんて人物像を想像したところで、「。」第三者のただの気まぐれによる落書きだったりするかもしれないのだ。




他には、





969


「 お知らせ

消防署の、ご指導により、

店内は、禁煙となって居ります。

ご協力、お願い致します。

      (株)●●●●●店   」



トイレも含め店内ということ。


それにしても、こちらは先ほどの手書きのものと違ってプリントしたもののようだが、「、」の打ち方・・・。

この細かい息切れ「、」の打ち方は、おそらく先ほどの一筆と同じ方が入力したものだろう。

多分そうだ。


目隠しされて、ポカリスエットとスイカの汁の味を見極めるぐらい分かりやすい特徴の有る句読点の打ち方は、見たこともないあの人に違いない。


さわやかさんに違いない。


句読点にこだわりのある、さわやかさんに違いない。


どうせなら、


「お、知、ら、せ」


と区切らなかったところが悔やまれる。



ここのトイレではもう貼り紙はないなと見渡したところ・・・、









970


なにか、お花の先生が生けたと思われる作品があった。

作品名はなんだろう。


「トイレの混沌と静寂」

「無理やりな棚」

「白きジェットストリームアタック」


といったところか?

個室と壁の隙間、明らかにデッドゾーンになっていた箇所に、これまた明らかにDIY(Do It Yourself)精神よろしく後付けされた棚に、何も隠そうともせず並べられたストックのトイレットペーパー。


別称「トイレットペーパーの予備こんだけです」


とも呼べる。


それだけならまだしも、先ほども触れたが、








971


何、この花瓶、もといトイレットペーパーの扱いは?


花ありきのトイレットペーパーであり、トイレットペーパーありきの花でもある。

本来なら「花」のところは「尻」という単語がはいるべきだが、ここではトイレの一輪の花を支えるべくトイレットペーパーが活躍している。


トイレットペーパーの芯の穴はホルダーに通すだけではなく、入るものはとりあえず入れてみよう精神の試みがこれだろう。

紙の量に余裕のときは縦に立てて、花を始め、鉛筆や箸、なんならちくわだって挿すことが可能だ。

形と空間を無駄にしないという点ではむしろ誉めるべきではないか?

一応お店としてこういう趣向はマイナスに思われがちだが、逆手に取れば、ここまでしてトイレに花を飾りたかった想いは買いではないか?


造花だがな。

造花だがな。

造花だがな。

これが本物の花で水が必要となれば、まっ先にその容器となっているペーパーが溶け出すことだろう。

水溶性であることを、その身をもって証明してくれることだろう。


一流デパートではさすがにこのような趣向は拝見することはないが。ここは地域密着主義、激動の昭和も一生懸命頑張りぬきましたといった感じの商業施設なので許される。

道のすぐ横では、これまた闇市の頃からあったような商店街が、今もシャッターを昼間っから閉めることもなく活気よく商いを展開している。

むしろまだ昭和臭がする商店のことを、私は大好きだ。


それゆえに花もトイレットペーパーのどちらも違和感なしに、このトイレの一角に収まりきっている。

まるでそうであることが当然かのようにだ。




そしてその鑑賞に答えるべく、







972


トイレットペーパーには、店名・住所・電話番号が印鑑で押され済みである。

ここオンリーのトイレットペーパーだと。

さあ、見てくんろと。


またここのトイレのものだと誇示することで、持ち帰りを防ぐ意味合いも兼ねていると思われる。

持ち帰られたところで多少なりの宣伝にもなる。なんならその面を、水戸黄門の印籠の如く腕を前に突き出して、街を歩いてもらいたいくらいだろう。



残念なのは、使用していけばいくほどに徐々に店の情報が消えて行ってしまうことだ。しかも使用時に一巻きぐらいの薄さでは、横の文字など読めたものじゃない。




さて、デッドスペースを何とかして華のある、まさに花(造花)のある箇所に作り変えた棚をいじるのはこれでいいかなと思っていた矢先である。





私は見つけてしまった。






見逃さなかった。










973


棚の下の壁に何かが貼られているではないか?


私の身長が177センチ。

棚の高さが約140センチから150センチの間。


その場合私の目の高さから、下方へ目線を向けた場合には棚・トイレットペーパーの上部しか見えていなかったのだが、ちょっとその棚がある壁から離れた一瞬に何かがチラッと目線の隅に入ったのだ。





何かがあると。







そしてもしやと屈んだ先にあったものは、











974


なんかおる!


なんか可愛らしいのがおるがね!



もはや気分は何かしらの遺跡を発掘してしまったかのようだ。これは発見だ!







