国際宇宙ステーション(ISS)へのとびらが開くと、山崎直子さんはシャトルクルーの先陣を切ってISSに飛び込んできた。出迎えたのは、昨年12月から長期滞在を続けている野口聡一さん。互いの顔を見つけると、笑顔で歴史的瞬間を喜び合った。

 青いシャツにズボン姿で連結部をくぐり抜け、ISSに入室した山崎さん。カメラを手に出迎えた野口さんに手を振り、日本人同士で初の“宇宙対面”が実現した。

 ISS船長の歓迎あいさつが終わると、山崎さんは野口さんに促されて日本実験棟「きぼう」の船内実験室へ。自ら開発に携わったきぼうの内部を、感慨深い様子で見て回った。初飛行の山崎さんは無重力に慣れていない様子で、壁や手すりにつかまりながら、慎重に船内を移動していった。

 一方、ベテランの野口さんは余裕たっぷり。ISSに設置されたカメラに向かって仲間と手を振ったり、親指を立てたりして、クルーの到着を歓迎した。

 山崎さんの元上司で宇宙航空研究開発機構(JAXA)広報部の三輪田真さん(58)は、入室の様子を映像で見守った。「まさか一番に入ってくるとは思わなかった。自分が作ったきぼうに入ったのも、格別の思いがあっただろう。存分に宇宙生活を楽しんできてほしい」と話す。

 日本人飛行士は今後、来年春に古川聡さん(46)、2012年に星出彰彦さん(41)がそれぞれロシアのソユーズ宇宙船に搭乗し、ISSに長期滞在する予定だが、日本人同士が宇宙で対面する予定は今のところない。

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