July 07, 2016

iNotesのArchive Policyの仕組みを解明したい! -3-

テーマ:Test Lab.
<話題の履歴>

iNotesのArchive Policyの仕組みを解明したい! -1-
iNotesのArchive Policyの仕組みを解明したい! -2-


前回は、PolicyのAssignによってProfile文書がどのように変更されるかを試してみましたが、残念ながら解析できませんでした。

今回は、もう少し考えるところがあるので、再度実験してみたいと思います。


前回の試験は既に一度Policyが適用されたUserを使っての試験となっていましたが、新規Userの場合はどういう動作になるのかを試してみたいと思います。

というのは、Archive Menuを表示(Archive条件の表示)する場合、Mail DBのどこかにその情報を持っていると思われるからです。

その前に、前回のProfile文書で気になっていた"iNotesArchiveProfile"の内容を覗いてみたいと思います。
前回導入したProfile文書の確認Toolでは、iNotes系のProfile文書はFormが無い為、表示することが出来ません。
このようなProfile文書を確認するには、LotusScriptのGetProfileDocument Methodを使って内容を確認する必要があります。
目的とするProfile Documentの名前は分かっているので、このMethodで確認が出来る訳です。

新しくDBを作成して簡単なLotusScriptのAgentを記述します。

Sub Initialize
Dim ss As New NotesSession
Dim db As NotesDatabase
Dim prof_doc As NotesDocument

Set db = ss.Getdatabase("DomSrv9/Lotus", "mail\siwama.nsf", False)
Set prof_doc = db.Getprofiledocument("iNotesArchiveProfile")

End Sub

このAgentを対象文書は無しに設定して、LotusScript Debuggerを有効にしてMenuから実行すると、Profile Documentの内容がDebuggerの変数として確認できるのです。

iNotes_Archive_6

しかし、この内容のItemを見ても、何ら参考になる情報はありませんでした。

iNotes_Archive_7

このProfile文書には、iNotesの個人で設定するArchive条件が保存されているのかも知れません。


では、新規にUserを作成して試してみることにします。

その前に、Server Configuration文書でLocal ArchiveもOffline Serviceも使えなくしておきます。

iNotes_Archive_8

これで、新規にUserを作成して、CustomizeしたTemplateを適用します。
また、Profile Documentを確認するためのFormも入れておきます。

この状態でNotes Clientから確認すると、Oganizational Policyが適用された状態で、Archive Menuは表示されない状態になっていることが確認できます。

iNotes_Archive_9

同様に、iNotesでもOfflineもArchiveも利用できない状態になっています(OflineだけはPreferenceのMenuに出てきますが、内容を設定することはできません)。

iNotes_Archive_10

iNotesからAccessした時点でProfile Documentの状態を確認すると、以下のようになっています。

iNotes_Archive_11

PreferenceをUIから更新した訳ではありませんが、UIで更新した時と同じProfile Documentが更新されています。
これは、iNotesに最初にLoginした際の動きだと思われます。

では、このUserにDynamic Policyを適用するために、GroupのMember編集を行い、Dynamic Policyが適用されたのを確認します。

iNotes_Archive_12

この時点でNotes ClientからMail DBを開くと、Archive MenuにArchive条件が表示されていることが確認できます。

iNotes_Archive_13

一方、iNotesではArchive Menuは表示されないままとなっています。

iNotes_Archive_14

IBMによると、iNotesの場合は、Dynamic PolicyのGroupが変更されたりして、Archive Policyが変わった場合はPreferenceを保存しないと有効にならないというのが仕様となっているとのことです。

Profile Documentを確認しても、この時点では何も変更されていないことが確認できます。
つまり、Dynamic Policyの適用により、強制的にProfileが更新されるような動作にはなっていないようです。

iNotes_Archive_15

ここから、最初に定義した、

3) iNotes Preferneceを手動で更新した際の動作

の検証になります。

ここで、iNotesのPreferneceを保存してみます。

しかし、Archive Menuは表示されません。

iNotes_Archive_16

Browserを起動し直しても、Archive Menuは表示されないのです。
この時点でProfile Documentの状態を確認しても、通常変更されるProfile Documentの更新しか行われていません。

iNotes_Archive_17

つまり、Preference保存で、Archive Policyが有効になるというIBMの説明は間違っていると思われます。
HTTPをRestartしてみても状況は変わりませんし、再度Preferenceを保存しても状況は変わりません。

iNotesの場合は、Notes Clientのように、DBにAccessした時点でPolicyが配布される動きにはなっておらず、別の要素が関係しているようです。
記事が長くなりますので、更なる解析は次回に行いたいと思います。

今回は、新規にUserを作成して、PolicyがAssignされた後の動きを見てみましたが、残念ながら動作を解明することはできませんでした。

次回は、もう少し調査を進めます。

<続く>
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