では、拡大してみよう。

ちなみに棚の下のために、ただでさえ暗いトイレの中で、さらに月の裏の如く明かりがなかったためにフラッシュを焚かしてもらった。

トイレでフラッシュは非常に危険である。それはトイレ内で、あってはならない光だからだ。

第三者の目に入れば、もはや弁解の言葉なしのところだが、この時は運良く私以外にトイレの利用者の姿はなかった。


では見て頂こう。









975


「トイレはきれいに」


青空の下のゴルフ場と思われるところで、これでもかと愛くるしい笑顔の擬人化されたダックがそこにいた。

モザイク処理をさせてもらったところは、某引越し社の社名と電話番号が入っており、その社名からこのわんぱくダックが結びつくこととなる。察しのいい方ならば、どこの引っ越し屋さんかは分かるだろう。



これは、もう少しで見逃してしまうところだった。

ただでさえ低めの棚なのに、加えてその上にこれでもかと目立つような花(造花)の生け方がされたトイレットペーパーという目立つ存在があったために、それだけで満足してしまうところだった。


野生の勘と言うか、「厠の勘」「ここにも貼り紙あるねんで!」と教えてくれたのだろう。

気付くことが出来て本当によかった。

このダックの笑顔に出会えなくなるところだったではないか。

これによってますます棚が後付けされたことが証明された。普通、棚のすぐ下にこんなシールは貼ったりしない。

つまりはシールが先に壁に貼られており、後になって予備のトイレットペーパーの置き場所もとい花の生け場所が作られたのだ。



それでも剥がされてなかったのは、この日のためと思いたいところだ。

出逢うべくして出逢ったと思いたい。





ところで便器の比喩だとは分かるのだが、よくよく見れば、この子ってばゴルフのグリーンのカップに立ち小便しているではないか?いい子はこんなことしては駄目だ。例え、わんぱくダックでもだ。



小便のホールインワンは便器のみでお願いします。





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都内、某商業施設にて

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2008-02-21 03:45:10

本日は「女子マネージャー列伝」で

テーマ:***お知らせ***

どうもです、「厠(かわや)イヤミ百景」の管理人こと、イラストレーターのleolioです。


本日は、「女子マネージャー列伝」 でお楽しみ下さい。

http://jyoshimana.seesaa.net/



967


当方が運営しているブログの一つですが、半年以上放置プレイしていたところ、今回更新を再開致しました。


言っておきますが、架空の部活動の架空の女子マネージャーの話です。

全て、私の想像上です。


一種の頭の体操みたいなものです。

「あっ、この人妄想癖があるんやぁ~」ぐらいで流しておいて下さい。



全国の女子マネージャーに光を!
優しく見守って下さい。




次回の「厠(かわや)イヤミ百景」の更新は、明日あたりです。





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女子マネージャー列伝
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ではでは。

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2008-02-12 02:37:59

THE マムシトイレ

テーマ:注意一秒


962


「マムシ注意



とんだトイレの入口である。

とある山間の公衆トイレの前に大きく一句。


トイレは自分の中の排出物を出すなり、せちがらい外の世界で唯一素に戻れる場所である。

つまりはリラックスゾーンであり、解放区

「やっぱり素顔の君が一番」の場所でなければならないのに、トイレに入る前からこの挑戦状。


「薄さ0.001ミリのガラスを割らないように100メートル全力で駆け抜けて下さい、失敗するとお宅のかわいいワンちゃんに高級肉の味を覚えさせます。一度味をしめたからには、明日からエサ代がかかりますよ!」と、脅迫されたかのような緊張感が生まれる。


まだ犬の味覚が多少贅沢になるくらいならまだしも、相手は「マムシ」である。


普段ならとんと出逢わない。

出逢うわけがない。

コンビニにはいない。



明らかに出逢った瞬間に友好関係を結べるようなお相手ではない。

なんてったって、噛むことを得意とされているし、さらには毒をお持ちではないか?

死亡率は低いとはいえ猛毒に変わりはないし、インフルエンザの予防注射でもない限り、出来れば自ずから体内に毒は注入したくないのが人の人情。

そんなMA☆MU☆SHI。



トイレはみんな解放区かと思えば、ここのトイレときたら油断ならないのである。

排泄物を出してスッキリ顔をしている、その足元にマムシがいつ何時現れるか分からない。

個室でどっこいしょと座って構えていれば、空からこぼれたSTORYよろしく天井から細長いものが落ちてこないとも限らない。


「注意」の漢字くらい大抵の人は読めるのに、わざわざ赤文字にした上に漢字の横に強調するように点まで置かれている。

「わき見運転注意」ならまだ自分との戦いであるが、「マムシ注意と来れば自分対アニマルとの戦いの話である。そう言われて、自信を持って勝てると言える現代人がどれほどいようか。


マンガ的表現で、DB(大便)をトグロで表現するときがあるが、ここと来たら下手すれば本物のトグロを見てしまうことにもなりかねない。しかも低温でアライブ。




まあここが山深いところにぽつんと建てられた公衆トイレだから仕方ない。

正にならではである。






やはり一番に伝えなければならないことの方が、大きく書かれるのが普通だろう。

駐車厳禁の看板より倍近く大きい「マムシ注意の看板を尻目に、トイレの中に入れば意外と綺麗に整備されたトイレであった。


よく古びた公園などには、遊具のコンクリートの山と同じように作ったんじゃないかと思ってしまうような、コンクリ打ちっぱなしの風通り抜けっぱなしのトイレを見掛けるが、ここはそれらと違っていた。



