4月30日(水)晴れ『花をかう日』
テーマ:アニマシオンの本4月30日(水)晴れ『花をかう日』
漢字を教えるコツというものはあるのだろうと思う。2~3年生が山だと思う。基礎基本になる漢字がそろうからだ。それに、この時期の子どもの興味関心がまっすぐにそこへ向うからだ。その時に、ドリル的に反復訓練で覚えこませようとすると、それも喜んでやるのだが、漢字学習というものは記号のように覚えるものだという観念がしみついてしまう。ちょうど九九や足し算引き算を百ます計算で追い込むのと同じだ。
4年生なると、突然に煩雑な漢字が並ぶ。系統化するのは非常に難しい。配置する人自身がそんなことは考えなかっただろう。それでも、面白くする方法はないかと考えている。そうして一日が過ぎる。
さて、5月に入る。この季節にぴったりの読み物。あまんきみこ作『花をかう日』(味戸ケイコ絵、ポプラ社、1999.6、1,300円)。私はお姉ちゃんの誕生日のお祝いに花を買う。目の見えないお姉ちゃんにはすてきなにおいの花がいい。お店を出てくると、おねえちゃんが盲導犬のシェピィと一緒に向こう側の歩道を渡ろうとしている。途中失明のお姉ちゃんにシェピィが来た。そしてやっと外に出ることにしたのだ。大丈夫だろうか。気がつくと、おかあさんが少し後ろをついて来ている。でも、ぼうっと影のように。でも、安全に渡ったら、お母さんの影は消えていた。足をけがして寝ているお母さんの心が心配でくついてきたのだろう。私はお姉ちゃんの後を追いかけた。「あとは、わたしに、まかせてね。」と。
突然失明した姉を抱えてとまどう家族、そして、盲導犬に励まされて外に出る勇気を得て一歩をふみだす日の喜び。すてきな絵本だ。あらためて紹介しておきたい。
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