あえて日本人が好みそうな和風スタイルにデザインされ、整備されたトイレ。表の看板の危惧するところとのギャップが尚さら怖い。


わりかし綺麗なトイレを建ててみれば、後になって管理事務局に届くメッセージは「マムシが出たぞ!」

思わぬ珍客に急遽このような看板が立てられたのであろう。

「後は皆さんでどうにか気をつけて下さい」という自由に放物線を描く玉だけが投げられた。



輸出タイトル「SUKIYAKI」こと、「上を向いて歩こう」という曲があるが、ここでは「下を向いて歩こう」と書いて「MAMUSHI」である。

♪下を向~いて あ~るこ~ぉぉぉ♪

♪マムシに 噛まれ ないよぉぉぉぉぉに♪




幸い私が入ったときには他の人間の姿もとい、マムシの姿は見かけなかったが、男性など用を足そうと小水用便器の前で、自分の棒状のナニをポロンと出しているときに、形状が似てると言えば似ているマムシに「ナニ奴!」といきなり飛びつかれて噛まれた日には呼びたい助けも呼び辛いものである。





966



まあ噛まれた日には、普段の倍の倍の倍ぐらいには腫れ上がることだろう。




トイレのはずなのにありえない緊張感。恋はスリル、ショック、サスペンス。

「幽霊注意と書かれた看板のある、廃墟に踏み込むのにも似ている(そんな看板見たことない)。



公衆トイレなんて何気ない面して、何気ない気持ちで利用するのが当たり前となっていた現代人の緩んだパンツの紐に一石投じるここのトイレ。安全にトイレが出来るということが、どれほどありがたいことか分からせてくれるではないか?






963



ポロンとした途端に噛まれては大変だが、そんな小水用便器の間には、








964


「いつも きれいに 使って

くださって ありがとう   」



軽くタメ口である。


どこかの世界で俗に言う「紙足りず現象」と見た。


その手書きのイヤミ注意文。

文の最初っから最後まで丁寧な言葉で締めようと思いきや、「ありがとう」のところまで書いた段階にて、続く「ございます」を書くスペースがなかったことに気付いた一筆であろう。

雷光きらめくが如く、「足りんがね!!」と気付いたときは既に遅し、紙のスペース具合の計画に不備があったために最後がタメ口となってしまった。


配置スペース的に置けると思って購入した大型冷蔵庫が、配送到着日にまず玄関を通らなかったのにも似ているだろう。「そこだったんかい!」と。



そしてこれは上から見下ろしたパース的にそう見えるのを除いても、「いつも」という文字がちと大きい。

まず「いつも」と書いてみたものの、「ちと残りを書くには大きく書き過ぎたかな?」と一度は文字の大きさに修正を加えたのもアフターカーニバルだったのであろう。



それでもだ。

ここ、マムシが出てくるような山間にポツンと建てられた公衆トイレ。



当然、私がこのトイレに訪れたのは初めてだ。

他の人もほとんどが初めてか、それでも度々訪れるような人はいないだろう。



普段身の回りのコンピニ・公園のトイレならば、まだ「いつも」もなんとか適応されるところだろうが、ここほど「いつも」が似合わないトイレもない。

「趣味は山登り、理想の仕事は山登り、好きなスポーツは山登り、三食昼寝つきで山登り、嫌いな言葉は"遭難"」というほどの山男ならばまだしも、一般ピープルはあまり訪れるような場所ではない。



よくある定型文のイヤミ釘刺し型のトイレの貼り紙を元に書かれたのだろうが、ここでの「いつも」はあまりに日常から遠い。


「初めて きれいに 使って

くださって ありがとう」


と書かれたところで、普段からどんだけノーマナー野郎として捕らえられているんだ、俺の何を知っているんだと問い詰めたくなってしまう。


まだ


「マムシが来ないように

足踏みしながら用を足して下さい」


と書いてくれた方がいいのではないか。

足踏みしながらでもアウト・オブ・便器へのおこぼしは許されない。





最後に個室にて、







965



個室内上部に設置された貯水タンクのパイプと壁の隙間に予備のトイレットペーパーがセットアップこと、セタップ。


よく考えれば、棚や掃除用具入れなどといった暗く狭い場所にマムシってば入り込んでいそうだ。

そりゃ掃除される側もいろいろオープンにしておきたいのであろう。


トイレットペーパーを出そうとしてマムシに噛まれた日には孫の代にまで語りつがれる。

「勇敢にトイレットペーパーを出したそうじゃった・・・」





あと、棚がないという点は無視で。







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